GW涸沢
- GPS
- 104:00
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 1,031m
- 下り
- 1,022m
コースタイム
「5/5」涸沢テント場
「5/6」涸沢テント場8:50 → 10:20本谷橋10:25 → 11:40横尾12:40→13:50徳沢
「5/7」徳沢12:20 → 11:00明神11:20 → 12:00上高地ビジターセンター12:50 → 13:00上高地バス停
このコースタイムは、初心者中高年者がテント泊装備を背負った時間です。また、前半は体力がありましたが、後半は疲れと筋肉痛及び気力低下により時間は長く、休憩時間も十分含まれています。
天候 | ・5/4 本谷橋までは何とか曇りでしたが、その後は小雨・雨が続きました。夜は暴風+雹+雷と厳しい状況でした。 ・5/5 午前中は曇りでしたが、15時頃から暴風+雹+雷となり、ほとんど回復することはありませんでした。 ・5/6 前日より暴風+雹が強くなりましたが、徳沢では14時頃曇りとなりました。 ・5/7 曇り時々晴れ 涸沢テント内は、最低0度程度で予想より寒くありませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
5/7 上高地14:00 → 18:30新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・下山時、本谷橋手前で雪解けが進み、川が見える箇所がありました。 |
写真
感想
■今回の目標
北穂高登頂と槍・穂高連峰の眺望を楽しむこと
→ 午後から天候が悪化することから断念しました。
涸沢岳登頂と穂高連峰の眺望を楽しむこと
→ 検討の余地もなく断念しました。
シリセードと滑落停止の練習をすること
→ 少し練習することができました。
長い雪道を楽しく歩くこと
→ 往路復路何れも大変でした。
昨年より山行タイムを短くすること
→ 涸沢-横尾 で往路復路とも約20分程短縮できました。
■食事
・初日:おむすび、行動食、簡単すき焼き+うどん
・二日目:パン+コーヒー、カレーライス(涸沢小屋)、親子丼(サトウのごはんを利用)
・三日目:ラーメン、行動食、焼きそば+五目飯(α米)
もう少し料理と言えるような食事をと思っていたのですが、重量問題と私の工夫が足りなく昨年と同じようなものになりました。ご飯については、α米、炊飯、サトウのごはんを検討した結果、重量増加を覚悟しサトウのごはんを携行しました。
■その他
・携帯電話(Docomo):涸沢テント場では概ね圏外となりますが、時々通信可能になることがあり、何度かメールすることができました。
・コンデジ:電池の問題はありませんでした。
■感想と反省
・翌日の北穂登頂は、昨日の涸沢までの疲労や当日の天候による迷いが判断の遅れとなり、準備を遅らせスタート時間の遅延となりました。周囲の登山者は、遅れながらも次々と準備し出発して行きます。結局断念しましたが、本来私達のように登山速度が遅い者は、出来るだけ早くスタートしなければ更に条件は悪くなり遭難の可能性を高める結果となることを学びました。
・風雨のなか雪道山行は初めての経験で、涸沢から横尾への復路は、顔が痛いほどの雹や絶え間なく降り続ける雨によって、気持ちも足も重くなりました。もちろん日頃の体力問題もあると思いますが、全行程で私より遅い方はいらっしゃいませんでした。
・昨年のGWでは、天候に恵まれたこともあり、テント設営や雪囲いに対してそれ程強い関心を持っていなかったのですが、今回は思い知らされることになりました。初日は、テントが多かったこともあり最も上部側に設営したため風雨を強く受け不安な一夜を過ごしました。翌日は、下山者が多く近くの立派な雪囲いのある設営後にヤドカリしました。やはり雪山ではスコップが必要です。
・シリセードは、少し練習をすることができましたが、スピード、バランス、限界を超えた場合の判断とピッケルによる停止は、かなり訓練をしなければ、主体的な滑落になりかねないことを学びました。シリセードで大きく厚手のレジ袋は、それなりに使えました。
・周囲の若い方の会話を聞いていると、山行に対する強い思い入れと強靱な心身を持ち合わせていることに驚くと共に、それを持ち合わせていない私は、時間に余裕を持ち天候が安定した山行をしなければならないことを知る本年のGWでした。遭難や悪天候をニュースで知った子供達や友人から、心配する電話やメールの着信がありました。
calliopeさん
はじめまして。
私もほぼ同じ日程で、涸沢に入っていました。
写真を拝見すると、自分のザックが写っている気がします。
残念ながら、お天気はよくありませんでしたね。
(よくない、というよりも嵐でしたね)
私も悪天候下の山行は初めてで、とても不安になりました。
遭難の多かったGW、
無事に帰ってこられてよかったです。
自分の力量を認めて無理をしないこと
早めの判断をすること
基本中の基本かもしれませんが、改めて思い知らされました。
ontheroadさん こんばんは
何度かお会いしているかもしれませんね。
私の力量ですと、仮に北穂に行けたとしても、あの雷雨のなかでは下山は困難だったと思います。
遭難についていろいろと議論されていますが、先ずは多くの状況を経験しなければ事前の対策も取れないと思っています。
来年もGWは涸沢をと考えています。
Sinnakajiと申します。
私は7日から上高地入りしました。7日朝は徳沢でテン泊とのご様子でしたので、もしやと思い徳沢で写した自分の写真にしっかりcalliopeさんのテントが写っていました。私は7時にベンチで休憩しておりました。
6日はかなり酷い天気だったそうですね。撤収大変だったと思います。実は私もうすぐテン泊デビューの予定です。テン泊の良い面悪い面色々と経験したいと思います。
SinNakajiさん こんばんは
6日の撤収も下山も大変でした。
当初の計画は、身の程知らずにもSinNakajiさんと同じように、北穂、奥穂+涸沢岳を予定していたのですが、北穂はともかく、奥穂+涸沢岳は無理そうだったので、涸沢岳だけに絞りました。
しかし、悪天候のため、断念し翌日には下山することにしました。
おそらく天候に恵まれたとしても、両方は無理だったと思います。
6日、13時頃雨の中徳沢に着きましたが、誰もテントを張っていなかったらどうしようと思っていたのですが、2、3張りありほっとしたような状況でした。
15時頃には雨もあがり、何とかテントを設営することができました。
徳沢は、400円でお風呂に入れるのでとても便利です。
当日は、貸し切り状態で、ゆっくりと疲れを癒すことができました^^
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