棡葉窪・ナメイリ沢・市道沢遡行
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- GPS
- 08:40
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 776m
- 下り
- 689m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:40
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
棡葉窪・ナメイリ沢・市道沢遡行記録
作成:大山
■日程 2019/6/2(日)日帰り
■山域 奥多摩
■天気 曇
■メンバー
CL丸山(35/OB) SL鶴田(40/B2) 橋本(40/B2) 大山(41/B4)
■総評
沢初心者にとっては、沢に足を慣らしながら徐々にレベルを上げるのに良い難易度の沢であった。
経験者にとっては物足りない沢だが、その沢の規模の割には立派なゴルジュなどもあり、期待しなければ楽しめる。短い沢が多く、一日に何本も遡行できるのはこの山域ならではである。
■ヤマレコ記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1887890.html
■タイムスタンプ
8:39 駐車スペース発、棡葉窪遡行開始
11:03 棡葉窪遡行終了
11:20 駐車スペース着
↓移動
11:32 駐車場所発、ナメイリ沢遡行開始
13:44 ナメイリ沢遡行終了
13:52 詰め終わり
14:28 駐車場所着
↓移動
14:39 駐車場所発、市道沢遡行開始
15:46~16:06 市道沢F2登降
16:06 市道沢下降開始
17:16 市道沢下降終了
■行動記録
予定よりも50分ほど集合が遅れる。どうせなら待機や移動の車中で寝ているべきだったか。
見当違いのところに水線を引いているのを指摘されリサーチ不足を感じる。
最初の棡葉窪の入渓点近くで着替える。サワタビはフィッティングのみしかしていなかったので、「歩いたら親指の皮剥けそうだな…」などと思う。
○棡(ゆずり)葉窪
今回登った三本では一番綺麗な沢だったように思う。
車を停めた清水橋近くに苺らしき植物があり、後で丸山さんからヘビイチゴと教えてもらう。
主な滝は鶴田さんリード、橋本さんセカンド、大山が登って丸山さんがラスト。
・棡葉窪の出合からしばらくは小滝の連続。他の三人が簡単に登っていく中、時折足の置き場に困ってお助け紐を出してもらいながら登る。
・F1(5m)では初めて中間エイトを使って登る。まだサワタビでの重心移動に慣れていなかったためこの日は全体的に苦労しながら登る。
・F3(3m)では鶴田さんが右から、橋本さんが左から登攀。
詰めずに左岸から径路に出る。土が柔らかく、不安定な足場を下り、清水橋近くに出てきて終了。
○ナメイリ沢
盆堀川本流を下りつつ出合を探したが、あまりにもしょぼい出合で行き過ごしそうになる。「よくこんなとこ登ろうと思ったな」by丸山さん。
主な滝は鶴田さんリード、橋本さんセカンド、大山が登って丸山さんがラスト。
本来なら少し上流の林道から入渓するそうだが、林道が工事中とのことで下流から入渓。林道下のトンネルはヘッドライトが欲しくなったが、登りやすかったので勢いで突破していく。
出合からしばらく登ったところでラッシュガードが木のトゲに引っかかる。見ると青い実が多くなっていて、山椒の実と説明される。橋本さん丸山さんでかなり収穫していた。一粒もらって食べると、みずみずしい清涼感の後に山椒の麻味があり、非常に美味しかった。
ナメイリ沢は全体的に小滝が連続し、沢の名前通り(?)ナメ滝が多かった印象だった。F1(4×10m)やF4(6m)の綺麗なナメでは、サワタビに慣れてきたこともあり比較的楽に水線を登れた。
流れがある支流に入ったはずが本流に入っていたらしく、GPSのありがたさを感じる。
尾根へ詰めていくも、相変わらずの柔らかい土で登りづらい印象だった。アキレス腱が痛む。
尾根を降り始めた時点で橋本さんがハンマーを落とす。すぐに指摘して拾うことができた。このとき進行方向とは別に目印を見つけるが、尾根を下っていくうちに合流する。読図は大事。
広い尾根は「雪が降ったら滑れそうだな」などと考えていた。
尾根を下っていくと伐採地に出る。急傾斜の中を降りていくが、土がもろくなかなかに降りづらい。下の方に行くと枝が集積していて地面が見えない中を降りていき、足に細かい傷がつく。
伐採地を下りきってからは林道を歩いて駐車地点へ戻り終了。
○市道沢
入渓する前後に小雨が降る。
林道から下って千ヶ沢に入渓したが、少し下流に出合があり、出合近くは藪になっていて漕ぐのに多少苦労する。
藪を抜けて遡行を開始するとすぐ、両岸に足場の少ないちょっとした深みが現れる。いつかNHKで見たアマゾンのグレートレースを思い出す。
F1(5m)到達直前で土砂崩れ跡を見かける。
F1にしてこの日初めて「ちゃんとした(垂直に近い)滝」が登場。地元の「養老の滝」を思い出す。前に登った2人を集中して見ていたお陰か、ノーテンションで登り切る。
F2(5m)はこの日唯一橋本さんリード、鶴田さんセカンド。一見左のほうが足が置きやすいルートだったが、手の掴み所がないため前の二人と同様右ルートを使用した。
かなり体のバランスが取れるようになってきて、自信のついてきたところで登り切る。
F2は懸垂下降、F1は巻き下りで降りていった。滝での懸垂下降は初だったので壁に張り付いて降りてきてしまう。
沢下降の途中で天然の綺麗なナメを降りる際、大山「ウォータースライダーしそうです」丸山さん「あえてウォータースライダーしてみれば?」という会話が発生。薄着で軽く震えるほど寒かったのでやめておく。
出合近くの藪を漕いで入渓点へ戻り下降終了。
■感想(大山)
・初沢で三本も遡行をすることができ、また登りながら自分自身のレベルアップも感じられたので、伐採地での傷が2~3日痛んだことを除けば楽しい初沢であった。
■CL感想・コメント
・もうだいぶ忘れてしまいました。記録は早めに書きましょう。
・棡葉窪は前から気になっていた沢で、今回遡行できてよかった。初心者の初沢、初級者のCL訓練には良いが、短い。
・ナメイリ沢は下山が面倒、市道沢は下部にしか滝がない等の欠点があって、わざわざ来るような沢ではないだろうが、こういう機会には良い。
・出発してから、計画に対して文句を言うのはやめましょう。計画時に言って下さい。
■感想・コメント(鶴田)
・鶴田のCL訓練も兼ねていたように記憶しているので、恐縮ですが自身の反省を中心にコメントします。
・リード登攀時、支点確保を面倒くさがっている節がある。思うに、はやく登攀を終えたいという焦りから出来るだけハーケン打ち等を省きたがっている。また、残置ハーケンに気づかない、気づく余裕もない。これらは未熟な登攀力、視野の狭さ故でしょう。今後の課題です。
・易しい滝でのリード、終了点構築を何度も経験できた。回数を重ねるうち慣れてきたのか、自信がついた。
・しかし、先日の講習会(10月)で一連の流れをほぼ忘れていることに気づかされた。お話にならない…。復習します。
・皆さま、お疲れ様でした。
丸山さん、橋本くんのサポートに感謝します。
大山さんは初沢ながら終始歩行・登攀ともに安定していたのが印象的でした。今後、より難易度の高い沢でも楽しまれることと思います。
■コメント(橋本)
・自分に呆れるくらい何も覚えてない
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