庚申山・鋸山・不動沢のコル(赤線繋ぎ) 六林班峠経由で周回
- GPS
- 14:22
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 1,882m
- 下り
- 1,880m
コースタイム
- 山行
- 12:22
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 14:11
天候 | 薄曇時々晴れ 銀山平、朝14度。鋸山山頂15度位、風弱い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは国民宿舎かじか荘入り口にあったように記憶してます。 破線ルート(庚申山から鋸山)を含んだロングコースです。おまけに下山は鋸山から庚申山荘まで笹で歩きにくいです。私のデータでEK度数は64(忍者!達人!)でした。山プラだと58(合計距離23.4km、累積標高(上り)2342m)。EK度数58でも(超きつい、止めた方が無難)なので庚申山荘で1泊する方が多いようです。当日の銀山平方面からの鋸山は私と3人パーティ1組。3人パーティとは鋸山直下でスライド、彼らは皇海山まで行き庚申山荘2泊でした。 *EK度数はルートに林道や道路歩きが含まれていると、数値が上がります。ということであくまでも参考程度にしてください。 ★銀山平〜庚申山荘:林道(最初の20分位は舗装路)を1時間ほど歩き、一の鳥居を過ぎると登山道。分りやすく整備されたトレイル。 ★庚申山荘〜庚申山:変化に富んだ飽きのこないトレイル。 ★★★庚申山〜鋸山:破線ルートになります。最後の40分位はやや難易度の高い鎖場やクサリのない岩場が続きます。クサリのない岩場は高度感もあり、気の抜けない岩稜が断続的に表れます。最後の岩場以外は一般ルートとあまり変わらず。 ★鋸山〜不動沢のコル:山頂からロープのある岩場下りが10分位続くが、難易度は優しいです。 ★★鋸山〜六林班峠:鋸山直下と六林班峠付近を除いて深い笹に覆われてます。道はありますが笹が深く手でかき分けないと道は見えません。倒木が多く、30以上あった感じでした。 ★★六林班峠〜庚申山荘:笹の薄い所が多いとは言え全編笹に覆われてます。道は分ります。道幅が全編を通して30センチくらいです。斜面のトラバースなので地形図に出ない10m以下のアップダウンが多く、路肩も弱く、傾いてる箇所が多いです。笹の刈り払いが不十分で笹が倒れた所が散見され、私は滑って2度ほど尻餅をつきました。落ちたらタダですまない箇所が結構ありました。歩きやすい所は早足で歩いてもヤマプラのCT以上に時間のかかる区間です。沢をいくつも横切るので水には事欠きません。 ★容易。★★歩きにくい。★★★やや緊張する、慎重に通過すること。 |
その他周辺情報 | 国民宿舎かじか荘「庚申の湯」(利用時間10:30〜20:00)、私は間に合わず。 http://www.city.nikko.lg.jp/asiokankou/kankou/ashio/kajikasou.html 日光市営「やしおの湯」午前10時〜午後9時(入館は午後8時30分まで)510円。こちらになんとか間に合おう。 https://www.city.nikko.lg.jp/nikkokankou/kankou/nikko/onsen/yashio.html 庚申山荘は無人小屋で1泊2050円らしいです。炊事場の蛇口をひねると水がでます。布団もあります。 |
写真
感想
田代山レコでも書きましたが、檜枝岐から銀山平までの移動が長く、睡眠の時間が十分にとれなかった。田代山の晴れ待ちでスタートが2時間遅れたり、予定していた温泉、食事処が営業終了していたり、ガソリンスタンドを探したりで、日光に着いたのが23時。予定では銀山平で車中泊の5時スタートでしたが、銀山平までたどり着けず、日光の道の駅で3時間ほど仮眠しました。計画ミスですね。
銀山平5時30分スタート。最悪、鋸山、できれば不動沢のコルまでの予定でスタート。想定より時間がかかり(特に六林班峠〜庚申山荘でCTを30分オーバー)、林道に着く前に暗くなりましたが、行きに、それを想定して観察しながら歩いたので、明るいときと同じくらいの時間で歩けました。
感想としては、鋸山最後の登りは破線ルートらしい岩場・やせ尾根の連続で楽しかったです。六林班峠までの笹は概ね想定内。想定外は六林班峠〜庚申山荘、ここは歩きにくかったです。急な笹の斜面のトラバースでスリップしたらタダではすまない箇所が意外に多かったです。
ヤマテンの予報が見事的中、日の差す高曇で歩くには最適の天気。展望もご覧の通りで澄んだ空気の元、遠望も効きました。眠いの我慢して行って良かったと温泉に浸りながら思いました。温泉ではマダニが食いついてないかよく見ました。服は温泉で全取っ替えしました。
右半月板断裂、左右変形性膝関節症の我が身ながら良く歩きました。貧脚ハイカーの爺ですが、ここまで歩けたのは普段のトレーニングのおかげ。さらなるトレーニングを積んで、もっと速く、もっと長い距離、そしてもっと大きな標高差のルートを歩けるようになりたいと思ってます。(トレーニングは億劫で時間は取られるしで、しんどいんだよね。正直ついサボってしまいます)
ーーーここから先はレコと関係ないので、興味の無い方はパスしてくださいーーー
最後にEK度数について思った事を率直に書きます。山初心者が参考にするにはすごく良いと思います。ただEK度数のコメント●EK50〜60未満 超きつい、止めた方が無難●EK60〜70未満 忍者!達人!というのは全ての方にはあてハマらないと思います(EK度数考案者自身にあてはめた指針なので)。EK60を超すハイカーは沢山います。トレランは70を軽く越す方が沢山います。私みたいな貧脚爺さんでもEK50以上を歩けるので、止めた方が無難というのは当てはまらない。ある程度山慣れてくると、予定しているコースを何時間で歩けるか分ってくるので、私はEK度数は殆ど使いません。EK度数には空気の濃度や道の難易度が含まれてません(北アの岩がちなキレットなどの一般ルート5kmと奥多摩の一般ルート5kmでは全然違います。また標高1000mと2700mではしんどさに違いが出ます)。EK度数はルートに林道や道路歩きが含まれていると、数値が上がります。まさにこのルートがそうです。当り前ですが、積雪期には全く使えません。例え数センチ新雪が積もっただけでとんでもなく難易度の上がるルートもありますし(例えば高尾山に5センチ雪が積もっても大差無いが、槍〜穂高間にだったらとんでもなく難易度が上がります)。
私はEK度数が不要と言ってるのでは決してありません。大変、役に立つ指標であることは間違いありません(特に山初心者が一般ルートに行く場合)。ただ私の場合、道の長さや高低差だけではなく、エスケープのしやすさとか、人が多く入る週末か、ほとんど入らない平日か(人が入るか否かは携帯圏外で怪我して動けなくなった時に違いが出ます)とか、そして道の難易度(歩きにくさ)とかを記録を見て総合的に判断するので、EK度数は通常調べないと言ってるだけです。そこの所を誤解なさらないで下さい。EK度数のリンクを下記に記します。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
庚申山:栃木百名山
鋸山:栃木百名山
9月19日:大倉高山・帝釈山・田代山 関東百山完登!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2029372.html
9月20日:庚申山・鋸山・不動沢のコル(赤線繋ぎ)六林班峠経由で周回 当レコ
長時間、本当にお疲れさまでした。
赤線つなぎとか○○百名山とか、何かの目標を立てて実行すれば、達成感は極めて強いものがあると思います。
EK度数は聞いたことがありますが、自分の山行に当てはめたことはありません。
身体の内外に持病の有無だけでも、度数は変わると思います。
群馬県側から皇海山に行ったとき、鋸山をパスしたので、好奇心からどうしてもその道を歩きたかったのです。心情的には赤線繋ぎというわけではありません。
EK度数は私も使いません。他の方のレコでその話題が出たので、因みに計算しただけです。仰る通り見落とされてる要素が沢山ありますから。キツいかキツくないかは人それぞれで、酸素濃度や道の案配だけでなく年齢や体力・経験などの要素も欠けてます。自分が今どれだけ歩けるかを把握していれば、EK度数は必要ありません。山を始めたばかりの人が、一般ルートを歩く場合の一つの目安・指針としてはありかと思います。
コメントありがとうございました。
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