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記録ID: 213
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沢登り
奥秩父

東沢 東ノナメ沢(県連L学校中級)

1998年08月22日(土) ~ 1998年08月23日(日)
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kamog wata その他5人
GPS
32:00
距離
11.6km
登り
1,089m
下り
1,084m

コースタイム

8/22(土)西沢渓谷駐車場−東沢−西ノナメ前沢対岸(ツエルト泊)
8/23(日)BP6:00−6:40東ノナメ沢出合−4段300m滝11:00頃−
     鶏冠尾根−16:30頃西沢駐車場
天候 曇時々晴れ?
アクセス
コース状況/
危険箇所等
遡行グレード3級
ピッチグレード元蕁棔複潅複械娃娃軋譴涼羇嵒以降)
●東ノナメ沢出合の4段300m滝を登るのに沢靴(フェルトシューズ)は無理。
 アルパイン用のクライミングシューズがほしい。
 逆層のスラブが延々続く。後半は小川山のガマスラブのような感じだが、
 岩質は少し黒い東沢特有のもの。
 1段目?終了あたりから右岸のブッシュの中に高巻きルートがあるが悪い。
 残置ボルトは数mに一カ所くらいある。ロープをいっぱい出さないで
 確保するスタンスを見つけたら、そこでピッチを切った方がよい。
 3段目を終了するとスラブの釜がある。これを左岸に渡り、最後の4段目直瀑は
 左側の壁を一旦巻き、落ち口に近づくようにトラバースした。
 (記憶不明瞭につき責任は持てない)
 300m大滝を終えると通常の2級くらいの沢になる。ここからは沢靴だ。
西ノナメ沢出合前で幕営
(ワタさん)
西ノナメ沢出合前で幕営
(ワタさん)
東ノナメ沢300m大滝出合にて
東ノナメ沢300m大滝出合にて
釜ノ沢から東ノナメ沢大滝を眺める
2005年07月10日 18:25撮影 by  DVgate Still, SONY
7/10 18:25
釜ノ沢から東ノナメ沢大滝を眺める
右岸巻き径から東ノナメ大滝に戻る
2008年09月08日 12:09撮影 by  CanoScan 8400F, Canon
9/8 12:09
右岸巻き径から東ノナメ大滝に戻る
300m大滝中段
300m大滝中段
2008年09月08日 12:10撮影 by  CanoScan 8400F, Canon
9/8 12:10
中段最上部はブッシュでピッチ切る。ここが一番安心できるテラス。
中段最上部はブッシュでピッチ切る。ここが一番安心できるテラス。
大滝最後のピッチ前の釜
ここで右岸から左岸に渡り最後の滝を登る
2008年09月08日 12:11撮影 by  CanoScan 8400F, Canon
9/8 12:11
大滝最後のピッチ前の釜
ここで右岸から左岸に渡り最後の滝を登る

感想

 沢登りは今の自分にとって最も楽しい山行形態のひとつだ。労山リーダー学校
沢登り実技では、少し無理して中級クラスに参加させてもらった。今回のコース
は奥秩父・東沢の支沢である「東ノナメ沢」。釜ノ沢を遡行したことがある人なら
山の神から少々先に進んだあたり、右手に見える300mに及ぶ大スラブの絶景を
目にしたことがあるはず。初めての3級の沢。ドキドキそしてワクワク気分。
 まず出だしは水流の右側から取り付く。左上するカンテ沿いに登るのだが、結構\r
難しい。講師から装備についての不備を早速指摘される。トポに書かれた「ゴム
底の靴」つまりここではクライミングシューズを持参すべきであった。渓流靴では
スラブのフリクションが得られず、滑ってはゴボウ(ロープに掴まって登ること)
の繰り返し。フリーなら5.9くらい。
 4段300mということであったが、最後の4段目以外はどこで区切ればよい
のかがよくわからない。スラブの幅数十mの中で水流部分は数mくらいしかなく、
沢登りというよりも、長〜いスラブのマルチピッチという感じ。ここをリードする
には全然実力不足!情けない!プルージックを上げていく瞬間がとても辛い。
自らを参画させる協調性もゼロ。講師に甘えっきりになっていた。
結局、このいきなり始まる300m大スラブに4時間を費やす。
(クライミングシューズさえあれば・・・)
もう、この大滝で今日の自分の残エネルギーはほぼ終わっていた。
 大滝をクリアしたあとに出てくる滝は、直登できるものもあれば、左側から
やや脆い高巻きでそれほど難しくはない。鶏冠尾根に上がる源頭は急斜面の
シャクナゲの藪漕ぎ。枝が硬いので軽い擦り傷を作る。
 鶏冠尾根は所々見失う箇所もあるが、概して踏み跡は明瞭である。三峰付近で
卦薀譽戰襪離ライムダウン。でもフリーで行けた。体力と技術のバランス、
沢のグレードが上がるということは総合バランスが要求される。
 でもよい経験になった。自分の限界ギリギリのレベルをクリアすることが
更に限界を広げてくれる。
山はそれができるフィールドなんだね。

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