武尊山、最短ルートトライも前武尊山までで雪で撤収

2012年05月26日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.5km
• 登り: 826m
• 下り: 828m

コースタイム

スノーパル・オグナほたか駐車場1300ー1530前武尊1550ー1610武尊山挑戦敗退ー1620前武尊ー1720川場・前武尊分岐ースノーパル・オグナほたか駐車場1800

スタート　オグナほたか標高1200m
最高点　前武尊　2039m
上昇839m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関越沼田インターから奥利根湯けむり街道で川場方面へ。
片品村をひた走る。
川場を過ぎ花咲経由でスノーパル・オグナほたかへ。
沼田から約30キロ45分程度。
奥利根湯けむり街道は無料。
駐車場無料（というかオフシーズンはやってないので勝手に入る）

コース状況／危険箇所等

一般的な登山コースとは言いがたく、登山道入り口を示すものや、地図はほとんどない。
スキー場のゲートを入って第3駐車場前に大きな武尊の地図があるが、スキー場にはスキー場の地図しか見つけられなかった。
当然登山ポストもない。

ひたすらスキー場を登って行くと、川場からの道と合流し、そこから前武尊を目指すルート。
前武尊からは稜線を伝って武尊を攻めるルートだ。
合流点まではスノーパル・オグナほたかのスキー場をひたすら登っていく。途中ほとんどがコンクリートの道。

合流からはいきなりの急登となる。急登は雪がかなり残っている。
前武尊から武尊までは完全に雪。

スキー場のシーズンオフには店もなにもまったくない。
花咲にある花咲の湯が8時までやっているのでそこで温泉に入って帰るのがいいだろう。
http://www.hanasakunoyu.com/main/modules/tinyd1/

写真

5/26 15:38

前武尊から見た日光白根

5/26 15:38

前武尊から見た谷川岳

5/28 12:10

前武尊の山頂から南を見ているヤマトタケルノミコ。

5/26 16:08

前武尊から見た剣ヶ峰

撮影機器：

DMC-FT3 Panasonic

感想

kaz711

関越を東京から北に向かうと、赤城インターくらいから左に谷川岳が見えてくる。その後、谷川岳にも敗けない威風で右側に見えてくるのが武尊山。武尊山をほたかやまと読めるのは山好きくらいだろう。とは日本百名山の深田久弥の言葉だ。上州の山を360度ビューできる百名山で、穂高と間違わないため上州武尊とも言う。

武尊山は南の川場からのコース、東の武尊牧場からのコース、西の武尊神社からのコースなどが一般的。

僕にとっては今シーズン初登山は6月1週を予定していた。
シーズンのキックオフは2000を超える山で雪がいいかなと思っていた。

が、当日あまりの天気のよさに、朝、思いつきで武尊山を攻めることに決め、横浜を出たのが朝9時。

時間が限られているので、マイナーではあるが最短ルートと思われるスノーパル・オグナほたかルートを選んだ。
現地着が12時45分。準備をして1200mのスキー場のパトロールセンター前出発が13時。

シーズンオフのスキー場だが人がほとんどいない。当然店もやっていない。
登山口もなければ、スキー場の地図があるだけで、登山用の道案内や登山ポストも見当たらない。


不安視数100％になったが、
まあ地図読みと雪山の練習と思い出発。
スキー場は途中まではスキー場のコンクリート道を行けばよかったのだが、わからなかったのでリフト中韓駅と思われるところを目指して途中からゲレンデを直登したために、軽いヤブコギをするはめに。

リフト中間駅からはリフト山頂駅と思われるところまではコンクリート道があったので歌いながら軽快に登った。

が、コンクリート道が無くなる標高1600メートルくらいから、斜面の右側には綺麗の雪の急斜面が見えてきた。地形的にも笹や木で囲まれており、大きな雪崩の心配はなさそう。

そこで、左の川場からの合流点への正規ルートを目指さず、右の前武尊へ向かう雪斜面を直登し始めてしまった。

しかし、踏み跡があまりない急斜面で大苦戦。遭難、滑落の恐怖と闘いながら4時になったら絶対に撤収すると決めて、ひたすら雪斜面を登った。

どうにか前武尊のヤマトタケルノミコ像に出会えたのが丁度3時半。今日はここまでだなと、
あまりの寒さにレインウェアを装備、棒ラーメンで腹を満たした。

ラーメンとはありがたいもので、武尊山まで目指す、気持ちが再び高まる。
ただすでに3時50分。
山の高原地図では前武尊から武尊山まで行き2時間5分。帰り1時間40分。
でも距離はない尾根なので荷物も軽いし、走れるし往復3時間では行けると考えた。

7時くらいに前武尊に戻れれば、最悪ヘッドライトで駐車場まで行けるか？
と思い切ってスタート。

ただ尾根筋は日に当たるため雪が少ないと思ったのに剣が峰までの巻き道の雪がひどく、
踏み跡も少なく、ルートファインディングが難しい。
しかも雪で走れない。

これでは7時前には戻れないと観念し、そこで撤収。
下りは通常の川場への道からスノーパル・オグナほたかへのルートで。


敗退の主因はスタート時間が遅かったこと、
明日のリベンジルートを考えながら
くやしいのでコースタイム2時間の下りを1時間かからずに走って降りました（笑）