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Yamareco

記録ID: 1945544
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越

【薮山レコ】未丈ヶ岳〜大鳥池(大鳥鉱山道)

2009年06月25日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.2km
登り
1,494m
下り
1,506m

コースタイム

日帰り
山行
9:20
休憩
1:50
合計
11:10
6:25
30
6:55
7:00
25
7:25
125
9:30
10:10
105
11:55
12:15
35
1326m峰
12:50
13:25
35
大鳥池
14:00
14:05
95
1326m峰
15:40
15:45
80
未丈ヶ岳
17:05
30
17:35
0
17:35
泣沢登山口
ログは手入力
鉱山道の踏み跡は山頂付近の草原地帯で明瞭、潅木薮地帯では消滅、辿ること困難。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥只見シルバーラインのトンネル途中にある泣沢待避所のシャッターを開けて登山口の広場に出る
コース状況/
危険箇所等
未丈ヶ岳から先は登山道の無い薮尾根
奥只見シルバーラインの泣沢のシャッター。気付かずに通り過ぎることも有り。
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奥只見シルバーラインの泣沢のシャッター。気付かずに通り過ぎることも有り。
外からシャッターを撮ってみる
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外からシャッターを撮ってみる
尾根取付きまで泣沢を何度か渡渉する必要あり
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尾根取付きまで泣沢を何度か渡渉する必要あり
黒又川(みかぐら沢)を鉄橋で渡る
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黒又川(みかぐら沢)を鉄橋で渡る
上流方向
未丈ヶ岳の西尾根に乗る
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未丈ヶ岳の西尾根に乗る
974m峰(前ノ沢峰)より山頂方向
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974m峰(前ノ沢峰)より山頂方向
大きな翼を広げた様な山頂が近づいてくる
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大きな翼を広げた様な山頂が近づいてくる
ウラジロヨウラク見ごろ
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ウラジロヨウラク見ごろ
シャクナゲが出迎えてくれた未丈ヶ岳山頂
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シャクナゲが出迎えてくれた未丈ヶ岳山頂
アズマシャクナゲ最盛期
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アズマシャクナゲ最盛期
山頂南東側の草原、雪田
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山頂南東側の草原、雪田
草原に咲くタテヤマリンドウ
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草原に咲くタテヤマリンドウ
奥只見丸山(スキー場)をズーム
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奥只見丸山(スキー場)をズーム
山頂東側の草原パノラマ(元サイズあり)
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山頂東側の草原パノラマ(元サイズあり)
山頂北東側の草原と雪渓。しばらく雪渓に乗って北上できそう
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山頂北東側の草原と雪渓。しばらく雪渓に乗って北上できそう
山頂直下の雪渓(元サイズあり)
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山頂直下の雪渓(元サイズあり)
南西方向パノラマ。荒沢岳〜越後駒ヶ岳方面(元サイズあり)
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南西方向パノラマ。荒沢岳〜越後駒ヶ岳方面(元サイズあり)
雪渓を拾いながら進む。芽吹いて間もないコバイケイソウ。
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雪渓を拾いながら進む。芽吹いて間もないコバイケイソウ。
前方に毛猛山塊を望む、左端は檜岳
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前方に毛猛山塊を望む、左端は檜岳
上空には秋のような筋雲が広がる
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上空には秋のような筋雲が広がる
辿ってきた雪渓を振り返る
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辿ってきた雪渓を振り返る
雪渓の縁には春の妖精が。濃い紫色のキクザキイチゲ
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雪渓の縁には春の妖精が。濃い紫色のキクザキイチゲ
カタクリとキクザキイチゲの群生
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カタクリとキクザキイチゲの群生
他にシラネアオイ、オオバキスミレなど
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他にシラネアオイ、オオバキスミレなど
雪渓がなくなったら基本的に薮尾根の中央を薮こぎで突破。しばらく薮をこぐと突然、溝と草原が現れる。
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雪渓がなくなったら基本的に薮尾根の中央を薮こぎで突破。しばらく薮をこぐと突然、溝と草原が現れる。
標高が下がると使える雪渓も減ってくる。右は大鳥池への東尾根。
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標高が下がると使える雪渓も減ってくる。右は大鳥池への東尾根。
東側展望。倉前沢山、丸山岳方面
東側展望。倉前沢山、丸山岳方面
新緑の潅木薮をこぐ。潅木薮の中には踏み跡は一切なし。
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新緑の潅木薮をこぐ。潅木薮の中には踏み跡は一切なし。
未丈ヶ岳を振り返る
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未丈ヶ岳を振り返る
1326m峰より北西方向展望。手前より赤柴山(1352m)、大鳥岳(1348m)。(元サイズあり)
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1326m峰より北西方向展望。手前より赤柴山(1352m)、大鳥岳(1348m)。(元サイズあり)
1326m峰より東側、大鳥池方面展望
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1326m峰より東側、大鳥池方面展望
大鳥池の水源となっている雪渓を伝って下降する
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大鳥池の水源となっている雪渓を伝って下降する
雪渓は池まで所々つながっていた
雪渓は池まで所々つながっていた
池が近づいてきた
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池が近づいてきた
池の北岸に到着、周囲を散策してみる。
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池の北岸に到着、周囲を散策してみる。
北東岸より対岸を望む
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北東岸より対岸を望む
北岸より東岸を望む。東端に流出口がある
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北岸より東岸を望む。東端に流出口がある
北岸より西岸を望む。
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北岸より西岸を望む。
西岸より東岸を望む
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西岸より東岸を望む
下ってきた雪渓を登り返し下山開始
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下ってきた雪渓を登り返し下山開始
再び1326m峰まで戻ってくる。未丈ヶ岳方向。
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再び1326m峰まで戻ってくる。未丈ヶ岳方向。
南東方面パノラマ、南会津の峰々(元サイズあり)
南東方面パノラマ、南会津の峰々(元サイズあり)
薮尾根の途中でポツンと現れる草原
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薮尾根の途中でポツンと現れる草原
山頂が近づくと雪渓と草原が増えてくる
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山頂が近づくと雪渓と草原が増えてくる
尾瀬の燧ケ岳
毛猛山塊、浅草岳を振り返る
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毛猛山塊、浅草岳を振り返る
荒沢岳ズーム

感想

「越後の山旅」で山上の明鏡とされる大鳥池に残雪期末期にチャレンジしてみた。

(大鳥鉱山道の記録)
雪解け間もない草原の斜面にはカタクリ、紫のキクザキイチゲ、シラネアオイ、オオバキスミレ、タムシバ、ムシカリなど見かける。草原の踏み跡が消えると往路は1450mあたりまで稜線の中央の根曲り竹混じりの薮を突き進む。帰路は稜線東側に残った残雪と草付きを出来るだけ拾い時間短縮。

標高が下がりやがて残雪が利用できなくなり薮を正面突破する場面が多くなる。そんな時に突然現る草原や雪田には癒される。
GPSは無いので尾根が広いところでは木に登り進路確認。正面の尖った大鳥岳や毛猛山がよい目印となってくれる。

1326m峰は左右どちらにも逃げ場がないので、稜線中央を突破。背丈の低い灌木薮は強烈な日差しと地面からの照り返しでサウナ地獄、早く通過したい。
少し北西に下った雪渓上部で毛猛山塊と村杉半島の峰々を見ながら休憩。1326m峰の東尾根は二重尾根になっている。間の沢筋には雪渓が残っており、雪渓は大鳥池の水源になっている。雪渓を使えば楽に行けそうだ。そのまま雪渓を降りていくと北東側にずれていくので根曲り竹と灌木の薮をこぎ軌道修正。再び雪渓に出て進んでいくと前方に黒々とした大鳥池が近づいてくる。

雪渓の切れ目には小規模な滝があるが問題なく下れる。大鳥池に出ると周辺は平坦な窪地形。池の直径は30〜40mもありそう。池は濁っており魚影が見えずオタマジャクシや源五郎が表面近くで見られた。すでにタイムリミットの13時を回っており、写真撮影後、名残惜しくも下山とする。もちろん冷たい融雪水で水筒を満タンにして。

1326mの稜線に上がってからは暑さのためバテ気味で何度も休憩をとりながら歩を進める。南会津や尾瀬より南東側は雲が多めだが新潟県側はフェーン現象で快晴。いつもより水分消費多い。未丈ヶ岳が近づくと東斜面に残雪と草原が多く現れるようになる。時々雪をかじって体温を下げながら歩む。いちばん上の残雪にたどり着くとそこは未丈ヶ岳であった。

青々とした草原から吹き上げてくる涼しい風が心地よい。振り返ると秋のような筋雲と特異な山容の毛猛山塊が印象的だった。目に焼きつけて、ゆっくり未丈ヶ岳を後にした。

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コメント

ロマン溢れる大鳥池
こんにちは

もう10年以上も前に登山した状況を記憶をされていて、しかもそれを裏付ける写真をしっかり保管されている。noranekoさんの過去レコを拝見するたびに、いつも感心させられます。

私も2年前に大鳥鉱山道に挑戦したものの、あっさり敗退。
ですが、このたびnoranekoさんのおかげで大鳥池の様子を知ることが出来てよかったです。ありがとうございます。

未丈ヶ岳山頂の奥に隠れる草原、そしてひっそりとたたずむ大鳥池を見に、私もまたチャレンジしたいと思います(^^)/
2020/4/1 15:34
大鳥池
Forest21 様、コメントありがとうございます。
大鳥池は距離はさほどなく沢の渡渉もないので薮こぎを辛抱するだけです。季節としてははやり残雪期後期がベスト。早すぎるとアクセスが悪く池も閉ざされているはずです。新緑の頃の潅木は軟らかく比較的こぎやすいと思われます。是非、明鏡大鳥池へ訪れてみてください。
しっかり写真と記録を残しているのは20年前あたりからですね。デジタルで写真を撮るようになり記録を整理しやすくなった影響が大です。
2020/4/2 6:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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