東沢 東ノナメ沢(県連L学校中級)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,089m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
8/23(日)BP6:00−6:40東ノナメ沢出合−4段300m滝11:00頃−
鶏冠尾根−16:30頃西沢駐車場
天候 | 曇時々晴れ? |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
遡行グレード3級 ピッチグレード元蕁棔複潅複械娃娃軋譴涼羇嵒以降) ●東ノナメ沢出合の4段300m滝を登るのに沢靴(フェルトシューズ)は無理。 アルパイン用のクライミングシューズがほしい。 逆層のスラブが延々続く。後半は小川山のガマスラブのような感じだが、 岩質は少し黒い東沢特有のもの。 1段目?終了あたりから右岸のブッシュの中に高巻きルートがあるが悪い。 残置ボルトは数mに一カ所くらいある。ロープをいっぱい出さないで 確保するスタンスを見つけたら、そこでピッチを切った方がよい。 3段目を終了するとスラブの釜がある。これを左岸に渡り、最後の4段目直瀑は 左側の壁を一旦巻き、落ち口に近づくようにトラバースした。 (記憶不明瞭につき責任は持てない) 300m大滝を終えると通常の2級くらいの沢になる。ここからは沢靴だ。 |
写真
感想
沢登りは今の自分にとって最も楽しい山行形態のひとつだ。労山リーダー学校
沢登り実技では、少し無理して中級クラスに参加させてもらった。今回のコース
は奥秩父・東沢の支沢である「東ノナメ沢」。釜ノ沢を遡行したことがある人なら
山の神から少々先に進んだあたり、右手に見える300mに及ぶ大スラブの絶景を
目にしたことがあるはず。初めての3級の沢。ドキドキそしてワクワク気分。
まず出だしは水流の右側から取り付く。左上するカンテ沿いに登るのだが、結構\r
難しい。講師から装備についての不備を早速指摘される。トポに書かれた「ゴム
底の靴」つまりここではクライミングシューズを持参すべきであった。渓流靴では
スラブのフリクションが得られず、滑ってはゴボウ(ロープに掴まって登ること)
の繰り返し。フリーなら5.9くらい。
4段300mということであったが、最後の4段目以外はどこで区切ればよい
のかがよくわからない。スラブの幅数十mの中で水流部分は数mくらいしかなく、
沢登りというよりも、長〜いスラブのマルチピッチという感じ。ここをリードする
には全然実力不足!情けない!プルージックを上げていく瞬間がとても辛い。
自らを参画させる協調性もゼロ。講師に甘えっきりになっていた。
結局、このいきなり始まる300m大スラブに4時間を費やす。
(クライミングシューズさえあれば・・・)
もう、この大滝で今日の自分の残エネルギーはほぼ終わっていた。
大滝をクリアしたあとに出てくる滝は、直登できるものもあれば、左側から
やや脆い高巻きでそれほど難しくはない。鶏冠尾根に上がる源頭は急斜面の
シャクナゲの藪漕ぎ。枝が硬いので軽い擦り傷を作る。
鶏冠尾根は所々見失う箇所もあるが、概して踏み跡は明瞭である。三峰付近で
卦薀譽戰襪離ライムダウン。でもフリーで行けた。体力と技術のバランス、
沢のグレードが上がるということは総合バランスが要求される。
でもよい経験になった。自分の限界ギリギリのレベルをクリアすることが
更に限界を広げてくれる。
山はそれができるフィールドなんだね。
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