50.雌阿寒岳 「眠るオンネトー」
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 855m
- 下り
- 836m
コースタイム
0840山頂−0900七合目−0950二合目−1005オンネトー 所要時間:1時間25分
合計:3時間50分
天候 | 曇り(霧のため視界不良) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
宿泊はオンネトー国設野営場を利用。利用料は一回350円と安かったです。その上、炊事場、あずまや、水洗トイレ完備。地面は枯葉や木屑で柔らかく水はけも良かったです。 誰だったか失念したのですが、ある登山家が「ここのテン場は最高だ」と賞賛していたのですが、僕もその通りだと思いました。 念のため、オンネトーの湖畔沿いの幕営等は禁止されてます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は全体的に問題はなし。森林限界を越えた後、霧が出ていると迷いやすいと思います。 登山ポストはオンネトー登山口にありました。 立ち寄り湯は野中温泉別館を利用しました。その他数多く温泉はあります。 |
写真
感想
第50座 眠るオンネトー
八甲田山の続き。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-217133.html
8月6日深夜に函館港に着き、北海道入りした僕は、手始めに幌尻岳を登頂すべく、チロロ林道から登山口に入った。ゲートが閉ざされているところで車中泊していると、夫婦らしい二人組の男女が降りて来た。彼らに登山道の状況を聞いたら、登山道にヒグマがいたから撤退したということであった。
その夜僕はクルマの中で、登山中にヒグマに出会ったらどうしようと考えると夜も眠れなかった。思い余って、遺書を書こうとも考えたりもした。結局は書かなかったが。
夜が明けていざ出発という時に腕時計の電池切れに気付き、1メートルも登らぬまま撤退となった。
その後、帯広で新しい腕時計を2000円で購入し、この後の天気が良くないという予報を受け、今回は幌尻岳は断念しようと決意した。
気を取り直して、阿寒湖へクルマを走らせた僕は、8月10日にオンネトー国設野営場に着いた。野営料350円を払って、空いてるところにテントを張った。地面は枯れ葉や木屑が敷き詰められて水はけが良さそうだなと思った。炊事場、あずまや、かまどがあり、トイレも出来たばかりできれいで、いうことなしのテント場だと思った。ある登山家がここのキャンプ場を賞賛していたが、僕もそうだなと思った。
8月11日、6時5分にオンネトー出発。森の中を歩いていく。序盤は緩やかだったが、合を重ねるごとにきつくなっていく。しかし、前の八甲田山登山から6日のインターバルがあったため、疲労はさほど感じず、いい具合に登れているなという感触はあった。
六合目あたりで森林限界を突破。しかし、霧で視界が悪いため、予定していた阿寒富士の登頂は断念。雌阿寒岳にターゲットを絞った。霧の上に風が吹いており、寒く感じた。フリースを着て来るんだったと後悔した。僕の前を単独行の登山者がいたので、その人の後を見失わぬように歩いた。そして、8時30分に雌阿寒岳山頂に着いた。これで、僕の日本百名山はやっと50座目となった。1995年から登り始め、17年もかかった訳だが、その途中に、山で遭難、ケガとかがあったので、ここまでたどり着いただけでも感無量だった。
霧で視界が悪いので長居は無用とばかりに、山頂には10分いただけで、登った道をたどって10時5分に下山完了した。余った時間は阿寒湖へいき、遊覧船に乗って、まりもを観て来たり、湖の景色を堪能したりした。近くのコンビニで食材を買い込んで、オンネトー国設野営場に戻った。50座目突破を祝ってささやかな宴を用意した。ラーメンに、レトルトのハンバーグやロールキャベツと地酒と食卓がいつもより賑やかになった。あと50座、安全に登山をするぞと誓いを新たにした一夜であった。
大雪山へ続く・・・・
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