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Yamareco

記録ID: 1933297
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無雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

【百名山・過去レコ】晩秋の吾妻連峰ソロ縦走(浄土平〜東吾妻山〜一切経山〜家形山〜明月荘〜西吾妻山〜天元台)

1986年10月25日(土) ~ 1986年10月26日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
27.9km
登り
1,489m
下り
2,210m

コースタイム

1日目
山行
6:35
休憩
1:25
合計
8:00
8:30
55
9:25
9:30
30
10:00
10:10
25
10:35
20
10:55
11:00
35
11:35
12:10
25
12:35
12:40
10
12:50
12:55
35
13:30
13:35
55
14:30
14:35
65
15:40
15:45
15
16:00
16:05
25
2日目
山行
6:05
休憩
0:40
合計
6:45
5:50
40
6:30
6:35
45
7:20
7:25
55
8:20
8:25
15
8:40
8:50
10
9:00
9:10
90
10:40
10:45
85
若女平
12:10
5
12:15
白布温泉
天候 2日間とも晴れ一時曇り
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(往路)福島駅よりバスにて浄土平へ
(復路)白布温泉よりバスにて米沢駅ヘ
初日のハイライト、一切経山の広々した山頂台地にて。バックには東吾妻の看板スター、月のクレーターのような吾妻小富士。
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初日のハイライト、一切経山の広々した山頂台地にて。バックには東吾妻の看板スター、月のクレーターのような吾妻小富士。
一切経山山頂の縁まで歩くと、突如眼下に現れる「魔女の瞳」五色沼。天気も良く、エメラルドブルーの湖面が目にも鮮やか…。
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一切経山山頂の縁まで歩くと、突如眼下に現れる「魔女の瞳」五色沼。天気も良く、エメラルドブルーの湖面が目にも鮮やか…。
前夜の降水が「初雪」として積もった感じの西吾妻山。ここまで来ると、行き交うハイカーも殆ど皆無。静かな山歩きが楽しめます!
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前夜の降水が「初雪」として積もった感じの西吾妻山。ここまで来ると、行き交うハイカーも殆ど皆無。静かな山歩きが楽しめます!

感想

 百名山巡礼の旅もいよいよ大詰め、秋休みのロングツアーで西日本の名山をコンプリート、2週前の光岳山行にて南アルプスも全踏破。東北で残る未踏峰は、一大観光地の東吾妻に比して地味で藪々、登降欲も今一つそそられない(失礼…)西吾妻山です。修士論文執筆もまだまだ道半ばながら、雪が来て長い冬山シーズンに入る前に登っておこう、と好天の週末を狙い、単身東北線に乗り込み福島を目指します。
 紅葉シーズンも終盤ながら、観光客で溢れる浄土平と月のクレーターのような吾妻小富士を背に、まずは東の横綱・東吾妻山を攻略。ここから姥ヶ原を経て、活火山らしい荒涼たる斜面を登り詰めると、初日のハイライト・一切経山山頂です。広々とした頂上台地の北端まで来ると、突如眼下に鮮やかなエメラルド色の五色沼が登場。「魔女の瞳」と称されるだけあり、息を呑む美しさです。一旦下り、その名の通りの山容の家形山に登り返した後、兵子(ひょこ)、烏帽子岳とモコモコした小ピークのアップダウンを越え、初日のラスボス・東大巓に到着。秋の陽はつるべ落とし、この日のお宿、明月荘の小屋へ辿り着くとすぐに夕暮れとなり、翌早朝の西吾妻山アタックに備え、早めに夕食を済ませシュラフにもぐり込みます。
 翌朝、未明よりガスでご来光は望み薄、西吾妻山の展望もいま三歩、ということで余り気合いが入りませんが、ともかくも小屋を出発。藤十郎、人形石、天狗岩と2,000m級の高原の稜線とは思えぬ ″芝居小屋″ 的な地名の小ピークを次々と越え、いよいよ本ツアーの最後にして最大のターゲット、西吾妻山へと歩を進めます。この辺りまで来ると、すれ違うハイカーもほとんど稀、ルートも所々笹藪で覆われ、不安は募る一方。とはいえ、「明けない夜はない、」と自らに言い聞かせ、何とか西吾妻山を単身踏破。ここからは山麓までひたすら下り、天候も回復して遅まきの紅葉の中、気持ち良く稼いだ高度を吐き出し、昼過ぎには白布温泉へと帰り着きました。
 本ツアー終了時点で残る百名山は北海道の3座を含む計6座のみ。但し、道内3座をはじめ、残る山々はいずれも冬はタップリの雪に覆われ、軟弱日帰り・小屋泊まりハイカーの小生には間もなく歯が立たなくなります。どうやら今シーズンの百名山行脚はこれにて打ち止め、後は社会人1年生の来年以降のチャレンジとなりそうです。ほぼ毎週末のペースで山に入り浸っていたこれまでと異なり、長い休みもなかなか取れなくなると予想され、百山完登にはあと何年かかることか…と少々不安に囚われます。ともあれ、まずは修士論文をキッチリ仕上げることが先決ですね…〈冷汗〉。

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