雌阿寒岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,148m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
北海道四連戦の最終戦、アイヌ語で雌阿寒岳は”マッネ・シリ”(女山)である。
オンネトーのキャンプ場を5時45分に出発する。山道に入るといきなり鹿の親子が登山道を塞ぐ。鹿の横を何気ない素振りで通過する。七合目まではアカマツ林の山道を行く。北海道のアカマツは丈が高く、50mはあろうかという大木が林立している。この日は久しぶりの快晴で、このアカマツ林を過ぎれば眺望は良いはずである。七合目を過ぎると砂礫地帯に変わる。右に阿寒富士、左に雌阿寒岳を臨みながら登る。後方眼下には森林地帯が広がり、遠くには大雪山系とおぼしき一帯が見られる。麓のオンネトーも濃い青緑色の湖面を湛えている。
砂礫地帯を少し行くと阿寒富士と雌阿寒岳の分岐となる八合目にたどり着く。ここは阿寒富士へ向かう。少し下ると再び登りになり、茶色い砂礫の中のジグザグ道を阿寒富士の山頂目指して登る。ジグザグ道から阿寒富士の山頂付近を見上げると、僅かに霞んで見える。特に雲がかかった様子もない。
八合目から30分程で阿寒富士の山頂にたどり着く。山頂付近東側斜面からシューシューと僅かに噴気が立ち込めている。硫化水素系独特の匂いである。霞みの素はこれだったのである。阿寒富士山頂からは雌阿寒岳の爆裂火口や斜里岳・羅臼岳、大雪山系や十勝岳など、北海道のメージャーな山々が臨めた。
阿寒富士山頂には5分ほどいて、その後は来た道を再び八合目まで下る。砂礫の滑り易い斜面を慎重かつ迅速に下る。八合目に戻ると今度は雌阿寒岳山頂を目指して上り返す。火口壁の外輪を反時計回りに回り込みながら登る。火口壁内側の黄土色斜面からは、やはり硫化水素系らしきガスが上記と共に噴出している。外輪底には真っ青な池ができあがっている。青の色が妙に鮮やかである。8時45分に雌阿寒岳山頂にたどり着く。
雌阿寒岳山頂で少し休んだ後、今度は雌阿寒温泉に向けて下山する。火口壁の外輪を更に回りこむと、外輪底には茶褐色の二つ目の池が現れる。外輪を二分の一周下くらいの所で下り始める。雌阿寒温泉側の道は五合目付近まで岩稜帯である。
五合目を過ぎるとハイマツ林が現れ、徐々に樹木の丈が高くなる。麓にたどり着く頃にはアカマツ林が現れ、やはり樹木の高さは50mを越すくらいになっていた。
雄阿寒温泉側の登山口からはオンネトー散策コースをたどってキャンプ場に戻る。オンネトーまでは湿地帯と丈の高い樹木帯を行く。オンネトーに出ると、湖畔を沿うように半周してキャンプ場に向かう。オンネトーは太陽の方向によって湖面の色が微妙に変化した。キャンプ場に戻ったのは11時チョイ過ぎであった。
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