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Yamareco

記録ID: 1928683
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

高島トレイル 〜大自然独り占め〜

2019年07月12日(金) ~ 2019年07月15日(月)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
35:49
距離
79.9km
登り
5,657m
下り
5,632m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:06
休憩
1:03
合計
8:09
9:05
87
10:32
10:39
115
12:34
12:59
51
13:50
13:50
23
14:13
14:19
16
14:35
14:41
7
14:48
14:48
48
15:36
15:43
26
16:09
16:09
9
16:18
16:21
35
16:56
17:05
9
17:14
宿泊地
2日目
山行
7:52
休憩
0:17
合計
8:09
6:51
41
宿泊地
7:32
7:32
16
7:48
7:51
32
8:23
8:33
51
9:24
9:24
228
13:12
13:16
104
15:00
宿泊地
3日目
山行
8:57
休憩
0:13
合計
9:10
6:27
109
宿泊地
8:16
8:18
155
10:53
11:00
107
12:47
12:49
11
13:00
13:02
22
13:24
13:24
10
13:34
13:34
50
14:24
14:24
53
15:17
15:17
20
15:37
4日目
山行
9:27
休憩
0:21
合計
9:48
5:20
59
6:19
6:21
47
7:08
7:08
15
7:23
7:27
124
9:31
9:33
24
9:57
9:57
61
10:58
11:04
108
12:52
12:52
46
13:38
13:45
83
15:08
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:国境
帰り:桑原
明王ノ禿:このあたりで風とガスが出てきた。
明王ノ禿:このあたりで風とガスが出てきた。
赤坂山:完全にガスに覆われていて誰もいない。
赤坂山:完全にガスに覆われていて誰もいない。
寒風:風が強くなってきた。
寒風:風が強くなってきた。
大谷山:さらに風とガスが強くなってきた。
大谷山:さらに風とガスが強くなってきた。
この道標を見て、つい左へ...凡ミス
この道標を見て、つい左へ...凡ミス
大御影山:それほど天気は悪くならなさそうだったが、この後雨が降りはじめた。
大御影山:それほど天気は悪くならなさそうだったが、この後雨が降りはじめた。
苔の道(一番美しい所は雨の中だったので写真なし)
苔の道(一番美しい所は雨の中だったので写真なし)
百里が岳
おにゅう峠
三国岳:トレイル踏破!
三国岳:トレイル踏破!
無事帰還

感想

念願の高島トレイルにチャレンジ!
運良く休暇が取れたので3泊4日のスルーハイクを敢行。素晴らしいトレイルだった。しかも4日間誰にも会わず、大自然を独り占め。

今回は膝の負担を減らす目的でストックをフルタイムで使用した。そのため、紙地図はほとんど使わず、道標、テープ、GPSウォッチを頼りに歩いた。それなりにテープがあるが、ルートファインディングが上手くないと時間がかかりそうだ。特に広い場所でテープが見えないと違う尾根に入りそうになるので、時間を節約したければGPSを使う方がよい。今回はガスがかかっていたが、尾根ばかり歩くので、地形が見えればマシかもしれない。

1日目
国境スキー場を過ぎたあたりから草が増え、前日の雨のせいで靴やズボンや濡れ始める。すぐに着替えればよかったのだが、結構濡れてしまった。一時、日が差したが5分ほど。途中でレインパンツに替えたものの、天気悪過ぎて濡れた布パンツは最後まで乾かず(これが後で問題になる)。
黒河峠手前から水音が聞こえる。事前情報に従って林道を下ると十分な流れがあったので、ここで予定通り水を追加。その後も三国山前後であちこち水が流れていた。梅雨ですし...
いよいよ靴が濡れ始める。その上、明王ノ禿からはガスと横風。そして、赤坂山からはさらにガスが濃くなって地形が見えなくなってきた。ひたすら歩くが、なかなか寒風につかない。やっと寒風についたが名前の通り寒い。おそらく寒風前後は、晴れていれば気持ちのいい道だと思う。でも、今はたまに鹿が驚いて逃げるだけ。
やっと抜土に着いたが手頃な設営場所が見つからない。到着直後に見た所にすればよかったのだが、引き返すのも面倒なので適当にテントを設営したら寝心地が悪かった。いつ降り出しても不思議ではない天気なので、シュラフなどを濡らさないように注意しながら眠りにつく。夏用シュラフでなく、ゴアのシュラフカバーに厚着の方がよかったかも?
結局、夜半に雨が降ったので、翌朝、濡れたテントを畳んで出発。荷物の濡れチェックに時間がかかり、予定より50分遅れ。
2泊で終了して温泉に行こうかという考えが頭をよぎる。

2日目
比較的歩きやすい道だが、いつ降るかわからない状況なので、とにかく先を急ぐ。ガイドブックの記載通り、池はあるが流水はなさそう。
翌日以降を考えると、水坂峠で給水して桜峠の先で泊まるのが楽そうだが、今にも降りそうなので早めにテントを設営して給水に向かう。すると、ヒルが2匹テント内に...急いでいてチェックを忘れた。ヒルをアルコールで退治してイマイチな気分で眠りにつく。結局、雨は夜の間ずっと降り続けた。翌朝、小雨になった瞬間を見計らってテントを撤収。出発は30分遅れ。

3日目
苔が綺麗だった1日。雨の中の苔がこれほど美しいとは!
そこそこ天気が持ちそうなのと、思ったりより荷物の濡れがひどくなかったので、歩き続けることにした。二の谷山は遠いなと思いつつ登った後、桜峠までの下りの尾根道が最高! ここは2kmほどの快適な尾根ルート。これまでの人生で一番いいコースだった。
そして、桜峠後の途中から苔苔苔!素晴らしい眺めが続く。雨の中の苔は美しい。できるだけ踏まないように歩き続ける。
それにしても、とにかく滑る。4日間で滑った回数は数知れず。転んだのは10回以上、その内1回は転げ落ちて木に激突した。ケガはなかったが、レインパンツとザックカバーが破れて、かなり気落ちした。地面が濡れているのもあるが、靴底もかなりすり減っているのがマズイ。一方、新たに投入したアンブレロはよかった。小雨であれば暑いレインウェアを着る必要がないくらい体をカバーしてくれる。
とりあえず、泥だらけになりながら木地山峠を少し上がった所にテントを設営。ここは、なかなか良い場所。
前日の教訓から給水から戻ってテントに入る前にヒルのチェック。やっぱり2匹いた。注意してたのだが...今回もアルコールでサヨナラしてもらった。
ここはギリギリ4Gも繋がって、2-3度トライすれば天気予報が見れた。今夜と明日は降らなさそう、と思ったらまた雨が降ってきた。
2泊目にシュラフがテントに接触してすでに濡れており、湿っている。寒い...標高が前の2泊より多少高いせいかとにかく寒い。ここで乾いたパンツがあれば楽だったのだが、泥だらけのレインパンツのみ。靴下はずぶ濡れで使えない。しかし、非常用に使い捨てカイロを持ってきたことを思い出してシュラフに投入、装備に入れておいてよかった。
前日から足の皮が剥け始めたが、いよいよ悪化。2日目は2箇所だったが、3日終わってみると靴擦れとマメが8箇所に増えていた。これだけ多いと傷テープが足りない。

4 日目
朝、気休めにありったけの傷テープを使って足を保護し、濡れた靴下を履く。そして、いつもの通り3Lの水を持って出る。途中に水場があるらしいが、給水で時間をとられたくない。
最終日は基本的に歩きにくい道が続く。上り降りが頻繁にあるので、その度に痛いところが変わって辛い。疲れはないし、膝も問題ないが、とにかく足が痛い。
途中から高島トレイルの黄色いテープが無くなった。急に道がわからなくなる。GPS持っててよかった。時間の節約になる。いつもならルート探しは楽しいが、今は少しでも足に負担かけたくない。そうこうしているうちに、ゴールの三国岳に到着。高島トレイルを踏破!
三国岳登頂後に下りようとしたら南側のルートに枝が積んであって止められている。判断つかないので確実に(?)北側ルートへ行った。後で確認したら標準コースはやはり南。
北は荒れてる...急坂で滑るし、背丈くらいの草が多くて顔に当たるし服が濡れる。この下りだけで何回滑ったかわからないくらい滑った。でも、慎重に行ったのでコケたのは1回のみ。赤テープを頼りにひたすら降りる。尾根道なのでルートはわかりやすい。しかし、最後に倒木を超えようとして滑落しそうになった。ここだけは安全に山側へ避けて通るべき。道に出てしばらく川沿いを歩くと桑原橋のバス停に到着。その後、300mほど離れた桑原のバス停で荷物を整理してから帰宅した。

靴の中が4日間ぐちゃぐちゃに濡れていたので足は相当なダメージを受けたが、大きなケガもなくよかった。また、道迷いは数回あったが、GPSのおかげですぐに正規ルートに復帰でき、相当な時間の節約になった。いろいろあったが、素晴らしいトレイルに感謝!

【水場】
梅雨が明けていないので水量は十分だったが、水場が少なく毎朝3Lを持って出発した。
1日目:黒川峠と抜土ゲートの少し上の2カ所で給水。前日、雨が降ったために水量は十分で綺麗だった。使わなかったが抜土の先の急坂手前にも清流あり。また、三国山近くにあちこち流れあり。
2泊目:水坂峠の先を上がったところで給水。最初のダムから落ちる水でなく、その上のダムのさらに上流まで行った。綺麗だったがヒル2匹。
3泊目:木地山峠の東側を降りたところで給水。上流側に行こうとしたが、足場が悪くコケたくないので下流側で採取。綺麗だったがヒル2匹。
それにしても、毎日4Lの浄水作業は苦行。次回は重力を使おうと思う。プラティパスのシステムは高いので何か自作しないといけない。

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