八甲田連峰 高田大岳:晴天と紅葉を求めて北へ
- GPS
- 06:12
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 854m
- 下り
- 979m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:13
天候 | ほぼ快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されており、危険個所はない。 |
写真
感想
この連休は南東北以南で雨の予報である。北東北の山は天気が良さそうだ、まだ紅葉の季節ではないだろうが、北へ行けばその兆候は見られるかと、八甲田山まで行ってみることにした。3年前もそんな理由で酸ヶ湯から八甲田大岳−赤倉岳−田茂萢岳−毛無岱のメインルートを回ったので、今回は見事な円錐状の高田大岳を目標に、酸ケ湯から小岳−高田大岳−谷地温泉のルートとする。
暗いが月が出ている中を出発、岩手に入ると夜明けで徐々に明るくなってきて、盛岡辺りでは先ず姫神山が、そして大きく岩手山がきれいに見えている。北東北の晴は間違いないようだ。今日の天気予報は大当りだった。酸ヶ湯公共駐車場は100台以上だが、今日は7:40でも3割程度。今日の八甲田山は賑わいそうだ。駐車場の奥の登山口から入山。最初はダケカンバが中心で下草が笹の広葉樹林帯を緩く登っていく。直ぐに薄い硫化水素の臭いして、木が枯れている火山ガス注意地域を通過する。この後の登りは、緩いがかなり長い。樹林帯を抜けると展望が開け、南八甲田が望め、道はガレの谷沿いの岩の多い登りとなる。この辺で岩木山も見えてくる。登り切ると傾斜は緩くなり、沢沿いの笹の道となる。道は木道で整備もされ、八甲田大岳、小岳もきれいに見えてくる。
仙人岱の分岐から小岳、高田大岳方面に入る。直ぐに右に湿原あり。道は樹林帯の中の掘れた泥の道となる。小岳の登りは標高差150m程度だが、頂上近くまで樹林で、ハイマツ帯となって眺望が良くなると直ぐに山頂である。山頂は八甲田連峰の大岳、井戸岳から赤倉岳はもちろん、岩木山や南八甲田の眺望も良い。何故か、高田大岳は雲が架かっていたが、徐々に晴れてきそうだ。小岳から高田大岳への鞍部までは150m程下る。鞍部を前に高田大岳の雲も切れて、きれいに見えてきた。鞍部には小さな湿原もある。ここから高田大岳までは標高差300m程の急登である。見通しの良くない樹林帯の掘れて溝の様になった道を登って行く。小岳と同じ位の高さまで来ると、ハイマツ帯となり、見晴らしが良くなるが、まだ我慢の登りは続く。岩が見えてくると、山頂は近い。先ず高田大岳の西峰に着く。ここからは八甲田連峰全体の眺望が良い。山頂は東西に長く、30m程で、山頂標識のある東峰に着く。ここからは八甲田大岳は見えなくなる。ここの眺望は青森市から陸奥湾の眺めである。下北半島から津軽半島まで一気に大きく見える。写真では入りきれないほどだ。
高田大岳からの下山は谷地温泉への登山道を使う。急な下りが続くが、こちらは眺望の良いハイマツ帯がかなり長い。その先は両側が笹の潅木帯が続く。今は手入れが良いのだが、笹が伸びると分かりにくくなるかもしれない。標高1000mまで下ると、樹林帯となり道は徐々に緩やかになっていく。今日も下りが続くと、少し右膝が痛くなってきたが、まずまずかな。
小岳から高田大岳の登山者は少ないと思っていたが、今日は20人くらいの方とは会った。谷地温泉への道でも数人と会った。今日の天候は目論見通り、ほぼ快晴の山を楽しむことができた。気温が低いかと、手袋や毛の帽子も用意したが、晴れで必要はなかった。紅葉はまだ、登山口から山頂まで一部の木に留まっているようで、一面の紅葉は例年より遅いかもしれな。八甲田もきれいになりそうな木は多いので、2週間後位にはきれいになるだろう。
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