【秀麗富嶽12景】真木お伊勢山(真木郵便局より往復:午後の「おかわりハイク」)
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- GPS
- 00:56
- 距離
- 2.2km
- 登り
- 67m
- 下り
- 80m
コースタイム
天候 | 快晴微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・真木観光協会の「五福巡り」案内標識多数、特段の不明瞭箇所ナシ(五福巡りの順路を逆回りで進むと、効率的に付近の観光・お参りスポットを辿れます。) ・お伊勢山の「秀麗富嶽」山頂標識は、白籏史郎氏の顕彰碑の建つ墓地手前の芝生の展望地にあり |
その他周辺情報 | ・近くの真木温泉(結構高級…)は宿泊客のみ入浴可 ・小生は都留市郊外の「芭蕉月待ちの湯」(市外大人1人720円)で日帰り入浴 |
写真
感想
梨百・達沢山〜京戸山から笹子峠へのプチ縦走を終え、甲州街道・新中橋へ下り立って車を回収すると、時間はまだ15時前。脚の疲れは残っていますが、当初から秘かに目論んでいた秀麗富嶽12景・真木お伊勢山がここからも近く、体勢を立て直していざ「おかわり山行」に出撃です。3連休初日で交通量のやや多い甲州道を暫く進み、真木交差点を左折してしばし細めの県道を走ると、お目当ての真木郵便局に到着。土曜午後で既にATMの営業は終わっていましたが、ここに車を置かせて頂き、徒歩にて住宅地の小径をお伊勢山目指し歩いていきます。
往路はお伊勢様の大神社山門からジグザグの石段の参詣路を登り詰め、行き着いた先が立派な神社の本殿。こちらで安全登山御礼+道中安全祈願のお参りを済ませ、丁寧な観光協会の案内標識に沿って、人気(ひとけ)のない尾根道をしばし進むと、小ぶりの愛宕神社の先、四周の開けた芝生の展望地に、お目当ての「秀麗富嶽12景」山頂標識と地元の名士・白籏史郎氏の顕彰碑が出現。午後の陽も傾き、肝心の秀麗富士は逆光のシルエット気味でしたが、前衛の三ツ峠山や九鬼山を露払い・太刀持ちに従えた素晴らしい構図の夕景の富士に感慨ひとしおです。背後の墓地ゾーン奥には、尾根続きの姥子山〜雁ヶ腹摺山から繋がる気持ち良さそうな大菩薩前衛の山々の景観。ご褒美のフルーツゼリーを食べながら、白籏氏が毎年審査委員長を務める秀麗富嶽の写真展最優秀作品のパネルを眺め、すっかり満足して下山にかかります。
帰路は、桜の季節にはさぞかし素晴らしい眺めが拡がるだろうと思える桜並木を縫うように、大神社からの尾根道をノンビリと下り、縁結び・子宝祈願の子之(ねの)神社にて参拝後、富士〜三つ峠のステキな夕景を楽しみつつ、明るいうちに出発点へと戻りました。来る前は、大月市の名だたる富士展望の山々に混じって、住宅地から一登りでラクに到達できる「里の裏山」的なここが何故秀麗富嶽に選ばれたのか、と正直不思議でしたが、長い歴史と地元の篤い信仰心に裏打ちされて山全体がしっかり整備・保全され、未だに訪れる多くの人々に愛されていることに改めて納得の思いでした。
これで残る秀麗富嶽の山は姥子山(東峰)のみとなりましたが、梨百巡りと併せて踏破してきたステキな富士展望の山旅が終わりに近づくのも少し寂しい感じがします。梨百だけでも山頂からの富士の景観が素晴らしい山は他に沢山あり、大月市が近隣自治体とタイアップして「秀麗富嶽」の冠を十二景と言わず、もっと拡げてくれると良いのに…と思わず空想を拡げた次第です。特に、これらの中低山は冬枯れで展望が利き、暑さや虫の来襲に悩まされることもないこの時期が登山適期。観光閑散シーズンの良いハイカー誘引にも繋がると思うのですが…。
PS. 白籏史郎氏は、昨年11月にお亡くなりになったと下山後に知りました。同氏の偉大なる足跡に改めて敬意を表するとともに、ご冥福を心よりお祈りしたく思います。〈2020年2月追記〉
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