初韓国・最高峰ハルラサン(済州島漢拏山)
- GPS
- 08:40
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,113m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
天候 | 快晴のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○バス停が目の前にあります。それなりに本数はあるようですが調べませんでした。 ○下山時、客待ちタクシーが3台いました。チェジュ市内から3000円程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ハルラサン(漢拏山、ハルンサン、Hallasan)1,950mは、チェジュ(済州)島にある独立峰で、世界遺産エリアにある韓国最高峰、韓国100名山のひとつだそうです。 ○城板岳(ソンパナク)管理事務所から山頂往復(往復19.2km、登距離↗1,200m、韓国標準で山頂まで04:30hrs)。距離と登距離のイメージとしては渋沢駅からの塔の岳往復より少し短い感じかもしれません。 ○頂上まで行ける2ルートのひとつ。最もポピュラーです。 ○ほぼ1本道で間違える事はありません。随所に距離を示した道案内があります。 ○道は歩きやすいトレイル。石畳、木道、階段など。歩きやすさでは伯耆大山に似ているように感じました。 ○トイレは事務所、休憩所など随所にあります ○ソンパナク事務所(750m、トイレ、売店、登頂証明) →(4.1km、01:20his)ソクバット(Sokbat)休憩所(1,100m、トイレ) →(1.7km、00:40hrs)ソクバッ休憩所(40分)サラオルム分岐(1,250m) →(1.5km、01:00hrs)チンダルレバッ休憩所(1,500m、トイレ) →(2.3km、01:30hrs)ハルラ山頂 ○登山口で登頂証明をもらえます(1,000ウォン) ○ソンパナク休憩所(標高1,500m)では13時を越えるとその先には進めません(コース定数34) |
その他周辺情報 | ○登山口は5カ所あり、いずれも駐車場付きです。うち東麓のソンパナクと、北麓の観音寺(Gwanemsa、グオヌンサ)が山頂に行ける登山口です。9割方ソンパナクから登っているようです。グオヌンサは距離が短く、標高差も1,400m程度あり、急登もあります。 ○レンタカー2台借りて、前日は南海岸のリゾートコンド、当日は北海岸のリゾートコンドに10人で宿泊しました。 |
写真
感想
初の韓国登山でした。チェジュ島(済州島)にあるハルラサン(漢拏山)1,950mは韓国最高峰。海に浮かぶ島の独立峰は天気にも恵まれ眺望は抜群。世界遺産のシンボルであることを示していました。
今回は韓国人2家族と計10人での山行。主要なコミュケーションはグーグル翻訳というなか、前泊後泊も共にして親交をを深めました。
最もポピュラーなソンパナク管理事務所から往復20km、高低差1,200mの行程です。例えるなら、渋沢駅から塔の岳往復に匹敵する距離と傾斜かもしれません。
道は、整備が行き届いていて岩場もザレ場もありません。木道や階段が続き体の負担が最も少ないトレイルとなっていました。非常に整っています。伯耆大山の山頂部分の歩きやすさに少し似ているように思いました。
行程では、前半4km過ぎのソクバッ休憩所までは標高を350mあげるだけのなだらかな道が続きます。これをウォーミングアップとしてゆっくり歩きました。ソクバッを登山口と見立て、標高1,500mのチンダルレバ休憩所から本格的な山歩きかなあとイメージしました。実際は1,700m過ぎまで樹林帯が続き、最後の30分で視野がひらけます。傾斜も最後までさほど急になることもなく、遊歩道状態が続きました。ウォームアップをじっくりしたことから、体力的には想定ほどダメージを受けませんでした。
とはいえ、晴天に恵まれたことが大きく、天候悪化には十分な備えが必要です。途中売店はありませんので、行動食、水は多めに持参するのが吉。
自分としては高負担の山行と予想。標準4時間30分のところ、1時間以上余分にかかることを想定。多めの行動食、水を用意しました。ザックが大きいね、と言われて山に入りましたが、みんなに水や食料を分けたこともあり下山時はほぼ全て無くなりました。
ソンパナク管理事務所(750m)06:02→07:31ソクバット休憩所(1100m)07:35→08:15サラオルム分岐(1250m)
→09:00チンダルレバッ休憩所(1,500)09:19
→10:47ハルラ山頂11:33→14:56ソンパナク休憩所
平日にかかわらず登山者は多かったです。韓国の方は登山よりもトレイルランニングをするイメージの方が多いように思いました。スピード重視で息を切らしてガンガン歩いている方が多くいました。その半面、手ぶらの方、ワンピース姿やサンダルの方もいました。ハイカットのシューズは1人も見かけませんでした。
整備が行き届き、入山規制を厳しく行っているので、かえって安心して気軽に山に入る文化なのかもしれません。天候が厳しくなる2,000mを超える山がない事なども山行スタイルに影響しているのかもしれません。
言葉も、食べ物も、習慣も、山歩きも、似ているけれど随分違うというところが随所に見受けられました。同じような顔をしてきるから文化も似たようなものを期待してしまうかもしれませんが、当たり前のことですが実際は異なります。文化の違いをたくさん感じられる良い旅となりました。10人の間では相互理解が深まった充実した山行となりました。
彼らが日本を来訪する時には、日本の文化を丹念に伝えていければと、今から楽しみにしています。
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