斜里岳 巨瀑の連続する旧道コース
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- GPS
- 05:21
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,057m
コースタイム
歩行時間 4時間18分、行動時間 5時間2分
標準コースタイム 7時間30分
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
清岳荘の9km手前からダートとなっていますが、概ねフラットなダート道で走りやすいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●清岳荘〜下二股 最初1kmは林道歩き。その後15回の渡渉を経て下二股に至ります。渡渉で濡れることはないと思います。 ●下二股〜旧道コース〜上二股 渡渉の連続からの沢登りで上二股に至ります。下りには利用しない方が無難でしょう。巨瀑が連続し変化に富んでいるため、登りでは新道コースよりも疲れは少ないと思います。 ●下二股〜新道コース〜上二股 下二股から熊見峠までは無理やり切り開かれた登山道で尾根まで直登気味に登っていきます。これがかなりの急坂となっています。その後は軽いアップダウンを繰り返して上二股へ至ります。 ●上二股〜斜里岳 言うほど急登ではありませんが、一部ガレ場、ザレ場があるので注意です。 |
写真
感想
さて、知床八景のうち昨日見れなかった知床峠からの羅臼岳とオシンコシンの滝を見てからの斜里岳。おかげ様で登山開始時刻が10時10分となってしまいました。
登りは旧道コースでアプローチ。その前の下二股までの間に予想外の渡渉が15回もあって驚きました。新道コースは沢を歩かないようにするために作られたと妄想していたので、その分岐までに沢歩きがあるとは思っていなかったのです。
下二股からの旧道コースは滝の連続。初めのうちは滝を巻いて登っていきますが、最後の方は普通に沢登りしていく箇所もあります。羽衣の滝、万丈の滝、霊華の滝が特に大きくて素晴らしかったです。
途中下山してくる清岳荘の管理人さんに遭遇して、下りは新道コースを使うように勧められます。確かに旧道コースを下りに使用するのは一般の登山者にとっては危険だと思います。登ってくる方にも多大な迷惑がかかると思いますので、沢慣れしていない方は下りには新道コースを使うように。
上二股からのガレ場の登りで、前日羅臼岳でmajinakaが落とした熊鈴を拾って下さった方に遭遇します。やはり遠い北海道の中でも更に遠い知床。羅臼岳と斜里岳はセットで攻略してしまう方が多いようです。
斜里岳山頂からは斜里岳周辺の山くらいしか見えませんでしたが、旧道コースの巨瀑群のおかげか今回の山行にはとても満足できました。
さて、下山は新道コース。熊見峠までのアップダウンが怠い上に、熊見峠からの強引に切り開かれた急坂の登山道の下りも非常に大変です。確かにここを登るのはうんざりしそう。下りでもうんざりするんですから。
下二股からはひょいひょいと再び15回の渡渉後、林道歩き1kmを経て清岳荘に戻って来ました。管理人さんに会うと、「5時間かかってないのか、速いね。」と。僕らの後に更に登っていった人たちが2人いるらしく、彼らのことも心配されてました。「一人は大丈夫そうで、もう一人はかなりバテバテでした。」というと、「もう一人の方は僕も怪しいと思った。下山は18時半くらいになるかな。」と。その二人は登山届を出しておりませんでした。この次の日の阿寒岳も見ての話ですが、何か登山開始時刻が遅い人は登山届を出さない傾向にあるような気がしています。迷惑がかかるのできちんと出した方がいいとは思うのですが・・。
下山後は硫黄山と摩周湖を見ました。摩周湖はこれで三度目になりますが、何度見ても美しい湖だと思います。
そんなわけで斜里岳もお気に入りの山に。
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