記録ID: 2177188
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無雪期ピークハント/縦走
近畿
南紀探訪2;関西百山3座をバリでつないで縦走;半作嶺(48座目)、法師山(49)、大塔山(50)
2020年01月11日(土) [日帰り]


体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 10:06
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 2,791m
- 下り
- 2,790m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 10:03
距離 35.6km
登り 2,800m
下り 2,812m
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回全ルート中で人に会ったのは、連休にもかかわらず半作嶺の東側での単独男性のみ。各山へのメインルートも含めて、大都会の近くの山に比べて圧倒的に入山者数が少なく、一般ルート登いわれている部分でもあれていたり、わかりにくかったり、細かったりします。 あまり歩かれていないところでも一応踏みあ跡はありましたが、超急斜面でも古くて切れそうなロープしかなかったりします。 ▼半作嶺の北尾根; ・植林の中の尾根を登りますので、仕事道があります。藪はありませんでした(多分夏でも) ・標高650m付近は急な岩尾根で3点確保で岩や木の根に捕まって登ります。 ▼半作嶺〜半作峠 ・痩せた尾根で、とても急で細い巻道のアップダウンがあります。 ▼三ツ森山 ・名の通り3つの山頂があり、中央に三角点と大展望の大岩があります。 ・その3つのピーク前後はロープのあるとても急なアップダウンが続き予想外に疲労します。 ・三ツ森山の三角点までの西側はこれでもかというくらいにテープ類がたくさんあり 踏み跡が分かりにくい所があってもこのテープ印を追えば安心です。 ・三角点から東側は道が不明瞭&テープ類もほとんどなくなります。 ▼〜百間山 ・三ツ森山ほどではないですが急なアップダウンや痩せ尾根があります。 ▼〜法師山 ・1080m峰の手前にも急なアップダウン ・1080m峰は南側を巻きました。 ・1080m峰は、南への尾根を下り、板立峠側から登ってくる道に合流して南東側を巻きますが、とても細くてところどころ崩れていてわかりにくく、ルーファイが必要です。 ・1020圏ピークを越えた次の鞍部からは正面に険しい大岩が立ちはだかっており、これを避けて南側に大きく下って巻いています。テープを探しながらほとんど踏み跡がない急斜面を下り、登り返しましたが大きく時間とエネルギーロスしました。強引に岩を乗り越えて尾根上をたどることもできた可能性があります。 ・その後は快適な尾根になって法師山へ着きます。 ▼〜大塔山登山口分岐 ・部分的に急坂や痩せ尾根もありますが、概ねなだらかで歩きやすい尾根が続きます。 ・→大塔山の標識がたくさんありますが、迷いやすい肝心な場所にはなく、あまり役に立っていません。968m峰は直進せずに右へ直角に、940m圏ピークからは少し南へ下ったのち左へ降りますが踏み跡がはっきりしません。 ・900m圏ピークの東の830mの鞍部は超々急降下&急上昇のキレットになっています。私が知る限り、これほどの急なダウン・アップは他には丹沢の大杉山北稜に1ヵ所くらいしか知りません。その次の鞍部も小さいですが超急下降があり、古くて細いお助けロープはありますが、丈夫な木の根に捕まって落ちないように気をつけながら下りました。さっきのを大キレット、こっちを小キレットと呼びたいところです。 ▼〜大塔山 ・特に危険はありません。 ▼〜大塔山登山口 ・とても歩きやすい植林の中の尾根道です。一部に急降下ありますが、足場は割としっかりしています。 |
写真
本州最南端の山毛欅だそうです。山頂はその保護のための柵がたくさん。
https://ameblo.jp/immuniz/entry-11400187335.html
https://ameblo.jp/immuniz/entry-11400187335.html
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池ライト用&gps用
カメラ用)
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
バンダナ
携帯電話
計画書
折りたたみ傘
レインスーツ(ヤッケをかねる)
ストック1
GPS(ルート登録済)
時計
防寒具(ダウン)
カメラ1
チェーンアイゼン
ゲイター
|
---|
感想
南紀探訪の二日目は今回の南紀のメインとなる関西百名山3座、
半作嶺、法師山、大塔山の縦走です。
一般的には1座ずつ単独で登られることの多いこれら3座ですが、
今回一挙に片付けました。
これら3座を結ぶ稜線は一応縦走路と呼ばれてはいるようですが、
実際には全く手入れされてなく、各山のメインルート以外は
一般道はありません。
登路に使った半作嶺の北尾根もヤマレコで過去に1〜2例あるだけでした。
一般道部分も都会近くの山と比べると登山者が圧倒的に少なく、
法師山はこの山域の主峰とも呼べるヤマなのに、お昼の12時でもだれも
居なくて貸し切りでした。
従って登山道の不明瞭な部分があり、道標や目印も少なくて、
道迷いには注意が必要です。それだけ関東にはない圧倒的な原始感が
味わえました。苔むした痩せ尾根は奥多摩の長沢背稜を思い出させましたが、
はるかにこちらの方が険しくて細い道でした。
そう言う訳で、事前の情報からいつもよりも少し余裕を持たせた
コースタイム設定にしてトライしましたが、確かに難路の連続には
時間と労力がかかり、中間の法師山でかなり疲労困憊状態でした。
それでも後半は少し道の歩きやすい部分が多くなり、一部にキレットのように
険しいアップダウンがあって苦労した以外は予定よりも早く歩くことができ、
明るいうちに下山して自転車も回収、宿泊先の川湯温泉に着くことができました。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
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shigetoshi:様
はじめまして。
私はtera-oka-sun と申します。
半作嶺の東側で会ったのは私です。
shigetoshi様は凄いペースで駆け下りて来るのでびっくりしました。
なんかラジオみたいな音がしてましたね。
かろうじて"おはようございます"と、挨拶するのがやっとでした。
まさかヤマレコユーザーとは、、、
しかも私もあの日山で会ったハイカーはshigetoshi様だけでしたが、私の事がレコに書いてある。
一瞬の出会いでしたが今やなぜかジーンと感動しています。
shigetoshi様の山行記録は凄まじいですね。
是非紀州の山々も真っ赤にしてください。
tera-oka-sun さん、こんばんは。
以前からときどき私のレコに拍手していただいていましたよね。
ありがとうございます。
あそこでお会いしたのがtera-oka-sunでしたか
紀州の山々は奥多摩・丹沢・北ア・南アや最近の六甲のように登山道が
発達していない感があり、明石からも遠いので
なかなか赤線をつなげるのはなかなか難しそうですが、
今回南紀へ行ってみて熊野古道が本宮を中心に発達していることを
知ったので、これらを歩きにそのうちまた出向きたいと思います
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