黒部峡谷 下ノ廊下
- GPS
- 27:12
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 4,209m
- 下り
- 5,085m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 7:41
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰路は、欅平からトロッコ列車&電車&新幹線&代行バスを乗り継いで信濃大町まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
難路の連続 |
写真
感想
念願の下ノ廊下へ行ってきた。
当初は19日〜20日の土日で行く予定だったが、土曜日は雨ということで移動日にして、日月で黒部ダムから欅平を目指した。
信濃大町駅周辺に車を止めバスで扇沢へ向かったが、乗るはずの始発のバスの運転期間が終了しており1時間のタイムロス・・・
加えて、平日をからめているにもかかわらず結構な人ということもあって、阿曽原温泉小屋のテン場にテントが張れるか心配になり、いつもより足取りが早くなってしまった。
内蔵助谷出合を過ぎたあたりから道もだんだんと険しくなり、これぞ下ノ廊下という感じに。
周りの景色や峡谷美を楽しみながらも、慎重に足を進めた。
途中、沢を渡るところがいくつかあったが、昨日までの雨のせいかシャワー状態のところがいくつかあり、そのたびにびしょぬれになった。
進むにつれ道はどんどん険しくなり、別山谷出合をはさんで前後は気が抜けない道がかなり続いた。登山道に沿って張られている番線やロープが本当に心強かった。
ほぼ予定時間どおりに歩いてきたが、東谷吊橋手前辺りから左ひざに違和感を感じ始め、相方にサポーターを借りる始末・・・。
仙人ダムからの登り、そして阿曽原温泉小屋への下りは、ひざの痛みに耐えながら這うような感じで、なんとか小屋にたどり着けたといった感じだった。
そしてテント場は、案の定満杯状態・・・。
片側は隣のテントの張綱を固定する石の上に、もう片側は今にも側溝へ落ちそうといった感じで、強引に寝床を確保した。
2日目、左ひざの痛みは残念ながら治まってはいなかった。
サポーターだけでは痛みはかばいきれず、手で足を持ち上げながら歩く始末・・・。
どうやったらもっと楽に歩けるかと思考を働かせ、スリングを活用した歩行方法を思いつき、これがなかなか良かった。
大太鼓や水平歩道など難関をなんとかクリアしたが、欅平への急斜面の下りはかなりきつかった。
相方を待たせつつも、なんとか無事欅平にたどり着けた。
ようやくゴール!と思ったのも束の間、ここから信濃大町まで電車を乗り継いでいかなければならないが、駅の階段の上り下りがこれまたヒザに堪えた・・・。
出だしは景色や険しい道のりを楽しむ余裕があったが、ヒザの痛みが出てからはそれどころではなく、せっかくの下ノ廊下を思う存分楽しめなかったのは残念だった。
テント装備を背負っての歩行スピードや、そもそもの筋力トレーニング不足など、反省すべき点が多かった山行だったが、それでも大きなケガなく無事に歩き終えたのはなによりだった。
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