七ヶ岳 国道も大縦走の巻

2012年06月13日(水) [日帰り]

• GPS: 09:55
• 距離: 31.9km
• 登り: 1,178m
• 下り: 1,263m

コースタイム

7：25七ヶ岳登山口駅-8：30羽塩登山口8:40-10：00沢から離れる-10：40七ヶ岳山頂10:50-12：10下岳12:20-13：00下山口分岐-13：40黒森登山口-14：30針生集落-17：20会津田島駅

天候

曇り　下界は晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

七ヶ岳登山口駅はトイレも水道もありません。
針生集落のバス停は旧道にありますが、会津バスは自由昇降区間です。
田島駅周辺は日帰りの風呂はありません。駅の食堂は16：30で閉店です。

コース状況／危険箇所等

全線快適な刈払い

写真

駅で電車を見送ります

山開きは今週末
今日は誰もいません

白樺の美しい林を歩きます
周りはセミの声だけが

ナメを歩きます
（意外と滑らない）

稜線は雲の中
誰も来ません

山頂で高度計を
合わせて、と

てっぺんだけ雲

行く手が見えて来ました
誰にも会いません

お、山頂が見えたかな

下山口分岐です

林道はつらいよ
誰も来ません

乗り遅れました..
3時間ありません

感想

kirisame

鬼怒川に泊まる機会があったので、カネガネ東京からの日帰りを躊躇していた七ヶ岳縦走にトライです。鬼怒川温泉始発の電車に乗り、誰も降りない七ヶ岳登山口の駅を出発します。結構勾配のある道路を延々歩き、やっとこさ羽塩登山口に到着しました。登山口には車が一台もなく今日は誰もいないようですが、今週末に山開きが行なわれる案内看板が立っていました。

セミの声に囲まれる白樺の道、清流の道、犬の鳴き声のような蛙の声を聞きながらナメの道を行き、やがて苔むした沢筋から左側の斜面へ取り付き、急坂をよじ登るとひょっこり山頂近くに出ます。稜線は雲の中で遠くが見えませんので、山頂もそこそこに縦走路へ向かいます。
沢ではどこまで上るのかなと思うところはありましたが、全線看板は整備され、刈払いも行き届き、山開きの準備が整っているようです。なんかトレース泥棒みたいな気分ですが、どんどん歩いていきます。標高が下がるにつれ雲の下に出て周りが見渡せ、深い森に囲まれていることを実感しました。シャクナゲやタムシバはもう終わりですが、イワカガミやヤマザクラがキレイでした。
下岳下山路の分岐で13時ちょうど、14時台のバスの時間にギリギリです。半ばあきらめていましたが、下りやすい道で、15分ほどで林道に飛び出しました。

さて、今日の山行はこれからです。
周回でなく縦走が目的なので、ここから林道を東に戻ると意味がありません。林道を西へ向かって急ぎ足で飛ばし、黒森沢登山口を過ぎ、延々歩き続け、あと少しというところで14：30になり、もしやバスが遅れて来るのではと期待して国道に出ましたが、あちゃーもう行ってしまったようです。次のバスまで3時間（休日は運休ですよ）、ここは思案で田島まで歩くことにしました。

針生の集落や途中で、作業をしている人に所要時間を尋ねますが、皆答えがバラバラです。「2時間ぐらいだよ」とか「あと10キロですよ」とか「男の足は速いから女の半分で45分だね」とか、とっても適当です。一番正確なのは、学校帰りで挨拶をしてくれる小学生でしたね。大人はみんな車で、歩くなんてあまりしていないようです。
結局約3時間歩き、17時台のバス接続の1本前の電車にも5分差で間に合わず、バスに乗ったのと同じ帰路でした。

自分の体力が、読みよりも衰えていることを感じる足が棒のウォーキング大会でしたが、たまには会津の山村を歩くのもいいものです（負け惜しみ）。