記録ID: 21302
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アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
権現岳北峰(旭岳)・東稜
1998年02月05日(木) [日帰り]
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- GPS
- 16:00
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,234m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
2月5日美し森駐車場(4:40)→赤岳沢出会小屋(8:30)→核心部取り付き(11:30)→山頂(15:20〜15:40)→ツルネ東尾根頭(16:15)→赤岳沢出会小屋(18:00)→美し森駐車場(20:40)
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
写真
撮影機器:
感想
旭岳は権現岳の北側にある小ピーク。縦走のときには気にも留めない通過点だが地獄谷にそこから落ちる東稜は美しく切れ落ちている。ここから登れば、旭岳も価値ある一峰になる。
前夜東京発、深夜清里の美し森の駐車場につき2時間半仮眠。氷点下15度、蠍座が見える満点の星の下、林道を地獄谷へ。いつもながらまっくらな林道を歩くアプローチは気が重い。スキーとワカンの古いトレースがある。夜が空けると赤岳の天狗尾根や、行く手の旭岳東稜、権現東稜などが見えてくる。楽しいコースが目白押しの遊園地の様な谷だ。
尾根末端から針葉樹の茂る中、極端に尾根が細くなるところで、ワカンをアイゼンに換える。高度を稼いでいき、核心部手前の黒い岩壁は左側のカンバの生えた斜面を登る。
その先の階段状の岩壁帯が核心部。これもリッジ上の岩場を避け、左の多少ブッシュのある凍った草つきを行こうとしたが、結構悪く、結局ザイルを出した。1p目はその凍った草付きをダブルアックスで。ブッシュは殆ど枯れていていやな感じ。2p目もその続き。後半雪稜上に抜ける。そのまま雪稜を3p目、4p目。5p目は最後の雪壁だが途中から左へのバンドに抜ける。
無風快晴、気温はマイナス10度だったが日当たりが良く、ビレー中には眠気がしたほどだ。旭岳に至るとあたりは夕暮れムード。下降尾根の頭で、カモシカ君と出会う。「腹が減ったよ」という顔をしていた。エサはやらずに写真だけ撮って下る。末端近くで、暗くなった。月夜の林道をひた歩きに歩く。
二日の行程を一日で済ましたので行動は16時間。とてもくたびれた。
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コメント
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古屋会長との山旅いつも楽しく拝見させていただいております。
次はどこですか?
古い記録にありがとうございます。
今腰を痛めておりましてね。日々ストレッチ中です。古屋さんも腰痛になっちゃったと聞きました。なんとか復活したいものです。
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