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Yamareco

記録ID: 207759
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

霧と強風の赤岳 天女山〜赤岳〜真教寺尾根

2012年07月14日(土) ~ 2012年07月16日(月)
 - 拍手
GPS
59:00
距離
14.0km
登り
1,841m
下り
1,540m

コースタイム

15日 5:00天女山荘-5:20登山道入り口-5:45天女山-8:20前三頭-9:10三頭-10:20権現岳-11:30ツルネ-12:00キレット小屋(テント泊)
16日 5:40キレット小屋-7:20赤岳三超-真教寺尾根-10:30牛首山-11:20賽ノ河原-11:30リフト乗り場-11:45スキーセンター12:17-周遊バス12:00清里駅
天候 15日 霧と強風
16日 霧と強風、下山するにしたがって晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
・美ノ森ファームのテントサイトは閉鎖中で、キャビンの前庭スペースに設置するとのこと。しかし14日(土)はキャビンの宿泊客がいないとのことでテント泊も断られてしまった
・天女山荘は天女山登山道に近く、とても便利。おかみさんが気さくな方で、料理もとても美味しく、登山の前後の宿泊はお勧めです。
小海線の正面から
2012年07月14日 16:51撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/14 16:51
小海線の正面から
甲斐大泉の駅
2012年07月14日 16:54撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/14 16:54
甲斐大泉の駅
天女山荘のキャビン
ここに一人で宿泊とは贅沢!
2012年07月14日 17:14撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/14 17:14
天女山荘のキャビン
ここに一人で宿泊とは贅沢!
天女山登山口
ここから登る人はあまりいないと思うが…
2012年07月15日 05:28撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 5:28
天女山登山口
ここから登る人はあまりいないと思うが…
天女山駐車場からの登山口
2012年07月15日 05:56撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 5:56
天女山駐車場からの登山口
駐車場からほどなくしてチェックポストあり
2012年07月15日 05:59撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 5:59
駐車場からほどなくしてチェックポストあり
なぜか「調布市」
風は強いものの樹林に守られ半そでで歩く
2012年07月15日 07:55撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 7:55
なぜか「調布市」
風は強いものの樹林に守られ半そでで歩く
木が無くなり、強風にさらされる
2012年07月15日 08:02撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 8:02
木が無くなり、強風にさらされる
三ッ頭 この辺りから強風が激しく吹き付けてきた
あまりに寒くレインコート着用
2012年07月15日 09:22撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 9:22
三ッ頭 この辺りから強風が激しく吹き付けてきた
あまりに寒くレインコート着用
やっと出てきた鎖場
2012年07月15日 10:17撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 10:17
やっと出てきた鎖場
権現岳山頂は強風のため写真撮影のみ
一時たりとも留まりたくないほどの強風!
2012年07月15日 10:27撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 10:27
権現岳山頂は強風のため写真撮影のみ
一時たりとも留まりたくないほどの強風!
崩落跡だが、ここをルートと間違いそうになる
一歩を踏み出さなくてよかった。!
2012年07月15日 10:47撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 10:47
崩落跡だが、ここをルートと間違いそうになる
一歩を踏み出さなくてよかった。!
長いハシゴの下が見えない
当然風も強い
2012年07月15日 10:52撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 10:52
長いハシゴの下が見えない
当然風も強い
ツルネ付近のコマクサ?の群生
2012年07月15日 11:43撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
1
7/15 11:43
ツルネ付近のコマクサ?の群生
キレット小屋直前の鎖場
2012年07月15日 12:04撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 12:04
キレット小屋直前の鎖場
キレット小屋のテント場
森の中にも露地あり
この日は10張で、適当な場所はほぼ一杯
2012年07月15日 17:43撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/15 17:43
キレット小屋のテント場
森の中にも露地あり
この日は10張で、適当な場所はほぼ一杯
キレット小屋からの登り
ガレ場が続く
2012年07月16日 05:53撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 5:53
キレット小屋からの登り
ガレ場が続く
鎖場
風が強い!
2012年07月16日 06:14撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 6:14
鎖場
風が強い!
文三郎尾根からのルート
ここからの強風は本当に強烈であった
2012年07月16日 07:23撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 7:23
文三郎尾根からのルート
ここからの強風は本当に強烈であった
頂上は写真撮影のみ
西からの強風が凄まじく、すぐに東側に避難した。
2012年07月16日 07:32撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 7:32
頂上は写真撮影のみ
西からの強風が凄まじく、すぐに東側に避難した。
真教寺尾根の下り
風はそれ程でもないが、霧のため視界はあまりない
2012年07月16日 08:52撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 8:52
真教寺尾根の下り
風はそれ程でもないが、霧のため視界はあまりない
鎖場が終ったあたりでようやく視界が開ける
真教寺尾根と県界尾根
2012年07月16日 09:12撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 9:12
鎖場が終ったあたりでようやく視界が開ける
真教寺尾根と県界尾根
ようやくヤマらしい景色が出てきた。
2012年07月16日 09:33撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 9:33
ようやくヤマらしい景色が出てきた。
崩落跡と遠く富士山を望む
2012年07月16日 10:58撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 10:58
崩落跡と遠く富士山を望む
リフト乗り場手前
精神力と集中力が途切れた状態で、笹に隠れた石と根っこに足を取られる
2012年07月16日 11:17撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
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7/16 11:17
リフト乗り場手前
精神力と集中力が途切れた状態で、笹に隠れた石と根っこに足を取られる
当然リフトに乗車
2012年07月16日 11:44撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 11:44
当然リフトに乗車
周遊バスにて清里駅へ
2012年07月16日 12:26撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 12:26
周遊バスにて清里駅へ
小淵沢から中央本線に乗車
2012年07月16日 14:12撮影 by  COOLPIX S6000, NIKON
7/16 14:12
小淵沢から中央本線に乗車
撮影機器:

感想

初めのテント泊で選んだのは八ヶ岳。当初は真教寺尾根から天女山に下るルートを考えていたが、14日(土)に美ノ森ファームにテントを張ることができず、急きょ登山道から一番近い民宿を探した結果天女山荘に泊まることとなった。そのためルートも逆に変更した。

15日は天女山荘からの歩き。テント等が詰まったザックはさすがに重い。
朝から霧が出ており視界は無し。風が強く先行きが思いやられたが、樹林帯は木々が風を遮ってくれて半そででも汗ばむ。しかし、前三ッ頭を過ぎて森林限界を超えると強風がもろに体を襲う。ここでレインコートを着用。重たい荷物とともに体がぐらつく。普段は森林限界を超えるとワクワクするのだが、今日は「ゆるして!」と叫びたいくらい。
権現岳は強風のため写真撮影しただけでさっさと通過。
その後のツルネではコマクサ?の群生の遭遇。強風にもびくともしない生命力に感動!
12:00に本日の宿泊場所であるキレット小屋に到着。初めてのテント設営であったが、特に問題なく出来た。早く着いたおかげ先着は1張りのみ。余裕を持って好適場所を探すことができた。水場は少し降りた沢にあり。この日は水量は多くないものの補給は十分可能であった。昼から夜にかけては風はそれほど吹いていなかったが、1時過ぎから強風が吹くようになり、風でテントがはためく音で何度も目を覚ました。

16日はいよいよ赤岳への登り。風は全く止む様子はない。谷から風が吹き上げる中、鎖やハシゴを越えていく。文三郎尾根からの合流地点ではあまりの強風に息が苦しいほど。ここまで緊張の連続であった。また、この地点から数十メートル上の赤岳山頂も見えない程霧が濃かった。
ようやくの思いで山頂到着。しかし風が強く記念撮影などと悠長なことを言っている場合ではない。写真を撮り終えたらすぐに東側の岩の陰で休憩。寒い割にはビチャビチャになったTシャツから、長袖Tシャツと厚手の上着プラスレインコートに着替え寒さを防いだ。

復路は、迷ったものの風が西から吹いていたため、東側の真教寺尾根なら大丈夫で
はないかと思いそこを下ることとした。
結果的には二つの意味で正解であった。一つは、鎖場が長く続き、比較的強風にも左右されずに安定して下山が出来たこと、二つ目は、下半身の筋肉を温存できたことであった。
真教寺尾根は岩や鎖が多く、岩場が好きな私は、今度は是非登りに利用しようと思った。
鎖場を抜けたあたりで霧が晴れてきた。遠く富士山もくっきり見えるようになり、今回の行程でようやく山らしい景色を見ることができた。牛首山から先は急な下り坂となった。早朝から緊張の連続で、このころには緊張感や集中力が緩んでいる状態で、この下りはとても苦しかった。笹に隠れている湿った岩や木の根に何度もつまずいた。ようやくリフト乗り場につくと、迷うことなくリフトに乗車、その後は温泉に入ろうと思ったが、周遊バスのルートの都合で清里から直接帰ることとした。

初めてのテントであったが、内容的には概ね満足であった。前回の鷹巣山以降、歩く機会を増やしたことによってバテもある程度防止できた。
ただ、食事の貧弱さや風対策など反省点もたくさんあり、それらは次回への課題としたい。
それにしても、16日に赤岳に登った方々は大丈夫だったのだろうか?

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