利尻山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,562m
- 下り
- 1,562m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 3:19
- 合計
- 7:37
天候 | 曇りのち霧雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
|
その他周辺情報 | 利尻富士温泉 http://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1204.htm |
写真
感想
北海道五連戦の第二戦の利尻山。前日に稚内からフェリーで利尻島入りし、利尻北麓野営場でテント泊。この夜は午後より降り始めた強い風雨で結構しんどい目に遭う。
翌朝、風雨は完全に止んでいた。早朝暗いうちから二合目の利尻北麓野営場を出発し、鴛泊コースで山頂を目指す。山頂まではほぼ一本道である。三合目の甘露泉水まではアスファルトと石畳の整備された道で暗くても歩きやすい。甘露泉水で給水する。甘露泉水は日本名水百選にも選ばれている名水である。
甘露泉水から先は登山道らしい道となる。ここも羊蹄山と同じく、登山道の整備が行き届いている。辺りは未だ薄暗い中を快調に登るが、明るさが徐々に増すと空は曇り空で眺望は望めないような天気であった。五合目辺りに到着すると周囲の木々は低くなり視界も良くなるが、眺望は全く望める状態ではなかった。それでもフェリーが港を出入りする度に鳴らす汽笛が、離島にある利尻山登山の雰囲気を演出していように思えた。
六合目の第一見晴台辺りから霧となり、横風が強くなり始める。登山道両脇のハイマツが濡れて、ズボンもたちまち濡れてしまう。八合目の長官山からは赤褐色の踏み固められた土の道となるが、急登の上に足場がなく結構きつい。九合目からは赤褐色の小さい小石の道となり、やはり急登で足場がないのでカナリきつい。
やっとこさ山頂にたどり着く。山頂には小さい祠がある。相変わらず視界は悪いので、とっとと下山を開始する。九合目を目指している頃、雨が降り始め、少しペースを上げる。
六合目にたどり着く頃、雨は完全に止み風もおさまる。五合目にたどり着く頃には天候も回復し始めて眺望も望めるようになる。登山道の先には青い海と礼文島が望めた。
予想以上に順調に戻ることができ、6時間足らずで北麓野営場に戻ってくることができた。濡れたテントを撤収し、麓の利尻富士温泉で汗を流す。ここは利尻富士町の町営温泉保養施設で、泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、低張性弱アルカリ温泉でさっぱりとしたお湯である。効能も筋肉痛などで、登山の後には好適な温泉である。
登った鴛泊コースは島の北側よりアクセスし利尻山登山ではポピュラーなコースらしい。そのほかに島の西側よりアクセスする沓形コースというのもあるらしい。沓形コースは険しい尾根伝いのコースでチョイと危険なコースらしい。
さて、鴛泊の港で絶品のイカ刺し定食で空腹を満たし、夕方のフェリーで稚内に戻る。フェリーで稚内に向かう途中、雲にスッポリ隠れていた利尻山も全容を現し始める。また、西の海にはハッキリと礼文島も見えて、最北の島での山行を締めくくった。
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