初冬の西穂高岳。ピラミッドピークで敗退(行こう！歯科健診登山部)

2019年11月22日(金) ~ 2019年11月23日(土)

• GPS: 20:57
• 距離: 8.0km
• 登り: 733m
• 下り: 740m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:11
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:12

距離 2.0km 登り 243m 下り 44m

14:22 西穂高口(千石平)
14:47 14:48 旧ボッカ道分岐
15:34 西穂山荘

2日目

• 山行: 3:35
• 休憩: 2:13
• 合計: 5:48

距離 6.0km 登り 491m 下り 718m

5:30 西穂山荘
5:44 5:59 西穂丸山
6:50 7:06 西穂独標
7:25 8:02 ピラミッドピーク
8:17 8:26 西穂独標
9:00 西穂丸山
9:13 10:09 西穂山荘
10:46 旧ボッカ道分岐
11:18 西穂高口(千石平)
11:18 ゴール地点

写真

11/20 18:46

テント泊、3泊4日予定。
（当初は西穂高の後、槍ヶ岳にも行く予定だったのです）
行動食（甘納豆、ナッツ類）、カップ麺6食、ウルトラガス250を2缶、水500mlで12.2キロ。
ザックは先月購入したカリマーのStrata50。

11/22 6:56

朝の高速バスで平湯へ。

11/22 6:57

パスタ新宿は曇り空。

11/22 8:41

途中のSAにて。
なでしこ作豚骨煮込みカレーとなっていますが、パッケージはしまりん。

11/22 11:28

冬季閉鎖中の釜トンネル。
工事車両は通るのかな？

11/22 12:19

笠ヶ岳方面。

11/22 12:21

新穂高ロープウェイ 到着。

11/22 12:31

モツ煮ご飯。

11/22 13:22

海外からの観光客多し。

11/22 13:28

第一ロープウェイ 。

11/22 13:35

9割が外人さん。

11/22 13:37

オコジョのおこ丸。

11/22 13:38

アジア圏からの観光客多し。

11/22 13:47

中央は錫杖岳。

11/22 13:47

笠ヶ岳は雲の中。

11/22 13:50

新穂高。

11/22 13:54

山頂駅の気温は3℃。

11/22 14:18

にしほくん、ちっちゃ！
これから大きくなるのかな。

11/22 14:19

ポスト。

11/22 14:20

出発。

11/22 14:21

雪の(ほぼ)ない時期に来たのは2016年8月の奥穂〜西穂縦走以来です。
2017年の3月と12月にも来ていますが、その時は雪が沢山あったので…ここの庭園はこんなだったかな？

11/22 14:24

庭園を抜け、登山口へ。

11/22 15:06

雪を踏むのは楽しいものです。

11/22 15:15

グローブに穴が！
帰ったら補修しなければ。

11/22 15:15

貧乏なので、登山道具はなるべく修理して使っております。

11/22 15:33

西穂山荘到着。
あれ？西穂くんがいない。
雪が無いのでまだ作ってないのか…

11/22 16:27

テント場は貸し切り。
久しぶりに重荷（といってもたかが12.2キロですが、腰痛持ちなので…）を背負ったせいか、ザックが体に合わなかったのか、腰が痛い…
一晩休めば、テント泊の荷物を置いて西穂往復はできそうですが…槍ヶ岳はやめといたほうが良さそうです。
軽量化やパッキング、ザックの種類をまた考えないと…

11/22 17:11

靴下の中にハクキンカイロを入れます。

11/22 17:12

靴下を折り返し、ハクキンカイロが中でズレないように抑えます。

11/22 17:14

気温は補正値で3℃。

11/22 17:19

水作り。
西穂山荘でも買えますが、新たに購入したジェットボイルSUMOを試してみたかったのです。

11/22 17:25

1.8リットルの大容量（沸騰させる際には吹きこぼれないように、1.25Lが限界ですが）で、今まで使っていたジェットボイルミニモ（容量0.8L、沸騰させる際は0.5Lが限度）よりも遥かに早く水が作れました。

これまた新たに購入したペットボトル用ジョウゴも便利。

11/22 17:51

雪の中で温かいカップめんを食べます。美味い！

11/22 18:03

食事の後は、安眠のための湯たんぽ作り。

11/22 18:10

これも、今までの1Lプラティパスではなく2.5Lの大容量のものを使いました。実際に入れたお湯は2L。
概ね8時間は暖かさが持続したようです。1Lだと2〜4時間したらぬるくなっていたので、大容量に変えたのは正解でした。

11/22 18:18

雪山テント泊では必須のフリント式ライター。
3000m級の高山や雪山では、ジェットボイルの点火装置ではほぼ着火しないのです。
一応マッチも持参しています。

11/22 19:07

モンベルのものフレームシェルター内部。
頭と足先はギリギリ。

11/23 3:02

翌朝3時起床。
テント内の温度は補正値で-3℃。

11/23 3:14

湯たんぽは冷めていたので、お湯を沸かし直します。
出発までの2時間程暖かければ十分なので、1Lのみ。

11/23 3:35

朝食はまたもカップ麺。
地上より+1分待つ間、ひっくり返らないようにエアーマット、荷物、ナルゲンボトル等で固定します。

11/23 4:49

アタック用の＠パッキング完了。

11/23 4:50

気温は補正値で-5℃。
もうちょっと暖かかったような…
帰宅したら補正値をもう一度見直さないと。

11/23 5:03

テルモスの500mlでは不安だったので、山荘でポカリを購入。

11/23 5:26

トイレ諸々を済ませ、5時半に出発。
西穂高まで2.4キロ。

11/23 5:26

雪はあったりなかったり。

11/23 5:32

凍結している箇所も。

11/23 5:33

ポカリはハードシェルの内ポケットに入れておきます。
厳冬期でもお湯を入れておけば、3時間程度は凍らずに飲めます。

11/23 5:45

丸山。

11/23 5:53

アイゼン装着。

11/23 5:57

ピッケルも装備。
実際にはアイゼン、ピッケル共独標直前まで要りませんでしたが…

11/23 6:07

振り返ると乗鞍岳（中央）と焼岳（右）。

11/23 6:07

上高地越しに霞沢岳。

11/23 6:08

笠ヶ岳。

11/23 6:12

ガレ場をアイゼンで登ります。
歩きにくいですが、アイゼン歩行の練習と思って。

11/23 6:41

独標が見えてきました。
直下にはほぼ雪なし。

11/23 6:45

独標手前のトラバース。

11/23 6:47

独標直下。
積雪期には雪壁になっているあたりです。

11/23 6:53

そういえば、今シーズン初アイゼンでした。

11/23 6:53

積雪期は緊張する箇所ですが、あっけなく通過。

11/23 6:54

独標。
過去2度は、ここで引き返しました。
2017年3月
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1088834.html

2017年12月
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1341526.html

11/23 6:56

独標、奥穂側の降り口。
クライムダウンで降りました。
もっと雪がついていた方が簡単なのかな？

11/23 6:56

ピラミッドピーク。

11/23 7:00

独標を振り返ります。緊張しました…

11/23 7:04

10峰。

11/23 7:06

積雪期には雪庇ができそうな箇所。

11/23 7:10

9峰。

11/23 7:13

9峰の奥穂側、岩場のトラバース箇所。
手袋では岩が掴みにくく、岩の割れ目にピックを差し込んで手がかりとしました。

11/23 7:22

気温は補正値で7℃。
温かいのが救いです。

11/23 7:38

ピラミッドピークに到着。

11/23 7:40

左から西穂、奥穂、前穂。

11/23 7:40

7峰の鎖場が見えます。

2016年8月に槍ヶ岳〜大キレット〜ジャンダルム〜西穂を歩いた際は、西穂からはハイキングコースのように思えました。
雪もなく、トレッキングシューズだからだったのか、バリエーションルートを歩いて感覚が麻痺していたのか…
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-940301.html

今回アイゼンで歩いてみると、無雪期でも結構難易度が高いルートなのがわかりました。

11/23 7:41

ピラミッドピークは8峰。
これ以上進むと「登れても降りれない」感じがしたので、今日はここまで。

11/23 7:45

ピラミッドピークでミラノール！（フッ素うがい）

11/23 7:45

ピラミッドピークでデンタルフロス！

11/23 7:46

ピラミッドピークで歯科健診！
サングラスがズレていますが…

11/23 7:48

帰り支度の際、うっかりポカリを飛騨側に落としてしまいました。迷いましたが、回収は断念。
ごめんなさい…

11/23 7:54

行きも怖い、帰りも怖い。
慎重に歩きます。

11/23 7:54

独標が結構下に。

11/23 8:04

9峰手前のトラバース箇所。
アイゼンを履いていなければそれほど難しい箇所ではないのですが、アイゼンの前爪を足場に引っ掛けて通るのは緊張しました。

11/23 8:10

アイゼンを外そうにも、微妙に雪があるので…

11/23 8:14

独標まで戻りました。
登りは楽なもんです。

11/23 9:56

西穂山荘に戻り、テントを撤収。
腰も痛いし、日曜夜から天気は崩れるらしいので、槍ヶ岳は今回はなし。このまま下山、帰宅することに。

11/23 9:15

西穂山荘の気温は、補正値で16℃。

11/23 11:48

帰りのロープウェイから。
西穂はガスの中。

11/23 12:05

君の名は、コーナー。

11/23 12:37

バスの待ち時間にカレー。

11/23 12:42

デザートにソフトクリーム。

11/23 13:36

平湯バスターミナル内の温泉が閉まっていたので、向かいのひらゆの森で入浴。

11/23 14:07

目標の西穂高には到達できなかったものの、岩場のアイゼン歩行練習ができたのでまあまあ満足です。
楽しかった！

撮影機器：

iPhone XS Max Apple

感想

wakodental

年末年始、友人の台湾人歯科医師パーティーと赤岳、西穂高岳に登ることになりました。

積雪期の西穂高岳は、2回挑んでいずれも独標で引き返しています。

無雪期には奥穂〜ジャンダルム経由で通過しているのですが、3年前なのと西穂以降は一般ルートになった事で殆ど記憶に残っていません。

西穂以降は簡単なルートだったと思い込んでいたのですが、バリエーションルートを通過した直後で感覚が変になっていたのでしょう。今回独標からピラミッドピークの間は、雪がなくても結構難しいと思えるルートでした。アイゼン歩行なら尚更。

12月、雪が増えたらまた来ます。