鳥海山(鉾立ピストン)台風並みの強風と深い霧
- GPS
- 07:24
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,378m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:08
天候 | 曇り(深い霧)、台風並みの強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓歩きあるけど、滑り止めなしで大丈夫 |
その他周辺情報 | あぽん西浜、日帰り入浴400円 |
写真
装備
個人装備 |
レインウェア(上下)Tシャツ
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
時計
サングラス
タオル
カメラ
ヘルメット
トレッキングポール
エマジェンシーシート
手袋
|
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感想
鳥海山は2年前の9月に、台風が接近してきて強風で敗退した。
夜中に起きたときには星が見えていたので期待していたが、起きたら真っ白で強風。
風は前回の台風のときと同じぐらい、真っ白で見えない分前回よりも状況は悪い。
「また山頂まで行けないなら、帰っちゃおうかな」とも思うが、「行ける所まで行ってみよう」とコーヒーとパンを食べて、長いスパッツ、長袖シャツを着る。
5:11鉾立登山口1160mで登山届けを出して出発。階段〜石畳は記憶よりも傾斜がある。高尾山の六号路がずっと続いている感じだ。この石畳が微妙にガタガタしてて特に下りは歩きにくかったのを思い出す。霧で視界が悪くて渓谷すら見えない、鳥海山は景色が素晴らしいのですごく残念。風は強いが、気温は高く。長いスパッツは暑い。長袖シャツはすぐに脱いでTシャツだけに。
賽の河原1523mに雪渓が残っていた(2年前は9月だったので雪渓はなかった)。賽の河原から御浜小屋まではやや傾斜がきつくなる。
御浜小屋1702mに到着。さらに霧が濃くなって、風は台風並みに強い。濡れるので、建物の影で、レインウェアを着てザックカバーを付ける。
稜線は横殴りの強風、御浜から御田ヶ原1759mの間が一番風が強かった。鳥海湖が全然見えない。代わりに様々な花が咲き乱れていて美しい。この花がなければ先へ進む気にもなれなかっただろう。
御田ヶ原からやや下って七五三掛(しめかけ)。ベンチがある休憩ポイントで団体が話をしていた。
七五三掛から急な登りを登って分岐を千蛇谷へ。2年前は、雪渓が見えた所で、台風が接近してきて谷から吹き付ける風で飛ばされそうになって撤退を決めた。今日は急な下りを降りていくと、「あれっ、風がなくなった」。谷を降りていくとほぼ無風だったのだ。これなら全然歩ける。
千蛇谷の雪渓はほぼ平行移動なので、ロープを見ていれば、問題なく歩ける。
千蛇谷の先から本格的な登りが始まる。岩も大きく(整備されていない富士山の吉田口みたいな感じ)、鳥海山が火山であることを再認識する。
御室小屋に泊まった人達が降りてくる。すれ違う人に話を訊くと、強風で山頂(新山)は諦めた人が多かった。山頂に行った人と言う話を聞かなかったので不安になる。
8合目(頂上まで)から黄色いウェアの人とほぼ同じペースで登っていく。鳥居が右手に見えて、御室2152mに到着。この程度の風なら行けそうなので、そのまま山頂へ向かう。
山頂までは標高差80mほどだが、岩壁をよじ登っていく感じ(岩の小さな早池峰)。登り始めてすぐに念のためにヘルメット装着。左右に反り立つ壁の間を抜けた所で、霧が晴れて空が青い。ここでヘルメットにカメラを装着。登るのが面白い!
8:40山頂(新山)2236m到着。先客の日野から来た夫婦がいて写真を撮ってもらう。休憩&話をしているときに、霧が晴れて青空が見える。下の街と日本海も見えた。ほんの30秒ほどだが、素晴らしいご褒美だった。
あっという間にまた霧が深くなってしまったので、体が冷えないうちに下山する。
下山は反対側のコースを取る。すぐに胎内くぐり、ヘルメットカメラをぶつける。
雪渓を右に巻かないと七高山へ行ってしまうので注意が必要。神社(御室)に戻ってくると、また横殴りの風で霧が流れ濡れるようになっていた。
帰りは、行者岳側を通りたかったけどあまりに風が強いので、千蛇谷ピストンを選択。
ゼリーでアミノ酸を補給して9:20下山開始。霧が濃いので、岩々地帯でコースをロストしないように注意しながら下った(一度右へ行くのを真っ直ぐ行って迷った)。下りは石なので泥より滑らないので楽。行きと帰りでトレッキングポールのバケットをなくしてしまった(探したけど、見つからなかった)。
霧の中、花が咲き乱れていて、夢の中を歩いているみたいだ。特に七五三掛から御田ヶ原は美しかった。帰りも鳥海湖がまったく見えないのは残念だった。
御浜からはダラダラと膝に来る下り、けっこう長い。暑くなってきて、レインウェアを脱ぐ。
TDK小屋手前の展望台から山頂を見上げるが、暑い雲(霧)がかかったままだった。帽子を拾ったのでビジターセンターに届けておいた。
12:20鉾立駐車場に帰ってきた。
鳥海山は、変化がある登山道(よく整備されている)、素晴らしい景色、美しい花々、非常に魅力的な山だ。一度でいいから晴れているときに登ってみたい。
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