記録ID: 2068317
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
皇海山 (庚申山荘より周回)
2019年10月19日(土) ~
2019年10月20日(日)
- GPS
- 15:48
- 距離
- 31.7km
- 登り
- 2,396m
- 下り
- 2,126m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 4:21
距離 12.0km
登り 1,005m
下り 69m
2日目
- 山行
- 11:04
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 12:09
距離 19.7km
登り 1,415m
下り 2,074m
天候 | 10/19(土) 雨 のち 曇り。15時過ぎより雨。 10/20(日) 晴れ。西風強い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
🚃東武本線 北千住7:02→相老8:47 (特急) 🚃わたらせ渓谷鐵道 相老9:05→原向10:15 ■復路■ 🚕タクシー かじか荘18:00→原向駅18:15 3260円 ※ 通常17時頃に営業終了するので、遅い時間に利用したい場合は予約した方がいいそうです。足尾観光タクシー 0288-93-2222 🚃わたらせ渓谷鐵道 原向18:31→相老19:37 🚃東武本線 相老20:00→北千住21:41 (特急) |
コース状況/ 危険箇所等 |
人少なかったです。日曜は、庚申山荘に戻るまでに、銀山平から日帰りのソロお2人とすれ違っただけ。(台風の影響で皇海橋から登れなくなってる?) ◆薬師岳→鋸山 ・ハシゴ・鎖・ロープの岩場のオンパレード。足場は割とありました。 ・細い尾根を歩く際、北側(右側)は草木で隠されてますけど、思いっきり切れ落ちてるので油断大敵。遭難はこの区間で多いそうです。 ◆鋸山→六林班峠 ・評判通り大変な藪漕ぎでした。肩や顔までの高さがある笹薮を両手でかき分けて進んでいきますが、藪を上から見ても踏み跡を見分けられない所が多かったです。なので、2人のうち前衛は笹をかき分けて足元見て笹が生えてない地面をたどって進み、後衛は遠くの標識を見つけたりしながら進路を助言、という感じで進みました。でも、何度か進路ずれました。特に女山周辺。 ・進路を示す標識が時々ありますが、間隔が長く、心許なかったです。 ◆六林班峠→庚申山荘 ・庚申山〜鋸山稜線の南側の、笹薮の急斜面をトラバースしていく道です。巻き道なので、アップダウンが少ない代わりに道のりは長く【水流れる沢を横切る → 濃い笹藪をトラバース】というのをうんざりするほど(10回くらい?) 繰り返しました。 ・ず〜っと笹薮ですが、鋸山=六林班峠の区間と比べれば、踏み跡を見分けやすかったです。藪の深さもせいぜいお腹程度まで。1度ロストする程度で済みました。 ・ただ、道が少し谷側に傾いているのに、藪で覆われているので、誤って少し外側を踏むと滑落しかねず、慎重さを要しました。 ・単調でも気を使う道中で、唯一の慰めは色鮮やかな紅葉。 ・藪の中でも、まとわりつく虫はいなかったし、暑くなかったのも幸いでした。(真夏は暑そう...) |
その他周辺情報 | ◆原向駅→銀山平 往路はタクシー代節約で歩きましたが、道すがら、大正の足尾銅山最盛期の遺構がいろいろ見られました。崩れつつある石垣とか鉄橋とか。全盛期は1万人もいたらしく、往時の賑やかな姿(写真)とのギャップに驚き。 ◆国民宿舎 かじか荘 ・フロントで登山届の提出、庚申山荘の利用申込。登山路の状況も教えてもらえます。 ・レストランあり。昼食摂ってから登りました。 ・日帰り入浴可。地元の皆さん一推しのつるつるアルカリ泉。ただ、土日休は16時30分までみたいで、下山後に利用しにくい。私達も入れませんでした。残念。(平日は18時) ◆庚申山荘 ・よく手入れされてて、2階建で広々してます。 ・ふとんいっぱいあります。 ・水は自炊場の蛇口から汲めます。急に勢いよく水を出すとゴミが出てしまうので、水は止めずちょろちょろ出しておき、汲む時もそのままの水量で、というのがコツらしいです。(←水を止めないよう、注意書きもあり。) ・Docomoダメ。SBがかろうじて繋がりました。 |
写真
感想
・5年前に日光白根山に登った際、周りの人が「"スカイ"が見えるよ」と話しているのを聞いていて、初め山の名とも思えず何の話だろ?と思ったものです。”皇”とは仰々しく、海なのに山?と印象的。(大海人皇子が由緒に登場するのかと思いました。)
・スカイとかコスモ(越百山)とか洋風な響きが面白くて、なんとなく登ってみたい、さらに、登るなら、表側の庚申山から、昔の修験者ルートに倣って奥の院・皇海山に至りたいと思ってました。
・藪漕ぎ大変とか、遭難者出てる、とかいろいろ不安な点はありましたが、なんとか踏破できました。台風19号の影響もなく、周回できました。
・地元の猿田彦神社では5月と10月に例祭が催され、ちょうどその日にあたってました。庚申山荘の中にも立派な神棚が設けられており、山仕舞いを兼ねて、管理人さんや神主さん、地元の方々が土曜から登ってこられてました。夜の宴には私達もご相伴にあずかり、いろんなお話を伺うこともできました。ありがとうございました。
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こんにちは
私も10月20日に同じコースを辿りました
日帰り強行で初めと最後は真っ暗闇の中の山行となり、その間の景色は全く堪能できませんでした
特に六林班峠から庚申山荘の途中で日が暮れたため、その後は不安と恐怖との戦いでもありました
やっぱりikerinaさんたちのように、山荘へ一泊し余裕を持って挑むのが正解だと思います
この日私が会ったのは不動沢ルートからの3人だけで、まさか同じルートを辿っている人がいるとは思わず、嬉しくて書き込みしました
今度はいつかリアルでお会いできると良いですね
johroさん、こんにちは!
行動記録を拝見するに、私達が不動沢のコルから鋸山へ登り返している時に、山頂手前の急斜面ですれ違った方ですよね?(11:20頃?)
長丁場、お疲れ様でした〜!
johroさんに少し先行されてたお一方も、銀山平からの日帰りピストン(往復とも尾根)とおっしゃってました。不動沢コースは林道が台風19号の影響で通れなくなってたらしく、多分誰も上がってなかったと思います。なので、お互い、静かな山頂でしたね。
しかし、あのエグい笹薮を、暗闇の突破されたのはすごいですね。
私達は車がなく夜明け前に登山口に入る術がないので、どこかで泊まるしかなかったんですけど、もし車があっても、あのコースを日帰りでトライするのは私の力量では無理です... ただ、あの光る菱形(赤と黄色)の標識は、暗い中行動するのに結構有り難かったですが。
また、何処かでお会いできればいいですね!
返信ありがとうございます!
不動沢コルと鋸山の間で会ったお二方だったんですね!
その節はルートを譲って頂きありがとうございました
なるほど、百名山なのに異常なほど人が少なかった理由がわかりました
もう一人の方も銀山平からだったんですね
あんな立派な山塊を、我々四人だけで独占していたと思うと、とても贅沢な一日でしたね
またどこかでお会いできる時を楽しみにしています!
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