平家岳 〜ニッコウキスゲに逢いに〜 [福井県 大野市]
- GPS
- 07:58
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,575m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
感想
ここ数年見ていなかったニッコウキスゲがどうしても見たかった。
かといって楽な登山は望んでないし、人が多いのも望んでいない。
ならば深山にいけば良いだろうとの事で選んだ山が平家岳だ。
登山口には九頭竜湖の裏側にある林道を車で入っていくがこの林道、思った以上に手強く未舗装どころか石ころだらけで林道に川が出来ていたりとパンクしないか不安だったが、ここで力を発揮したのが履き潰し中のスタッドレスタイヤだった。
ただ最後の坂がどうしても上がらなかったので登山口から1キロ手前に車を置いて出発することになった。
当然林道歩きからになるが、ウォーミングアップと思えばそこまで苦ではなく、墓場に咲いている沢山のジキタリスもじっくり見れるなど特はあるものなのだ。
暫く歩くと登山口に辿り着いた。
止まっている車は居らず、やはり時間が早いのか、それとも深い山だし林道があれだし…。
色々考えながら登山道に入ると直ぐに徒渉を通過し尾根に取りつく。
そこそこの勾配で上がっていっては一旦緩やかになり、またそれなりの勾配でメインの尾根に登り詰める。
途中に長寿の檜があり、触れることにより寿命を長くさせる(事が出来たらいいな)。
メインの尾根に着くと、いきなり木から獣が慌てて降りてはゲホゲホ言いながら下に逃げていき、ゲホゲホは暫く聞こえていた。
キツネだったとおもう。
ギンリュウソウを見ながら登山道はやがて樹林帯から抜け出して開けて気持ち良い筈だが、あいにくのガスの中だ。
4つほど鉄塔を通過すれば、正面に平家岳が見える1つのピークなのだが、平家岳は全部雲に隠れていたのでどこが平家岳なのかさっぱり分からなかった。
気を取り直して登山道を進めるとニガナが良く咲いている下りをやり過ごし、傾斜がおさまったところに目的のニッコウキスゲが待っていた。
何年ぶりだろうか、凄く会いたかった大好きな花だ。
花は咲き始めでポツポツだが、それでも満足だ。
そこを過ぎるとYの字に別れていて、右に行けば平家岳だが、それじゃ時間的に早すぎるので左に行くことにした。
登山道はトラバースをしながら進み1個目の鉄塔に着き正面を見ると、かなり下ってからの登りだ。
仕方ないので下りきると電力会社の敷地なのか、ヘリポートまである。
そこから100mぐらい頑張って登るとやはり鉄塔だ。
その先も道は続いており、意外にもしっかりしているのでどんどん先に進む。
ある場所で鹿が道のど真ん中にいて、俺を見たら慌てて斜面に逃げていったと同時に大量のブヨが湧き出て、絡まれながら2つ目の鉄塔に着くもブヨが離れずゆっくり出来なかった。
そこを過ぎ、更に先に進むも中央分水嶺から岐阜県側に逸れていったのが分かったので、これ以上は下る一方になるし戻ることに。
ただ、大分進んでしまっているので戻るのに1時間以上は費やしてしまったが、その間にもガスが抜けて平家岳も姿を現していた。
ヘリポートから頑張って登り、ようやくYの字に着いた一人の女性と出会い、これが初めての人との遭遇になった。
井岸山に登り、正面に平家岳が見えるもまた下ってからの直下になる。
正直足がかなり疲れているが、頑張って登ったら4人のグループがいた。
少し喋り写真を撮ったら行ってしまったので、山頂を独占できた。
さっき登っていた東側の鉄塔のピークや荒島岳、能郷白山など見えたが基本天気は薄曇りなので白山は見れなかった。
暫くゆっくりしてから下山に差し掛かる。
井岸山から下るもニッコウキスゲからはまたそこそこの登りがあるので堪える。
登りきると行きしなではガスにまみれて見えなかった井岸山と平家岳が堂々とした姿で見れた。
どんどん下っていき、最後の徒渉で四人組に追い付き車までで終わるつもりが、なんとトラックの荷台に車まで乗せてってくれると言うことで甘えて乗ってしまった。
林道があれなのでアスレチック気分で楽しく戻れたので感謝しているし、友達として繋がる事も出来たので嬉しかった。
それにしてもキツい山行だったが色々あってやっぱり登山はやめられない。
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