鍬柄岳 南稜 藪岩風味のアルパインゲレンデ

2019年11月30日(土) [日帰り]

• GPS: 07:47
• 距離: 3.8km
• 登り: 380m
• 下り: 371m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:00
• 休憩: 6:47
• 合計: 7:47

距離 3.8km 登り 380m 下り 388m

7:34 スタート地点
8:11 14:58 鍬柄岳
15:21 ゴール地点

天候

快晴、だけど北風冷たし。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鍬柄岳登山口手前の駐車スペースに駐車しました。5〜7台程度駐車可。

コース状況／危険箇所等

一般ルートは鎖場沢山。アルパインのルートとしては残置は1Pの岩場に沢山有りますが、それ以降は基本的にほぼ期待できない感じです。中間支点は3Pで残置リングボルトを使った以外はオールNP。カムはキャメX4＃0.1と0.2、C4＃0.3〜3まで1セット持ち、＃0.1〜＃2まで大体使用しました。

パッと見でクラックが見当たらなくても、そろそろ欲しいタイミングで良く探せばセットできる場所が見つかります。ロープの流れが悪い位置関係になる場合も有るのでスリングやアルヌンで長さを調整する必要が有ります。

1P 20m ��
岩場の出っ張り部分右側フェースを左上。細かいザレの乗った緩傾斜部分がクライミングシューズには相性イマイチ。TR支点に最適な松の木の反対側の岩にカム2個で終了点を作りました。

2P 20m ��
南稜を歩く感じ。途中の一番高い所に生えている松の木で切りました。終了点は松の木で。

3P 20m ��
一旦コルに向かい、邪魔な松の木を越えてクライムダウン。その後フイックスの設置されている岩壁をフイックス沿いに登って松の木で終了点。

4P 40m ��
フイックスのライン沿いに山頂まで。ロープが重かったので適当な所で1回切っても良かったかも。山頂の大岩にスリングで終了点。

写真

11/30 7:38

駐車場所から見上げる鍬柄岳。

11/30 7:40

登山口からスタート。

11/30 8:13

岩場の取り付きに到着しました。

11/30 8:39

準備中。岩登り道具以外にも冬靴やアイゼン、アックス等持ち込んで70リットルザック一杯、24kgオーバーでボッカ練習も捗ります。

11/30 9:20

1Pはこの辺りから。

11/30 9:39

1P終了点はカム2個で作りました。

11/30 9:44

1Pフォローする嫁さん。赤ロープはキャメX4＃0.1のランニングを通ってます。

11/30 9:52

2Pはリッジ状です。

11/30 10:02

2P終了点は松の木から。

11/30 10:07

2Pフォローする嫁さん。

11/30 10:09

右を見ると一般ルートが有り、真ん中あたりに登山者が見えました。

11/30 10:11

3Pを見上げます。

11/30 10:20

3Pリード中振り向き。

11/30 10:29

3P終了点も松の木で。

11/30 10:51

4P見上げ。汚れたフィックスロープのラインを登ります。

11/30 10:58

4Pリード中見下ろし。青ロープはキャメC4＃2にアルヌン延長のランニングを通っています。

11/30 11:12

4P終了点は山頂の大岩にスリングで。

11/30 11:24

4Pフォローする嫁さん。

11/30 12:04

鍬柄岳山頂でコーヒータイム。天気は良いですが北風が冷たい。

11/30 12:05

降りは一般ルートで。鎖場が楽しめます。

11/30 13:32

その後は1Pの岩場でトップロープのアイゼントレでした。

撮影機器：

COOLPIX W300 NIKON CORPORATION

感想

yamamossan

鍬柄岳南稜は南面で日当たりも良く気持ちの良いルートでした。概ね�卦蘢�度で快適ですが傾斜が緩い分、ザレ土や木の葉などが乗っている部分が有ります。

ゴミが乗っている所は難しくは無いけど悪いという感じで、クライミングシューズと相性の悪い部分も有るので注意でした。

1Pの岩場ではTRで登れるラインが幾つか有り、広い待機場所とアプローチの近さから今後ゲレンデとして色々遊べそうです。今回はアイゼンとアックスでドラツーして遊びました。

TR向きの松の木が有りますが普通にスリングを掛けてTR支点にすると、直下の土壁にロープが干渉して土が降って来るしロープも痛むので、セットロープ的にスリングで延長しました。

戻る時に懸垂下降をTRロープでやろうとすると、下過ぎて危ないので下降用にもう一本有ると良いと思います。今回50mダブル2本で遊びましたが、今後はTRにも使いやすいシングル50m1本でマルチもシングルで登って、懸垂連結用（TRセット時には下降用）にダブル50m1本で良いかなと思いました。

最後にkirakirakiraさん、momo7nanaさんナイスな岩場の紹介ありがとうございました！