記録ID: 21384
全員に公開
沢登り
道東・知床
知床岳
1985年06月06日(木) ~
1985年06月09日(日)
イグルスキー米山
その他3人
- GPS
- 80:00
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 1,354m
- 下り
- 1,611m
コースタイム
6月6日知床大橋C0(7:00)→河口(9:00-50)→コタキ川標高220mC1(12:00)
6月7日C1(5:40)→三又(8:40-9:00)→知床岳(11:00-12:00)→知床沼→モイレウシ川へのおりくち(15:00)→標高420mC2(17:00)
6月8日C2(6:40)→河口(8:40-9:30)→知床岬C3(15:15)
6月9日知床岬C3→文吉湾→船ヒッチ→宇登呂
6月7日C1(5:40)→三又(8:40-9:00)→知床岳(11:00-12:00)→知床沼→モイレウシ川へのおりくち(15:00)→標高420mC2(17:00)
6月8日C2(6:40)→河口(8:40-9:30)→知床岬C3(15:15)
6月9日知床岬C3→文吉湾→船ヒッチ→宇登呂
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
宇登呂→コタキ川→知床岳→モイレウシ川 6月の学祭の休み、岡島パーティーでコタキ川を登った。樋口さんの送りで知床大橋のゲー卜を歩きだす。海岸のコタキ川河口でわらじをはき、6月の冷たい沢を登る。 コタキ川の途中一泊して焚き火、源頭は雪渓がベッタリしていたがやはり平らな頂まで知床名物のハイマツやぶこぎをした。背丈よりも高い知床特有のハイマツの森を木登りのようにして登る。枝から枝へするすると反動をつけながらわたりあるく。踏み外して下に落ちるとジャングルジムの中にはまった気分になる。そしてピークは、千島、知床特有の爆裂火口の断崖が、ずっしりした山にアクセン卜を与えている。広い頂上台地のハイマツをこぎながら、ふと出た草地には溜め池があった。水草、水生昆虫、ミジンコの小宇宙が見える。ついゴクリと飲んだ。 このあと東面モイレウシ川を下って、唐突に海。東海岸を知床岬まで。人の手の及んでいない天然の海岸を丸一日歩くのは初めてだ。断崖のポイントでは引き潮を見計らって通過。泳がずに済んだ。こういうところでも地下タビは優れている。 知床岬の無人の番屋で泊り、海岸の流木で火柱5m程もある巨大な焚火をした。あんまり熱いので近づけない。炊事用の小焚き火を別にしつらえた。その対岸には雪を冠ったチャチャヌプリが二段コニーデで聳えていた。つい二年前にはサハリン南端近くで大韓航空機がソ連の迎撃機に打ち落とされた緊張の海だ。目と鼻の先だが山登りに行かせてくれる雰囲気ではない。行きたい者が行かしてもらえない国境を初めて実感した。このころから戦前の南千島の山岳部記録を読んで、研究するようになった。 岬のアブラコ湾にたまたま寄港していた斜里郷土博物館の調査船を折り好くヒッチハイクして、海から宇登呂に帰った。知床西海岸の断崖をすいすいと帰った。 |
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