福田頭〜台風一過の山頂ランチでインシデント事案発生〜
- GPS
- 04:40
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 714m
- 下り
- 473m
コースタイム
- 山行
- 3:08
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 4:39
天候 | 晴れ時々曇り、稜線は風がやや強い |
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過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
倒木が何本かありましたが、通行には支障なし |
その他周辺情報 | 比和温泉あけぼの荘 月曜休(休日の場合は翌日休) 休憩室・アメニティあり、350円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
10月12日に大型で強い台風19号が関東に襲来しましたが、1,000km離れた広島でも結構な強風が吹きました。翌13日、天気予報は晴れなのでアクセスの良くない福田頭へ行くことに。台風が来なければ四国の東赤石山に登っているはずだった。
広島市から一般道で庄原市から国道432号に入り、ちょっと迷いながら福田頭の下山口に到着。ここに駐車し自転車で登山口へ向かいます。
小枝が落ちた林道を慎重に下り、井西谷の集落奥の登山口に自転車を停めました。登山口の方向にはゲートが有って、「こちらか?」と若干の不安を覚えながら川沿いの小道を歩き出します。田んぼのヘリの道を少々彷徨って林道に合流。1/25,000図では破線ですが、車が通れる立派な林道でした。
林道が通行止めになる脇から右にそれて、福田頭への山道に入ります。沢沿いの杉林をゆるゆる登っていきます。沢沿いには炭焼窯の跡がいくつか残り、かつてここに山の生活があったことが忍ばれます。三ノ滝を過ぎると杉林は広葉樹の二次林に。沢筋を詰め大波峠へ登るようになると足元には鉄滓が転がってました。ここでも鑪製鉄が行われていたようです。大波峠の沢の源頭部で、木の根元からの湧水を見つけ、「あ、ここが水場かぁ。」と給水し、再び歩きだすこと2分で、”水飲場”の標識のある水場がありました。大波峠が近づくにつれて風音が大きくなってきます。
『ごぉ〜っ、ごぉ〜っ』と風が抜ける、ブナの稜線へ出て山頂へ。風が強いのですが、日差しがあってそれほど寒さを感じません。緩やかな稜線を歩いてお昼前に山頂に到着しました。先客はなくて山頂貸し切り!周囲の展望は、強風のためか霞んでいて大山は見えませんでした。風の弱そうな場所を探し、携帯ラジオでニュースを聞きながらお昼の準備を進めます。福島辺りも豪雨で河川氾濫が酷いようですが、たしか福島第一事故の放射性物質除去の対象区域は農地や居住地域だけで山間部は対象外だったはず。この豪雨でそれらが再び里へ流れ込んでしまっているんでは?と感じましたが、現時点ではそこまで気にしている余裕はないんでしょう。
お昼はホタテ入りイカ天焼きそば大盛り!バーナーでお湯を沸かし、無印FDの野菜とホタテと入れていきますが、重心の高さに一抹の不安が。麺を入れて蓋をし、目を離した瞬間に『カタン』という音がして見てみればクッカーが転倒!幸運にも蓋のおかげで中身をぶちまけることはなく、こぼれた熱湯はちょうど両足の間で火傷を避けられました。とりあえず火を消し、安定した場所を探して再度セッティング、水を加えて調理再開です。水が多めになってしまいましたが、なんとか食べられる状態になってよかった。よく見れば右手にちょっと火傷してました。
お昼を食べているとソロの登山者がふたり到着。「今年の紅葉は遅いね〜。」とか雑談。
結局1時間弱山頂で過ごしてしまい、下山を開始します。風が弱くなってきて快適な尾根歩き。展望があまりない兎舞台頭、大岩の先には御陵があるのでは?と推測していますが、ホントのとこはどうでしょうか。標高を下げてくると傾いたブナの木がいくつか。冷涼な気候に生えるブナの木、近年の温暖化で樹勢が衰えてきているのではと気がかりです。将来的には紀伊半島や四国のブナ林が消えてしまうのかもしれません。
下山口近くで昇竜の滝を眺めてから無事下山。登山口に停めていた自転車を回収してから比和温泉”あけぼの荘”へ。ぬるめのお湯で汗を流して帰宅しました。食べて美味しいキノコはないかと探してましたが、残念ながら収穫はなし。そう簡単には見つかりませんね。
山頂で大やけどしなくてホントに良かった。
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