峰の薬師から西沢峠を経て名手へ(大垂水峠方面通行禁止)
- GPS
- 02:26
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 461m
- 下り
- 489m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大垂水〜大洞山間と中沢峠〜西山峠間で崩落があり、通行止めでした。 |
写真
感想
日曜日は軽めの山に行ってみようと考えたが、奥多摩方面も大月方面も台風被害で厳しい。いつもの峰の薬師から大垂水峠の道は被害や通行止めの情報が見当たらない。あまり楽しいコースでもないが、道の様子を報告するのも一興かと出かけた。
峰の薬師バス停では自分以外に男性の登山客が1名。今回はだらだら時間をかけて登ろうと参道を進んだ。
参道は既に手入れされているのか、倒木等は殆ど無い。ただ歩かれていないようで、やたらと蜘蛛の巣に引っかかる。峰の薬師から見える津久井湖は茶色い泥水に満たされ、堤の周囲は大量の流木に覆われている。見ていてどことなく痛々しく感じる。
いつも誰かしら居る三沢峠でも誰にも出会わず、泰光寺山から西沢峠へ降りている途中で漸くトレランらしい単独男性に会う。聞くと私と同じように大垂水峠を目指していたものの、西山峠の先で大きく崩落しており、とても通れないと言う。西山峠から入沢川を下るルートに抜けようとしたが、そちらも危険だと警告があったそうだ。そちらに行ったことはあるかと聞かれたが、生憎無かった。
男性と分かれて西山峠に着くと、確かに通行止めと警告の看板がある。入沢川沿いのルートには態々「尾根沿いの方が安全」とも書かれているが、地形図を見る限りどの尾根を指しているのかは分からなかった。
西山峠から山を一つ巻いて次の峠に着いたところで遂に通行止め。道を通せんぼする形で掲示されていた。都県境でもある稜線にはここまでしっかりした道があるが、この先はほぼ無い。そうは言ってもマニアは歩いているはずだし、地形図を見ても高々30m程の高低差しかない。一旦笹薮を登ろうとしてみたが、濡れた蜘蛛の巣に嫌気が差し、撤退する事にした。この辺りは今後も来るだろうし、エスケープルートを確認しておくのも悪くない。
自宅に帰るなら高尾山より津久井湖側に出たほうが良い。地形図には西山峠から三井と名手へ抜ける道が描かれている。西山峠へ戻る途中でそちらへの分岐に進んだ。道はしっかりあるものの細く、再度蜘蛛の巣まみれになった。タオルを前に振り回しながら進んだ。
三井への道は短いが急な尾根を九十九折に降りており、この間の水害でどうなっているか分からない。名手への道は長いが山腹を斜めにゆっくり降りていく。安全な後者を選び、名手集落へ出た。
バス停のありそうな津久井湖南岸へ向かうと尾崎記念館があり、開館中で無料だという。60年にも及ぶ議員生活の中で明治から戦後まで、保守陣営に属しながらも時勢におもねる事なく憲政の維持を叫び続けた尾崎行雄氏の生涯を学ぶことが出来た。
件の通行止めの情報は、いくつかの登山道情報のまとめ記事には無かったものの、当地を管轄する高尾ビジターセンターのウェブサイトには載っていた。単純に調べ方が足らなかっただけで、赤面の至りだ。
東京都 高尾ビジターセンター – 高尾ビジターセンターは高尾山山頂にある東京都の自然公園施設です。高尾山の自然情報を発信しています。
https://www.ces-net.jp/takaovc/?p=1166
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