5歳児とともにママを招待する陣馬山
- GPS
- 04:37
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 782m
- 下り
- 750m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
かえり:上沢井バス停からJR藤野駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備は完璧 ただし一ノ尾根から上沢井への道は落ち葉が厚く積もっていた。あまり人が来ない模様 |
その他周辺情報 | 藤野やまなみ温泉 |
写真
感想
前の晩から、息子は強く訴えていた。
先週行った陣馬山が最高だった、ぜひともママを連れていきたい。
そうかそれならば、頑張ってねママ!
ということでママを引き連れて陣馬山へ。ただ、JR高尾駅→陣馬高原下バス停、のバスは曲がりくねった山道を長く走るので、前回息子はかなりキツそうにしていた。
JR藤野駅からアプローチすることにして、まずは出発。でもまだ山慣れしていない我がファミリー、山登りのために早起きなどできない。藤野駅に着いて、11:00。この時間、陣馬登山口方面のバスはやってない。しかたないね、歩こう。
藤野駅から陣馬山方面に向かう道は、すぐに長いトンネル(沢井隧道)をくぐる。歩道がない古いトンネルで、風が強く吹き抜ける。車も何台か通る。どうやら息子は少し怖かったらしい。声がよく響くので、大きな声で歌いながら通る。
トンネルを抜けたら、登山口まではほとんど平坦。おおきなふるいいえがあるねー(国重文・石井家住宅)なんていいながら進む。
やがて、陣馬山登山口へ。ここで息子さん、うんちがしたいとのこと。えええ?? あたりを見回す、郵便局がある……いやこれ簡易だしやってないし。案内板の地図にトイレのマークあり、必死に探し回ったところ登山口からやや和田寄りのところに発見。惨事をまぬがれる。
この登山口から陣馬山頂まではルートが3つ。すぐに登りに入る「一ノ尾根コース」温泉手前からの「栃谷尾根コース」、温泉を経てゆく「奈良子尾根コース」。うち、いちばん古い道だという栃尾尾根コースを選んでみる。
しかし、川沿いの車道はなかなか斜度がきつい。完全にへこたれる息子さん。なんとか励ましながら温泉の手前につき、さあここから登山口かな? と思ったら九十九折りの舗装道が続いていた。このルート、駅からスタートするとかなりキツいな……。
急坂の続く九十九折りをのぼりきったところに、栃谷休憩所という小屋があった。ここでひとやすみしよう。お茶をガブ飲みする息子、ハイカーさんにかわいがられる。
休憩所から出て少し行くと、やっと登山口。最初は畑の横を通り抜けていく。自家製梅干が売られていたので購入、そのままひとつ口に放り込むと、、、うわあああしょっぱい!!!
ハードな塩味を抜けたむこうに甘みを感じるという、まさしく田舎のハードタイプ梅干だった。
振り返ると、茶畑のむこうに見事な富士山。ほかのハイカーさんがいうには、ここを抜けると山頂までビューポイントはないそうだ。後ろを振り返りながら進む。
畑を抜けると、陣馬山の林の中。しっかりとした山道を3人で登っていく。ゆるやかながら、ときどき急なところがある。なかなか体力を使う道だ。
ママとの本格的な山登りは初めて。登れるようになったところをママに見せようと、意気揚々と進んでゆく息子。ママもかなり久しぶりの山だが、さほどつらそうではない。
思っていたよりも長い道のりに、何度か休みながら。でも思っていたよりも順調にのぼってゆく。
そして最後のひとのぼりを終えたら、陣馬山山頂! 息子は2週連続!
青空に映える白い馬と、美しい富士山。これを息子はママに見せたかったのだ。というか富士山、先週はいなかったじゃないのよ!
信玄茶屋で、富士山を見ながらのお昼ごはん。家族3人でここに来れるなんて、本当によかった。
さて、帰り。もうあのトンネルは歩きたくないと息子がいう。それじゃバスに乗らないとね、でも本数が少ないから気をつけないと。帰りに温泉にも寄りたいし。
ということで一ノ尾根コースをセレクト。時間が足りなくなったら和田や上沢井に下りればいいだろう。
一ノ尾根はものすごく平坦な広い道、楽しく歩ける。しかしくだりは走りたい息子、大爆走である。僕がそれを追いかけて、ママは置き去り。たまに休んで合流を待つ、を繰り返す。
一ノ尾根テラスでひとやすみして……時間がちょっとヤバいな。陣馬登山口まで行くとバスを逃しそう、ここは上沢井を目指すことにしよう。
そして上沢井分岐に到着……上河原バス停への道もある? 地図とにらみあい、距離の短そうな上河原ルートを選んだ。
これが、地獄の始まりであった。
妻にとって。
上河原ルートは道はしっかりしているものの人がほとんど通らないようで、落ち葉で道がめいっぱい埋まっている。というか、ブ厚く積もっている。
それが何を意味するかというと、落ち葉の下にどんな石があっても見えないということ。
こんな道でもハイスピードな息子、転びまくるが落ち葉がふかふかなので楽しそう。
いっぽう、道の後ろからはギャー、うわー、エエエエエエエみたいな声がずっとしている。たまにズザーという音がして、イタイ!という声が飛んでくる。
まあがんばって。俺たちは先におりるから!
落ち葉ですべることを満喫の息子は、あおむけに転んだまま落ち葉に埋もれて大笑いしている。でもバスに遅れ……ママのほうが遅いか。
民家が見えてきたあたりで、ママが追いついてきた。さんざんな目にあったようだ。次回はがんばってほしい。
車道にたどりつき、少し歩くと上河原公民館、となりに上河原バス停。みんながんばったおかげでバスに間に合った。
藤野駅から、タクシーで藤野やまなみ温泉へ。気持ちよく温泉に入り、Jazz Brewing Fujinoを試飲して大量に買い、ご飯を食べる。どちらかというとやりたい放題でした。
すっかり暗くなった中、バスで藤野駅に向かい帰路につく。1日ずっと遊びっぱなしの充実ホリデー、みんな大満足だった。
次の日起きて足がボロボロになっていたママ以外は。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する