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Yamareco

記録ID: 1959
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾

頚城・火打山周辺

2006年05月04日(木) ~ 2006年05月06日(土)
 - 拍手

コースタイム

4日 笹ヶ峰駐車場    9:30〜
黒沢の橋の付近         10:45/10:55〜
黒沢が二股となる1850m付近   11:50/12:00〜
富士見平 13:00頃〜
高谷池ヒュッテ         13:35/14:20頃〜
サクラ谷1830m付近 15:00/15:15〜
高谷池ヒュッテ 15:55

     5日 高谷池ヒュッテ 8:10〜
        火打山へのコル(2300m付近) 9:00/9:15〜
火打山山頂 9:45/10:10〜
        第三変電所へ続く谷(2185m付近) 10:25/10:40〜
火打山へのコル(2350m付近) 11:05〜
火打山と影火打の鞍部 11:45/12:25〜
鍋倉谷(1905m付近) 12:55/13:05〜
高谷池ヒュッテ上(2150m付近)  14:15頃〜
高谷池ヒュッテ 14:35

6日 高谷池ヒュッテ 7:55〜
   火打山へのコル(2350m付近) 8:55/9:05〜
   火打山山頂 9:25/9:30〜
   火打山と影火打の鞍部 9:35/10:00〜
   賽の河原(1350m付近) 11:10/11:30〜
   林道の合流点(880m付近) 12:10/12:20〜
   火打山川の橋 12:40〜
   笹倉温泉 13:00
   (笹倉温泉15:30〜バス〜糸魚川駅16:17〜電車(直江津乗換え17:07)〜
18:05妙高駅〜タクシー〜笹ヶ峰19:00前)
以上 挾間(理)
天候 4日 (晴れ、微風、北風)
5日 (うす曇、尾根上は南風の超強風)、
6日 (晴れ、うす雲あり、尾根上は南風の強風)
過去天気図(気象庁) 2006年05月の天気図
コース状況/
危険箇所等
【行動予定】
・ 5/ 4(木)朝、妙高にて全員合流=笹ヶ峰〜黒沢〜高谷池ヒュッテ〜周辺斜面を滑
降〜ヒュッテ(泊)
・ 5/ 5(金)ヒュッテ〜火打山〜影火打〜南尾根滑降〜登返し〜高谷池〜周辺斜面を
滑降〜ヒュッテ(泊)
・ 5/ 6(土)ヒュッテ〜火打山〜影火打北面or空沢尾根〜焼山北面台地〜笹倉温泉=
        バス+電車+タクシー=笹ヶ峰
【コース】
4日 笹ヶ峰〜黒沢〜富士見平〜黒沢岳のトラバース〜高谷池ヒュッテ〜
サクラ谷へ滑走〜高谷池ヒュッテ
     
     5日 高谷池ヒュッテ〜火打山〜第三変電所への谷へ滑走〜火打山へのコル〜
火打山〜火打山と影火打の鞍部〜影火打南面滑走〜高谷池ヒュッテ上〜高谷池ヒュッテ正
面50mほどの滑走〜高谷池ヒュッテ

     6日 高谷池ヒュッテ〜火打山〜影火打北面トラバース〜賽の河原を渡る
(1350m付近)〜アマナ平〜笹倉温泉(〜バス〜糸魚川駅〜電車(直江津乗換え)〜妙高駅〜タ
クシー〜笹ヶ峰

【コース状況】
 4日・黒沢は橋の付近は割れているがそれより上部は埋まっていて、1750m付近の滝も
姿はなかった。所々デブリがあるが、小さなものだった。
    ・橋から尾根をシールで登るパーティーもいた。何度もジグをきっていた。
    ・黒沢が二股となる1900m付近は大きな岩がある左にルートを取る。
    ・富士見平に出ると火打や天狗山、雪蔵や北アルプス、黒姫など、一望に見渡せ
る。景色を楽しむパーティーが多い。
・ 黒沢岳の西を巻くトラバースはトレースがばっちり。広く良い沢へ滑り込みた
くなるのを我慢してヒュッテへと進む。
・ サクラ谷は少々雪しわ(溝)がよっていて少し滑りにくかったが、広い良い斜面
だった。この日は風もなく、雲ひとつない晴天で暑かった。
・ 高谷池ヒュッテは2階から上が雪の上で、トイレは雪の下(要ヘッドランプ)。
本日宿泊最初に到着の私たちは2階東のよい場所をあててもらった。一人分のスペースも
広く、荷物もたっぷり置ける。布団と毛布で夜も快適だった。そして炊事室には鍋、やか
ん、食器までそろっていて、ガスも使用させてもらえる。2階は20時、食堂兼談話室の
1階は21時消灯。18時50分からテレビの天気予報。

5日・第三変電所へと続く沢は火打山頂から滑り込むのが楽しい。北斜面のためか雪しわ
は少なく、大変良い斜面だった。どんどん下りたくなるが沢が合流するところまでは行か
ず、小尾根をハイマツの切れ間から乗り越し、左岸の尾根の際を登りかえす。
・ 火打へのコルは風の通り道で最も風が強い。吹かれての転倒に注意する。この
あたりでライチョウにあった。
・ 影火打南面の広い尾根は上部は西が、2100m付近から木の間を抜けて鍋倉谷よ
りの尾根へ。尾根には雪庇が育っており、沢の二股(1900m付近)への降り口に注意する。
ここからの登り返しは東に伸びる小尾根から2147mの小ピークへとたどった。少々登り返
しすぎ稜線まで出るが、2150m付近のヒュッテ正面の上方へでて、おまけの滑りを楽しん
だ。
・ この日は北海道の上空に低気圧、本州東に高気圧があり、等圧線の幅が狭く南
の高気圧から北の低気圧に風が吹き込んだため、火打の稜線付近では非常に強い南風が吹
いた。気温はさほど低くなく、出発の8時時点ですでに雪も緩んでいた。
  6日・天狗の庭付近から尾根の南をまいて、急斜の手前(2350m付近)までトラバース
した。雪も緩んでいるのでトラバース可能。
・ 核心の影火打の北を巻いての下りは2100m付近で沢が広くなったら右岸方向
へ。しかし北により過ぎて雪庇にのり、滑落しないように気をつける。小尾根にのる感じ
で滑り、右手に1815mのある尾根をはっきりと確認したら、その左岸の沢に滑り込む。こ
の沢の上部は急でクラックが走っていたが、雪が緩んでいて滑りやすかった。
・ そのまま素直に滑り込むと1400m付近まで火山溝まですべることができるが、
沢の合わさる地点や尾根、火山溝の地形から現在地をよく把握することが大切。そこから
できるだけ高度を落とさずにトラバースする。1600m付近からブレーキのかかる雪となっ
たが、それまでは溝の少ないよいバーンだった。大スケールでとても楽しい。
・ 賽の河原は1350mから沢の底を滑り、1330mで西に上がる。溝の多い台地をどん
どん進む。
・ アマナ平から林道へは赤布は付いていない。右手に連なるピークを見ながら進
む。892mの小ピーク横あたりから雪の下に林道を確認できる。
・ 九十九折の上部は急なトラバースの繰り返しで、下部は林間をスルーできた。
・ 火打山川の橋まで滑ることができた。

【情報】
・高谷池ヒュッテ 素泊まり 4000円
 ・笹倉温泉 入浴(休日料金) 800円
 ・バス(笹倉温泉〜糸魚川二股) 770円
 ・電車(糸魚川駅〜妙高高原駅)    1280円
 ・タクシー(妙高高原駅〜笹ヶ峰)   6000円
黒沢
2006年05月04日 11:42撮影 by  PENTAX Optio WPi, PENTAX Corporation
5/4 11:42
黒沢
黒沢岳トラバースより火打山
2006年05月04日 13:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 30, Canon
5/4 13:30
黒沢岳トラバースより火打山
サクラ谷
2006年05月04日 15:10撮影 by  PENTAX Optio WPi, PENTAX Corporation
5/4 15:10
サクラ谷
焼山北面台地
2006年05月06日 09:25撮影 by  D506i , DoCoMo
5/6 9:25
焼山北面台地
賽の河原から焼山を見る
2006年05月06日 11:19撮影 by  D506i , DoCoMo
5/6 11:19
賽の河原から焼山を見る
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