鈴鹿・雨乞岳・コクイ谷〜神崎川源流周遊遡行
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- GPS
- 07:34
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 924m
- 下り
- 924m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●雨乞岳登山口からしばらくで杉林の中を歩くが、道が不明瞭でよくわからない箇所もある。迷って遭難することも無いと思うが、注意しないと(とくに下山時)本来の道から大きく外れてしまいそうだ。 ●コクイ谷にも登山道があるが、不明瞭な上に徒渉もある。増水時は渡れなくなる可能性あり。また道標もほとんど整備されていないので注意がいる。実際にコクイ谷の中で迷っている登山者に遭遇した。山行前には、情報収集はしっかりとしておきたい。 |
写真
感想
早めに到着したはずなのに、すでに武平峠付近の駐車場はいっぱい。仕方なく、滋賀県側にしばらく下った地点の路肩に駐車。また今日は警察のパトロールが頻繁に走っていた。
北陸を出発するときは小雨だったが、鈴鹿に着くと上空は一面の青空。いつものことだが、太平洋側は日本海側の天気とはぜんぜん違う。
雨乞岳への登山者は少ないだろうとたかをくくっていたが、ゾロゾロと入山して行く登山者にびっくり。さすが鈴鹿の山、どこの山も大人気である。
コクイ谷本流と登山道が交わる地点で沢に降りて腹ごしらえ。清冽な水の流れと、どこまでも透き通る青空に囲まれて至福の一時。これだから"沢"はやめられない。
コクイ谷本流は平凡な谷だが、右岸から入る谷はどれも切れ込むという感じで大きな滝をかけていて見応えがある。それぞれが立ち止まって撮影にいとまが無い。谷も全体に明るく、"鈴鹿らしい"谷だった。
ここで迷ってる登山者に遭遇する。どうも下流のコクイ谷から入ってきたらしいが、途中で道を見失って沢に降りてきてしまったらしい。沢沿いに行けば登山道に出られることを告げて先を行く。この辺りは道の整備が行き届いていないし、不明瞭なので安易な入山は要注意だろう。
神崎川本流出合で一息つく。周囲には登山者が多く、ちょっとびっくり。しかしこれが鈴鹿の山。どこも人がほんとに多い。
登山者を横目にいよいよ遡行開始。快晴の中を思い思いの場所を探して谷中を歩く。とくべつ難しい場所もなく、しかも気温が高いので、みんなバシャバシャと水の中に入って歩いた。
そうこうしていると、目前に地図にもある大崩壊の大伽藍が飛び込んでくる。規模が大きく、だんだんと崩壊しているようだ。雨の日は怖そうな景色である。そんな景色を眺めながら遡行を続けると、谷が急角度に曲がってくる。するとそこはミニゴルジュ。ここが今日の核心部。逆光になった滝のしぶきがキラキラと輝いて眩しいほど。ホールドスタンスは小さいながらもしっかりとしていて、フリーで登ることができた。その上にも小滝が続き、見せ場いっぱい。予想外の楽しい遡行となった。
日本庭園のような源流帯を詰めると、脇の谷にはまだ雪渓が残っていた。通りで水が冷たかった。そんな景色を楽しみながら高度を稼ぐと、だんだんと谷線が小さくなって、ついに藪に突入となった。しかし笹の丈は小さく、藪漕ぎとしてはまったく易しいもの。振り返ると山頂らしきところに登山者が見えていた。
沢の内容は1級程度だが、広く明るい谷を行くのはなかなか楽しいもの。沢を歩くと足が洗われるだけではなく、心も芯から洗われる。まさに全身リフレッシュ!
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