大崩山


- GPS
- 07:46
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,227m
- 下り
- 1,215m
コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 7:29
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(復路)下山後に市房山キャンプ場まで移動。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
多くがレコアップされているコースなので気づき事項だけ列記します。 《登り涌塚コース》 ・最初の渡渉はこの日水量が少ないのか最後1mほどジャン〜プ!で渡れました。ガイドさんにお助けロープを出してもらってる女性もいました。 ・やはり迷い易いと思いました。ただ、踏み跡が怪しくなったりピンクテープが無かったりしたら少し戻っても探した方がいいと思います。当日は連休中日で前後に多く歩かれていたので、声掛け合いながら複数の眼で共同作業が効果的でした。 ・意外にも下湧塚までの谷歩きやトラバースが1番迷い易いと思いました。 ・袖ダキはルートから少し逸れてロープを登りますが、小積ダキの絶景は必見と思います。 ・中湧塚から上湧塚も一旦下って裏手の北面をトラバースなんですがピンクテープの間が長い箇所あり何度も立ち止まったり、迷いそうな時は周囲と助け合いました。先行者がいるのも助かりました。ここを1人でルーファイしながら行くのはそれはそれで楽しいかもしれませんが大変と思いました。 ・上湧塚からはのんびり稜線歩きで山頂。 《下り坊主尾根》 ・最初緩斜面ですが、小積ダキからは急降下。 ・像岩下のトラバースはカラビナで自己確保を!と看板に書かれているので用意して持参しました。結果無くても行けるかな?と思いましたが安全のためにはあった方が安心ですね。ただ、私はカラビナに慣れて無くて、支点の度に掛け替えるのですが、いちいち止まるのが面倒で、一番斜度のあるところで行きすぎてしまい、スリングにテンションが掛かった状態でカラビナ外れず、半歩戻ってモタモタしてるうちに右足が滑り始めて一瞬冷や汗ものでした。慣れない事するくらいなら、ワイヤーはしっかり張られてて靴のグリップも置き場に気を付ければしっかりしてるので、慎重かつ短時間で抜けるのも手かな?と思いました。この辺は各自判断で。 ・その先、岩場やハシゴが連続しますが慎重に行けば危険を感じる事もなく楽しいくらいでした。 ・皆さんビビられている岩からハシゴに下る距離がある所はお尻ズリズリ作戦で何とも無かったです。 ・一箇所、2つのハシゴが左右に5mほど離れてトラバースで繋ぐとこあり。ロープが一本下がってるので、ロープに捕まって振り子方式で2本目に繋ぎました。ここは使い方を間違えればしんどい場面かもしれません。 ・最後、再度渡渉がありますが飛び石伝いに行って最後1.5mほどの所は丁度しっかりした枯れ木が岩に挟まっていたので、木にホップステップ!で渡れました。 |
その他周辺情報 | 《登山口駐車場》 路肩が膨らんだ待避所に駐車。私が出発する6:30には登山口近くはほぼ埋まってしまい、少し上か下かに停めて歩く感じでした。暗いうちから歩きだす早出の方が多いです。 《温泉♨》 祝子川温泉♨美人の湯を利用。 下山後直ぐに温泉に入れるし、大崩山の稜線が露天からよく見えるのもいいです。 《補足》 祝子=ほうり。読めません。 湧塚、和久塚は、山と高原地図の前者を使いました。 |
写真
感想
九州の二百名山巡り、第二弾は大崩山に登りました。
登り湧塚コース、下り坊主尾根。
いずれも急登の岩ありハシゴあり、しかも登山時と下山時に結構な渡渉ありと難易度は高いコースと思いました。
噂に違わずアスレチックな山でしたが、慎重に行ったので危険を感じる事もなく(危ないとこはパスしただけ?笑)岩場歩きを堪能できました。ただし、注意を要するいわゆる「危険箇所」は沢山あるのと、湧塚コースの迷いに要注意。
登りも下りも急斜面が多く、ピンクテープ探しながら少々迷いながらで、距離の割には歩いた感が半端く、味の濃い山行になりました。
以下、少し長いですが備忘録です。
水量は少なくて渡渉は思ったより楽でしたが、湧塚コースはピンクテープ探しながら行くもののミスコースを何度か。踏み跡薄いな?と思ったら少し戻ってでもピンクテープを探して方がいいと思いました。
当日は連休中日で多数が歩かれており、前後の方々と声掛け合って、こっちで正解!とか、こっちじゃない!などと自然と協力出来たのは良かったです。
次第に岩の多い急登になります。
袖ダキからの小積ダキのデカい岩は圧巻。長いロープで左に登りますが、是非行かれることをお勧めします。
その後も下湧塚、中湧塚、上湧塚と続きます。
ハシゴやロープもありますが両手を使うシーンも何度もあります。急登は袖ダキまでが1番大変だったかな?
下湧塚からは少し楽になります。と言ってもハシゴやロープば続きます。
中湧塚から一旦下って上湧塚へは裏手の北面をトラバース気味に歩きます。ピンクテープの間隔が長いところあるので要注意。
上湧塚の鞍部で皆さん休憩。
上湧塚へはクサリで登れるらしいですが、私は行きませんでした。20人程いて1人だけ行かれました。
この先は山頂まで緩斜面です。
大崩山の山頂はなだらかな丘の上。
さて、食事したら下ります。
坊主尾根分岐から小積ダキまでは緩斜面。
小積ダキからは絶景。
像岩やその下のトラバースも眼下に見えています。
少し戻って分岐から急降下。長いロープ場もありますが斜度は緩くて足元グリップいいから安心ですね。
像岩下のトラバースは、カラビナなどで自己確保するよう看板があります。
私も仕入れて持参しました。実践投入は初めてです。
中盤からピンと張られたケーブルにカラビナを掛け進みます。支点の度掛け替えが少し面倒で、特に後半頻繁に支点が取られているので都度時間が掛かります。
後半の斜度の厳しい所は岩に小さなステップが切られ見た目より安心感がありました。
私は一番斜度のある所でで進み過ぎてしまいカラビナが外れなくなったので半歩戻って掛け替えますが、モタモタしてるうちに右足がズリズリし始め少し焦りました。
セルフビレーは確かに安心ですが、慣れないことすると時間かかるので、短時間に集中して通り過ぎるのもアリかなと思いました。この辺はどちらも自己責任で。
その先の広い岩から少し下がったハシゴへの取り付きは、お尻ズリズリすれば安心でした。滑らない岩質も安心感があります。
その先もハシゴは数えられないくらい続きます。
一箇所、2つのハシゴが連続するのですが、横に5mほどトラバースが必要です。とても立って歩ける斜度じゃないな?と思ったらロープが一本。これを使って振り子の様に横移動しました。いくつか方法がありそうでしたが、多分これが正解かも。
一旦緩斜面になりますが、その先にも短いですがハシゴとロープあり。
最後の渡渉は飛び岩で行って最後1.5mは丁度しっかりした木が挟まっていたのでそこに一歩足を置けばホップステップと行けました。渡渉はその日の水量にもよるし現地判断しかないのでしょうね。最悪水に足を浸ける覚悟は必要そうです。
達成感のある大崩山、大変な場面の連続でしたが、今思えば楽しい時間でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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九州の山旅楽しそうですね。
大崩山。NHKグレートトラバースで見た事があります。📺
思ってたより険しい、道迷いしそうな山なんですね〜。
でも自然のままで川の大きな岩を渡るとか、絶景が素晴らしい山ですね。
冬は帰りのカラナビの辺りが凍るらしく、恐ろしいですけど。
素敵な思い出に残る山デスね。
お疲れ様でした!
あんどうのうえんさん、メッセージありがとうございます
なかなかアスレチックで変化のある山でしたよ、いい意味で緊張感のある味の濃い山でした。
ピンクテープが少ない箇所は多数の眼で支援しあいながら行けたので楽でした。渡渉も水量少な目な気がしましたし。
像岩の下が凍ったら大変そうですね
翌日会った太宰府の方も冬場アイゼンで登ったことがあるそうですが、岩の急登(降下)はやはり大変だったとおっしゃっていました
ワイルド(自然)さが残ってるいい山と思いますので、あんどうのうえんさんも機会があれば是非
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