初秋の八幡平:両端の2つの展望台(茶臼岳〜畚岳)
- GPS
- 04:38
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 602m
- 下り
- 430m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 4:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りは、八幡平山頂バス停から茶臼口までバス利用。一日3本八幡平発12:50、14:30、15:35 茶臼口まで所要10分、250円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期は、整備されたハイキングコースである。泥濘もなかった。 |
写真
感想
この連休は予想気圧配置では晴れだと思うのだが、東風が吹くとまずいかな。土日は良いと思うので何処かに行こうか。北の方で秋を感じることができて、それほどきつくない所を選ぶことにする。八幡平は、5月の残雪期にしか行ったことがないので、この季節の湿原の様子も見てみたい。八幡平の両端にある茶臼岳と畚岳からの眺望は定評があるので、今日はその両方に行ってみる。
まだ暗いうちに家を出たが、明るくなってくると、上空は晴れのようである。山の方向は雲もあって、高速からは岩手山は見えなかった。松尾八幡平ICで出て八幡平に向かうと、岩手山がきれいに見えてきた。これは期待できる。茶臼口の駐車場はバス停前(道路左側)には十数台。今日は一番乗りだった。(帰りは100m程先の道路左側の10台程も含めてほぼ一杯)
バス停から少し先の右に茶臼岳登山口がある。登山口から時折階段の道を登って行くと、背後に岩手山が大きく見える。尾根に出ると、低いオオシラビソの林となり平坦になる。行く手に茶臼岳が立派に見える。道は茶臼山荘に向かって、茶臼岳をトラバースするようになる。残雪期は急な雪面のトラバースで唯一緊張した場所だが、今は問題ない。茶臼山荘をちょっと覗いてから、山頂に向かう。低いオオシラビソの森の中を登って行く。茶臼山山頂は樹林が切れ、岩のある見晴らしの良い場所である。今日は晴れで、特に岩手山の眺望が見事である。右の大深岳から三ツ石山方面には雲が架かっている。東側の山は雲に覆われ、早池峰山は見えなかった。
茶臼山荘に戻り、今度は黒谷地湿原に向かうが、この辺りは、オオシラビソの疎林の中、岩がゴロゴロした緩い下りである。残雪期は一部雪解けで、水浸しの道だったなと思いだす。黒谷地湿原は、広い湿原で、アスピーテラインの黒谷地湿原口への三叉路になっている。黒谷地湿原から源太森までは、同じく樹林帯の木道もある緩い登りが続く。尾根上に出て少し右に行くと源太森への最後の登りとなる。ここは、5月は急斜面の雪原の登りだった。源太森は岩の突起で、道から別れて少しだけ登る。ここも眺望が良いが、八幡沼が見える所が良い点である。
八幡沼方面に下るが、直ぐに平らになり、広い湿原となって、木道上を進む。八幡沼北側を通り、小高い所に在る陵雲荘に着く。ここもきれいな小屋である。2階からは八幡沼とその上に見える岩手山の眺望が見事である。
陵雲荘から少し登り、見晴台、ここも八幡沼とガマ沼の眺望が良い。また樹林帯に入り八幡平の最高地点1613mに向かう。ほとんど平坦で、見晴台があるが周辺は樹林帯で眺望はあまり良くない。下りは鏡沼方面から降りる。しばらく樹林帯を行くが石畳の良い道である。先ず、眼鏡沼だが、こんなに大きかったのか。登山道からは2つ同時に写真が撮れないほどである。次の鏡沼が残雪期にはドラゴンアイという奇観が見られるのだが、今は大きな沼で、複雑な色合いをしている。ここも、こんなに大きかったのかと驚いた。ここからは、直ぐに八幡平山頂レストハウスに到着する。
畚岳にも行ってこようと、樹海ラインを歩いて、裏岩手縦走路の登山口に向かう。畚岳が立派に見える。登山口から登り30分で着くのかと思うほどである。登山口から緩く登って行くが、一度平坦になり、急登が始まる。溝のような登りが続くが、残雪期は、雪が詰まっていたりして踏み抜きで大変だった。縦走路から畚岳山頂への分岐に着くと。ここからは急ではあるが、あと少しである。畚岳は八幡平の何処からでも目立つだけあって、眺望が素晴らしい。北西には森吉山、南には秋田駒から北に延びる山々と裏岩手縦走路の諸桧岳、南東には岩手山である。今日は岩手山には雲が来てしまった。帰りは縦走路入口から山頂レストハウスまでの舗装道路が微妙に登りになっていて、ちょっと面倒だった。
昼時だったが、山頂駐車場は丁度位で混雑はしていなかった。バス停の温度計は16℃。12:50のバスを待って、バスで茶臼口の駐車場へ戻る(250円)。東北北部だと年によっては、紅葉が進み始める時期だが、今日は湿原の草紅葉の兆候や山頂付近で一部紅葉の兆候が見られた程度で、例年より遅れるかもしれない。また、今日はこの程度でも下りで少しだけだが、膝が痛くなったのは問題だな。登山を再開した7年前もそうだったのだが、慣れると良いのだが。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する