奥明神沢から前穂高岳 降雪のため奥穂南稜からルート変更
- GPS
- 16:41
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,852m
- 下り
- 1,849m
コースタイム
5日 BC4:12-南稜取付手前撤退5:16-5:26岳沢ヒュッテ5:47-前穂明神のコル8:31-前穂高岳10:04
下山10:20-前穂明神のコル11:21-12:08岳沢ヒュッテ12:42-BC13:00-撤収15:40-上高地17:27
天候 | 4日 晴れ〜曇り〜雨〜雪 5日 霙〜曇り〜ガスと強風〜曇り・小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
今年の春合宿は、岳沢BCで3日間の雪訓とバリエーション予定だったが、
天気が悪く大幅変更となってしまった。
当初3日からの入りを雨予報だったので、4日からに変更。
5/4
沢渡第2駐車場から5人でタクシーの相乗りで上高地BTまで入る。
河童橋を渡って、岳沢ヒュッテまで約3時間で到着。
先行で入っているパーティと合流だったので、テントを探すがここではなく、
少し下の湧水の近くにBCが設営されていた。
登攀の準備をして、明日登る予定の奥穂高南稜の偵察に向かう。
尾根下部から取り付き雪田を少し登ってルート確認。
トレースが有るしトリコニーも見えるので、問題なく行けそう。
扇沢からデブリ跡を下り、BC付近にて雪上訓練。
スタンディングアックスビレーと懸垂下降の練習し、3時で行動終了。
テントに入ると結構な雨が降ってきた。
夕飯食べて8時に就寝。雨は、雪へと変わっていた。
5/5
4時過ぎに奥穂高南稜へ向けて出発。15cmほどの降雪をラッセルしながら登る。
霙混じりの雨が降っていたが徐々に止んできて天気は、回復方向。
しかし、夜中の降雪と今日の気温上昇で雪崩の危険度が増しているのと、
南稜を抜けた後、ジャンダルム経由の天狗沢までが長丁場なので、
ラッセルで時間が掛かるとのリーダー判断で、尾根下部付近で中止となった。
岳沢ヒュッテまで戻り、作戦会議。コブ尾根に行くか悩んだが、奥明神沢からの前穂高岳に変更となった。
6時前に再出発。トレースが無いのでゆっくり奥明神沢をラッセルで登っていくと後続に9人の団体が上がって来た。
じきに追いつかれ、先頭をパーティで交代しながらラッセルしていく。
3時間弱で前穂明神のコルに着き、前穂高を目指すがここから岩稜と雪のミックスとなりトレースが無いので、
ルーファイに迷っていたところに、単独者に抜かれルート開拓して頂いたので、助かりました。
ガスと強風の中、西穂高より少し難しい岩稜ミックスを登ると1時間で前穂高岳登頂。
ガスの中で視界が無く、道標も無いのでGPSで山頂確認。
下山は、岩稜を避けて前穂沢を下る予定だったが、下界が見えないので、そのまま元来たルートを戻ることに。
コルからは、シリセードで楽に下れると思っていたが雪が重く、なかなか滑らない。
仕方なく奥の手のゴミ袋投入でようやく滑れたが、半分までしか下れなかった。
12時過ぎにヒュッテ到着し、今後の予定を考える。6日の天気は、朝から雨予報。
まだこの時間なので、下山決定。BCにてテント撤収し、3時半に下山となった。
初めての岳沢で生憎の天候となってしまい、消化不良となってしまった。
近いうちにリベンジしたいな〜。
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