【葉山登拝】葉山(畑コース〜岩野コース)【丁25.2】
- GPS
- 05:01
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 993m
- 下り
- 987m
コースタイム
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道幅狭い。草葉に覆われていても片側は切れ落ちているので注意。特に展望の良い所。また、崩れている箇所もあり。所により藪うるさめ。 |
写真
感想
急遽決まった東北出張。私は困惑。しかし、・・・
庶務:「台風が来ているから前泊していいよ。」
私:ピコーン!(頭の中で何かが閃く音)
「台風が早まるかもしれないから早いうちに行かないと!(棒読み)」
もちろん始発を押さえ、仕事以外のことの準備も進める。
候補はいくつも挙がったが、酒田、鶴岡方面だと時間的に厳しいので、山形新幹線沿線、そして、かつての出羽三山の一、葉山とした。
【山行概要】
(序章)
当日は寝過ごしたことに気がついたところから始まる。急いで家を出るが、東京駅で1分以内に新幹線に乗り換えるのは不可能なので、大宮へ。そこで何とか予定の新幹線を捉まえた。こういうこともあるので、支度は前日のうちに済ませておくに限る。
山形はすっきり晴天。陽射しも熱いくらい。フェーン現象でかなり気温も高くなるようだ。だが、何となく今回は気温が高くても大丈夫なような気がした。
山形道を北へ。道中、東側真横に広がる奥羽山脈(南から蔵王、船形、神室といった山の連なり)を見て、心躍る。「たたなはる(重なり合って連なる)」という言葉を具現化するとこうなると言える、素晴らしき大パノラマ。蔵王の方に屏風岳という山があるが、まさに大小の屏風を前後に何重にも並べたような圧巻の風景。思わずゾワゾワする。わき見運転をするわけにもいかないので、この心の高まりを速やかに発散すべく、先を急ぐ。
(爽快な葉山)
出羽三山と言えば、今では羽黒山、湯殿山、月山で、いずれも多くの観光客が訪れる。一方、葉山は修験場としては衰退。今は落ち着いた山のみ残っている。
しかし、それが良い。山行者は他に数える程度。混雑も無く、澄み渡る稜線美を楽しめるとは思ってもいなかった。月山や奥羽山脈の方には雲がかかっているが、上空は快晴で真っ青。山の恩寵に感謝。
葉山山頂で男性と雑談。世の中には、自分の山行武勇伝を辟易するほど語り続ける人がいるそうだが、この穏やかで気持ちの良い山頂で、そのような無粋な会話はない。お互いに東北の山の凄さについて話す。
ちょっと会話の中で気になったのが、「登山する人が減っている」という話。東京近郊や富士山、アルプス、八ヶ岳といったメジャーどころばかりに目や足が向いているとまったく気がつかないが、ボリューム層である高年齢層の退出が進んでいるのだろうか。或いは、今年は、たまたま気象条件が悪くて歩く人が減っただけなのか。
ずっと続く社会的ブームというものは無いので、ピークもあればボトムもあるだろうが、自分の記憶を手繰り寄せると、うーん、田中陽希氏の「二百名山ひと筆書き」の辺り、つまり2〜3年前がピークになるのかしら。
いずれにせよ、今メインを張っている60〜70歳代の層が今後激減することは確実なので、山に糧を求める仕事の人がどのように対応していくのか、興味深い問題ではある。
【総括】
山形での山行は鳥海山に続き、今回で2度目。いずれも好天に恵まれ、とても爽快な気持ちになった。この爽快感は天気のためだけではない。山形の山、空は、どこまでも行けそうな気にさせる。この地の持つ魅力と言うべきか。そして、今回は、とにもかくにも、山形から見る奥羽山脈の壮大さに魅せられ、圧倒された。
出羽三山、朝日連峰等々、まだまだ歩きたい山がたくさんあるので、プライベートでもどんどん訪れるようにしたい。
〜おしまい〜
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する