蝶ヶ岳 2週間前のリベンジ…大展望とWの悲劇 ♪

- GPS
- 29:20
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,489m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
5:00三股駐車場−5:10登山口−5:17前常念分岐−5:35力水5:40−6:40まめうち平5:50−8:05ベンチ 8:45ベンチ◆9:00大滝山分岐−9:10蝶ヶ岳ヒュッテ
8/4
8:00蝶ヶ岳ヒュッテ−8:13ベンチ◆8:35ベンチ 9:20まめうち平9:25−10:10三股登山口−10:17三股駐車場
| 天候 | 8/3 晴れ 8/4 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
トイレ 三股駐車場、三股登山口、蝶ヶ岳ヒュッテ 登山ポスト 三股登山口 水場 三股駐車場、登山道では「力水」より上はなかった(あっても汲めない程度) 温泉 ほりでーゆ「四季の郷」 (蝶ヶ岳ヒュッテで500円→400円の割引券がもらえます) 三股駐車場 8/3(金)5時で30台、8/4(土)10時20分で満車手前1キロ弱路上駐車 |
| 予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
昨年勤続○○周年の長期休暇を取得するつもりでしたが、転勤、震災の関係で
1年先延ばし、今年取得することになり、ならば裏銀座縦走を年初から決めていました。
先週から準備していましたが案の定雲行きが怪しくなり、結局この時期は無理。
でも「何処かに行きたい」、「槍・穂高に行きたい、見たい」と言うことで
2週間前に表銀座を縦走しましたが何も見えず、リベンジと言うことで蝶ヶ岳に決定。
1年ぶりにテントを担いで縦走はなし。
とにかく槍・穂高をず〜っと眺めるだけ。しかもビール片手にマッタリ過ごす。
前日の21時に自宅を出発。途中横川SAで数十分仮眠し、1時過ぎに三俣駐車場へ到着。
駐車場はまだ数十台が止まっているだけでした。
朝まで仮眠し5時に出発。
三股登山口で登山届を提出していると指導員がやって来て「どちらまで」と聞かれたので
「蝶ヶ岳までです」と答え前常念、常念日帰りの方と話しをして出発します。
早く着いても何もすることがないのでゆっくり歩きますが1年ぶりのテント装備は
朝早い歩き出しの体には応えます。
少し先を行くと「力水」に着きます。
「こんな下にあるのか」、「ここからまだまだ長い道を担ぎ上げるのか」と思いながら2L補給します。
更に重くなりますがちょっと長い梯子を登ると「恐竜君」が待っていてくれました。
確かに恐竜の顔にそっくり。疲れた体を癒してくれます。
次に目標とした「まめうち平」で朝食休憩を摂りました。
ここから先は樹林帯をただひたすら登るのみ。途中常念岳が見える程度で我慢の登山です。
降りてきた方、日帰りの方と話をし、樹林帯が終わると大滝山分岐。
その先を進むと9時過ぎ、蝶ヶ岳ヒュッテに到着です。
勿論槍・穂高・常念がド〜ンと輝いています。
ヒュッテにテントの申し込みを行おうと向かったら、屋根に布団を干している
名古屋大学医学部の方が温かく迎えてくれました。
まさに「サマーレスキュー」そのものです。
テント場料金を払ってマイテント設営。汗だくの体に「ビール」と思いましたが
お昼まで我慢し、すぐそばの蝶ヶ岳山頂へ。
超ヶ岳ヒュッテのテント場は約30張程度でしょうか。
小石、土から成っており、ペグを使用しなくても大きな石で代用できます。
風除けするなら奥のほうがいいと思いますが朝は日の当りが遅いので
夜露は乾きにくいです。
風がなければ真中から小屋よりがいいでしょうか。
展望を楽しんだ後、今度は蝶槍に向かいます。
常念方面から槍ヶ岳へガスがかかり始め、急いで向かいます。
ここでも展望と写真を撮影。京都から来たという3人のお姉さんに
写真を撮ってもらいました。
今日は双眼鏡を持ってきたのでよく見え展望が更に大展望となります。
2週間前に歩いた大天井岳からの縦走路、表銀座、東鎌尾根、槍や涸沢への登山道や乗鞍スカイラインも。
穂高岳、涸沢、北穂高、西岳、槍、大天井の各小屋とテント場も見えます。
ちょっと重くなりますが縦走しないのであれば持って行って大正解。
その後テント場へ戻り、お昼にします。
待ちに待ったビールを買って、槍を眺めながら至福のひと時。
その後は昼寝、槍穂を眺め、また昼寝の繰り返し。
テントの中まで風が入らないため汗だくで寝ては起きてはです。
日の入りまで時間がありそうなので18時過ぎ夕食にします。
いろいろ持って来ましたがあまり食欲がなくフリーズドライのカレーと白米で
カレーライスにしました。
ワインも持参したのですが「ハイボール」が売っていたのでシュワシュワ感が欲しく購入。
日の入りを瞑想の丘で待ちますが雲に邪魔され綺麗には見えませんでした。
それでも大キレットに沈む夕日が何とも言えません。
後はやることがないのでテントの中で地図を見たりして20時に就寝。
昼間とは変わって夜中は少し寒く何度も起きました。
翌朝は4時30分にテントから出て、昨晩と同じく瞑想の丘で今度は日の出を待ちます。
朝の気温は10度少し。風はさほど強くないので薄いダウンを着て丁度良い程度。
待っていると槍穂高連峰に大きく長い流れ星を発見。みんなで感動しましたが
写真は間に合わず、目に焼き付けただけでした。
そして5時前、雲の中からご来光です。
反対には赤く染まる槍ヶ岳と穂高岳。これを見るために日帰りできるところを
泊まったといってもいいでしょう。
朝食はまたまた景色を見ながらいただきます。
既に昨日14張あったテントも半分は出発しています。
ここで「上高地に降りればりんごのおやきが食べれる」と思ったのですが
今回は車を三股に置いてあるので無理でした。
最初は上高地から入山する計画も立てましたが、腰痛を併発していたので
またの機会にしましょう。
「今日は降りるだけ。縦走なしなのでゆっくりしよう」と思いテントを片付けていると
「バキッ」と音が…「ん?」…「あ〜っ!」 Wの悲劇1回目です。
ジョイントが外れたかと思いテントから抜いてみると、何と裂けています。
裂けているというか、一部粉砕している状況に2年前の天狗岳と同じ。
曲がるのは聞いたことがありますが割れるとは…
まあ今回は撤収時だったので不幸中の幸いだったでしょうか。
気持ちを取り直し下山する前にもう一度槍・穂高の見納めです。
8時に下山開始。すぐに樹林帯となり展望はもうありません。
登ってくる登山者が圧倒的に多く、テント泊もかなり見受けられます。
蝶ヶ岳はこの三股からの他、常念、上高地から2本の縦走路があるので
テント泊はもっと多いはず。どう見ても30張程度で満杯となりそうですが大丈夫でしょうか。
最後は力水で持ち帰り用の2Lを補給し、10時過ぎに三股に到着。
駐車場は溢れんばかりの車・車・車。
出るのも一方通行になっており、まだ来る車もあってなかなか出れません。
やっと出れたと思い道路を横断している側溝の段差を通過する際、何やら変な音が…
Wの悲劇2回目はフロントリップスポイラーの下を少し擦ってしまいました。
下なので見えはしませんが、最後にして「なんてこった」です。
後はほりでーゆ四季の郷で汗を流し260km超を運転し自宅へ戻りました。
悲劇2回はありましたが2週間前に何も見えなかった景色、しかも終始大展望が見え
同じ山に23時間も居られた満足のいく贅沢な登山でした。













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