阿弥陀岳北稜〜もっとクライミングの練習しましょう〜
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- GPS
- 10:30
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,469m
- 下り
- 735m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 10:25
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪崩の心配もなく中岳沢も快適に降りられた |
写真
感想
初めて本格的な冬のバリエーション阿弥陀北稜に挑むことができた。
H氏が同行してくれるということで始まった計画で、本番までにH氏からアイゼン登攀練習3回以上、雪山山行1回以上との指示があった。
アイゼンで岩場を登攀することも初めてで、1回目の練習は不動東陵でリードはクライミングシューズで、セカンドをアイゼンで登るもめちゃめちゃ怖かった。2回目は百丈岩にて薄い手袋装着でリードでのアイゼン登攀と懸垂下降を練習したけど、やはり腕だよりで上手くアイゼンを置くことがなかなかできなかった。3回目も百丈岩で行い、本番と同じ冬用の分厚い手袋をしてリードした。やはり難易度がさらにあがり緊張の連続だったが、アイゼンの感覚が少しわかってきて、とてもいい練習になった。
条件を満たしていざ北稜へ。
目的の岩場は写真で見た通りですぐにわかった。しかし前のパーティーも数組いて自分たちのパーティーも3班ありその2番目に登るため、待ち時間が1時間以上となった。天気は無風快晴で気温は−3℃くらいも、北稜というだけあって日陰だったので、寒くて寒くて体が硬くなり歯のガチガチがとまらなかった。しかも風邪気味だったからか、取り付きまで登る途中でムカムカがはじまり、お腹はすいているのに食べれない状態で、コンディションは最悪だった。こんな状態でリードで登れるのかとても不安だった。さらに1番手のM氏がリードで苦戦していたので、さらに不安がつのり、ペアのNさんがリード交代を申し出てくれたが、せっかく練習したんだから行けるところまで行ってみようとトライした。
やはり練習は裏切らない。
アドレナリンも出まくったのか、寒さも吹き飛び核心部の登攀はわりとスムーズにクリアできた。2ピッチ目はNさんがリードし、その後山頂までにナイフリッジがあると聞いていて、実はそこが一番不安だったが、雪が少ないからかナイフリッジらしきものはなく、初の阿弥陀岳山頂へたどり着けた。
富士山も見えて絶景だったが、残念ながら疲労困憊で景色を楽しむ余裕はほとんどなかった。
水分不足、寝不足、風邪気味、しゃりバテ、衣類調整に失敗(汗をかかないよう冷感長袖を着ていき、取付きに行くまでハードシェルの下は、インナーとそれのみというめっちゃ寒いことをしてしまった😢)など思い当たる原因がいろいろあった。次回に生かさねば。
行者小屋から赤岳鉱泉までの道のりが一番体が重くてしんどくて、ヘロヘロで亀の歩みでなんとか小屋にたどり着いたが、メンバーに迷惑をかけてしまった。
夕食は食べれないかなと思ったけど、少しづつ食べていたら、いつのまにか完食していた。
所属会の冬山合宿に参加させてもらい八ヶ岳のアルパインクライミングに行った。主目的は2年前に取りつき間違いと前日の大雪によるラッセル敗退になった阿弥陀北西稜。1日目はその準備として阿弥陀北稜に行った。参加10人のうち7人が北稜挑戦(うち5人が初)。2人、2人、3人ペアになり、自分はベテランOさんと組んで1パーティ目として取りついた。
久しぶりに冬季クライミングをした感覚.一冬に山スキーとクライミングの両立はダブルワーク並みのハードさ.12月に不動岩でアイゼントレを1回しただけで、年末年始の北海道では少雪でアイスクライミングができなかったため山スキーのみ、普段はまったくクライミングの練習をしていない.それで不安もあったが、1日目はまあ易しいといわれている阿弥陀北稜ならリード行けるだろう、いつもセカンドではダメだろうし、と安易に取りついてみたが、案の定1p目の乗り越し苦労してしまった.しかも着ぶくれして腰のヌンチャクは取りづらいし、チェストハーネスはGPS,カメラ,無線との干渉を嫌ってしなかったものだから、セルフビレイのためにヌンチャクを掛けるのも一苦労.両腕がパンプしてあやうく落下.あぶないあぶない.なんとか変な登り方をして出だしさえなんとか越えたらあとは楽.ペツルのクォークさまさま.2p目はつるべでOさんにリードしてもらいサクサク.阿弥陀岳山頂には15:00前に到着。
2パーティー目(入江・西)を待ったが一向に来ない.天気はいいが寒くて先に降りようと思ったら50分待ってようやく到着.疲労により遅くなってしまったようだ。この雪なら雪崩の心配はないため踏み跡もばっちりの中岳沢を下降.天気が良くて絶好だった.
まったくクライミングが下手な状態で二日目は阿弥陀北西稜へ挑戦(つづく)
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