雲取山
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,838m
- 下り
- 1,834m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険と思われる箇所は無い |
その他周辺情報 | のめこいの湯 http://www.nomekoiyu.com/ |
写真
感想
この5月に転勤で神奈川都民となる予定で、東京進出記念に東京都最高峰の雲取山に登ろうと考えていた。結局、神奈川県内の別の事業所に移動となったが、登山計画は決行することにした。当初、三条の湯から登ろうと考えていたが、後山林道は塩沢橋の所で工事のために通行止めとなっていた。塩沢橋付近には数台のクルマが駐車していた。しかし、先に停めてあったクルマの停め方のマナーが悪く、広い割にはこれ以上の駐車はできそうもない。結局、このルートからの入山を断念する。という訳で、もう一ヶ所チェックしていた所畑から入山することにした。
所畑には4〜5台ほどクルマを止められるスペースがあった。入山口には”熊出没注意”の看板がある。調査したサイトには熊についての記載が無かったので熊鈴を持ってきていなかった。チョイと迷ったが、ここまで来て温泉だけで帰るのは惜しい。という訳で登山を決行する。
7時チョイ前、所畑から入山する。傾斜の緩い歩き易い登山道をひたすら登る。最初は背の高い針葉樹林帯を行く。所々に熊が出没したと思われる痕跡が残る。1時間ほど行くと周辺の木々は徐々に低くなっていった。周辺が草ムラに囲まれた急登に差し掛かると上のほうで何やらガサゴソと動物の気配がする。音の雰囲気からすると結構大きな動物である。2〜3回ほど大きな音が鳴るように手を叩いてみる。するとその気配は徐々に遠ざかっていった。
出発してから2時間ほどで七ツ石小屋にたどり着く。小屋の直前から薄い朱色の色鮮やかな木の株が見え始める。小屋の脇に山ツツジの大きな株があり、満開真っ盛りといった雰囲気であった。七ツ石小屋上の分岐路からは尾根に向かう巻き道を登る。この巻き道にもツツジがたくさん咲いていた。ここには山ツツジの他に紫色トウゴクミツバツツジもあった。また、登った時には既に散ってしまっていたがシロヤシオツツジもあるようだ。この3色のツツジが同時に見られたらカナリ良さそうである。
巻き道を10分ほどで登り切り尾根道にでる。この尾根道を雲取山方面に向かう。七ツ石山の神社を過ぎる頃まではうっそうとした樹林帯だが、その先は視界がチョイと開けて雰囲気の良い道となる。檜洞丸の山頂に近い雰囲気をもった尾根道である。ツツジが咲く山の特徴なのだろうか?まあ、この日は結構厚い雲が出ていたので展望はイマイチである。それから、尾根道も整備状況が良く歩き易い。
さて尾根道、長い周期のアップダウンが続き徐々に高度が上がる。このアップダウンが意外にキツイ。所々、アップダウンを避けるような巻き道がある。体力的に不安を抱える人はこちらを利用するのが良い。この尾根道の途中で大きな山ツツジの株がポツン・ポツンとあり、濃い緑の中に色鮮やかな朱色が妙に映える。
七ツ石小屋から2時間ほどの尾根道歩きで11時には雲取山山頂にたどり着く。山頂直前には避難小屋にするには勿体無いほど結構綺麗な小屋が建っている。山荘ではなくここに泊まる人も居るのだろうなぁなどと思う。
さて、山頂には”埼玉県”の記載も立て看板がある。どうやら雲取山山頂は東京・埼玉・山梨の3都県境にあるらしい。その他、国土地理院が設置した三角点や、領有権を主張するように3都県が各々設置した看板などがゴチャゴチャと建っている。
山頂では食事を含め1時間ほど時間を潰したが、相変わらず雲は引かず期待していた富士山も現れなかった。と言う訳で、12時より下山を開始する。歩き易い道を引き返し、13時50分に熊との直接対決もなく無事に下山する。その後、奥多摩の渓流沿いにある”のめこいの湯”で汗を流し帰路についた。
さて、帰宅してから気付いたのだが、所畑から雲取山山頂までは片道11kmを越す距離があるらしい。休息も含め7時間ほどで往復できたが距離がチョイと長いかも。登山道は歩き易いのでビギナーにもお薦めなのだが、日帰りは体力に自信のある方のみにお薦めする。
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