穂高岳総崩れ_白出のコルで末期梅雨に打たれ敗退
- GPS
- 32:00
- 距離
- 33.8km
- 登り
- 1,606m
- 下り
- 1,596m
コースタイム
15日:穂高岳山荘7:50⇒10:00涸沢⇒12:30本谷橋⇒13:55横尾⇒17:25上高地BT
天候 | 14日:曇り一時雨。夜間は雨 15日:雨。上高地は午後曇り一時日が射す。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バス停の名前は「沢渡中」 シャトルバス往復2,000円。荷物代不要。タクシーは片道4,000円定額。いずれも上高地BTまで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
涸沢の手前30分くらいからザイテングラートの取付きまでは雪渓歩き。 ザイテングラート上に雪は無し。 穂高岳山荘直前に数十m残雪のトラバース(危険無し)。 雪渓上の紅ガラ目立たずポールを目印に歩行。 涸沢ヒュッテ手前のみステップを切ってある。 アイゼン無しでも歩行可能だが、有った方が効率良く軽快に歩ける(当然)。 ザイテングラートはペンキ○印を追えば迷うことは無い。 穂高岳山荘:幕営600円でトイレ無料。水200円/L。 下山後の温泉は「沢渡上バス停」にある「木漏れ日の湯」600円。 茶色がかった、やや熱めの良泉です。小さいが近くて便利。 |
写真
感想
夏の北方稜線へ向けての訓練と、昨年バテて行けなかった吊尾根からの前穂へ行きたくて計画しました。
当初は涸沢から北穂で幕営し、翌日涸沢岳⇒奥穂⇒前穂⇒岳沢の計画でした。
お天気が良いとは始めから思いませんでしたが、案の定残念な結果に終わりました。
入山日は涸沢まで順調。時折雨が降る空模様でも樹林帯の中であり、折り畳み傘を持っていたこともあって合羽を着ずに涸沢到着。
ところが樹林を出たら風が強く時折サーっと大粒の雨が降ります。小屋が離れている北穂はここで諦め、奥穂へ切り替えることにしました。
昨夏北鎌で浸水したテントは縫い目をシールしただけの応急処置。7月とはいえ梅雨明け前の吹き曝しの3千テン場では濡れたらタダでは済みません。
ひとつのはかりごとがあり、穂高岳山荘はテン場が満員になると小屋の脇にテントを張らせてくれます。その方が風除けになるしトイレも近く床が平といいことづくめ。疲れもあってザンテンをゆっくりと登って行きました。しかし…
悪天のおかげでテン場は満員ではなく、しかも遅い到着で風上側しか空いていません。何ともトホホな結末でした。単独ですのでテントを開きながらザックを中に入れ張綱を石に巻いてと手間も多い。それでも設営中は雨が止んでいました。
日没頃から大雨になり風でテントがしなります。しかしシールが効いて浸水は無し。これなら北方稜線でも使えるでしょう。フライを掛けていても雨が風で舞い上がり大した効果はありません。
翌日、3時のアラームで目覚めるも大雨+風止まず。諦めムードでそのまま二度寝してしまい、再び起きたのが6時!慌てて食事と撤収準備。ただどこから帰るかが問題です。第一希望は奥穂⇒前穂経由ですが、この風雨の中、吊尾根を歩いて行けるのか?
ザイテンを下れば安全だけど、涸沢から長い長い道のりです。テントの外に出たとき、10mとない視界にザンテンでの下りを決断しました。やはり慣れた道なら間違い無し。
横尾まで下ると雨もすっかり上がり日が射すこともありました。しかし帰りのバスではワイパーが動く天邪鬼な天候です。正統な梅雨ってことでしょう。
三連休が終わり出勤したその日、梅雨明けを知りました。雨男なんてこんなものさ。
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