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Yamareco

記録ID: 2188454
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雪山ハイキング
飯豊山

牟礼山(ヘンテコルートで反省)

2020年01月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:45
距離
6.8km
登り
620m
下り
636m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:36
休憩
0:09
合計
3:45
11:50
92
スタート地点
13:22
13:31
124
15:35
ゴール地点
天候 高曇り
過去天気図(気象庁) 2020年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
取り付き。
アカマツとキタゴヨウが沢山ある、雰囲気の良い尾根。
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アカマツとキタゴヨウが沢山ある、雰囲気の良い尾根。
キタゴヨウにキツツキが穴を空けてヤニが流れ出た跡。
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キタゴヨウにキツツキが穴を空けてヤニが流れ出た跡。
積雪は最大で50cmぐらいだが、トレースがほぼ無い(人間のやつはちょっと古いのが一人分、断続的に残ってた)ので40cmぐらいはきっちり埋まる。
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積雪は最大で50cmぐらいだが、トレースがほぼ無い(人間のやつはちょっと古いのが一人分、断続的に残ってた)ので40cmぐらいはきっちり埋まる。
櫛形山脈と蔵王山塊
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櫛形山脈と蔵王山塊
大境山と枯松山
一本松・黒手ノ峰越しのえぶりさし。雪がない。
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一本松・黒手ノ峰越しのえぶりさし。雪がない。
対岸を登り返す巡視路の続きが見える。ごくろうなこった。
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対岸を登り返す巡視路の続きが見える。ごくろうなこった。
巡視路の渡渉点は破壊されていた(吊橋の残骸的なものが下流に点在していた)
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巡視路の渡渉点は破壊されていた(吊橋の残骸的なものが下流に点在していた)
クライムダウンできなくて巻いた5m滝。こんなのが5回ぐらいあった。潅木豊富なので小さく巻くルートは探せば見つかる。両岸立っているので沢筋から出られない。
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クライムダウンできなくて巻いた5m滝。こんなのが5回ぐらいあった。潅木豊富なので小さく巻くルートは探せば見つかる。両岸立っているので沢筋から出られない。
胎内川右岸をトラバースする巡視路に出た。
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胎内川右岸をトラバースする巡視路に出た。
高度感のあるトラバースだが道はしっかりしている。
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高度感のあるトラバースだが道はしっかりしている。
しかしこの崩壊したルンゼのトラバースはヤバかった。手すりだったのであろう鎖が下方に垂れている。
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しかしこの崩壊したルンゼのトラバースはヤバかった。手すりだったのであろう鎖が下方に垂れている。

感想

 昨日白山に登ったりして疲れたので10時過ぎまでよく寝る。牟礼山には胎内川岸から登るルートもあるらしいので行ってみる。どうせ雪はないのでアイゼンとかは置いてった。
 西尾根(仮称)はなかなか味わいのあるルートだった。天気はイマイチだが山頂からの展望も高さの割りに素晴らしい。

 正規ルートを降りて車道歩きをするつもりだったが、途中でかなり明瞭な送電線巡視路が分かれていた。方角的に近道できそうなので、横着してそっちに入る。しかし地図に載ってない巡視路なのでどこを通るのかようわからん。また、巡視路はスパイク足袋やスパイク長靴で歩くのを前提に道普請してあるので、刈り払いはばっちりだが路面が傾斜していて気を使う。
 地図を見ると292.9三角点を挟んで東西に二本、南北に延びる送電線が並走している。まず東の線の鉄塔までゆく。その後292.9三角点を越えて西の線を巡視してくれれば新宮寺橋のあたりで車道に出て楽チンだなあと思ったが、どうやらこの巡視路は西の線には向かわず東の線を辿るらしい(あとで確認したところ赤松沢出合で車道に復帰するルートだった)。
 下降することになる無名沢を挟んで、対岸の尾根を馬鹿正直に登り返す階段が見えた。あれを通るのはかったるい。巡視員や山菜採りも、巡視路を全部辿らすにショートカットするはずだから無名沢は下れるんじゃないかと予測し、下ってみる。
 
 結果的に下れはしたものの、踏み跡はあるんだか無いんだか微妙なところだった。 登山靴なので足を濡らすわけにゆかず(つめたい)、沢登りの時よりもルーファイを熱心にやった。ヘルメットも登攀具も無しに記録の無い沢を下るのは精神衛生上良くない。

 自分がクライムダウン出来るか出来ないかの判断は付くので、無理に下って滑落死はしないだろう。前進不能の箇所が現れたら登山道まで戻るつもりだった。登山道に出てしまえばあとはヘッデン行動でも大丈夫だったろう。問題なのは沢の中で日が暮れた時。特に胎内川本流右岸の巡視路は、地形図にも書いてあるのでアテにしていたが、実際には存在しないなんて可能性も十分あった。そしたら本流との出合付近は手が着けられないだろうし、そこまで進んでしまってからではビバークするしかない。
 ビバーク装備は持ってるので焦りは感じなかった。これはまあ良いことだ。その時は職場に連絡を入れねばならない。電波が通じなかったら翌早朝から行動して始業時刻までに尾根上の登山道に出れば連絡できるはずだ、下れた沢だから登りは問題ない、てなことを考えた。

 当時の思考を振り返ると、沢を下り始めてからは死を回避する上で間違った判断はしていなかったと言える。だが沢床に下りた段階で明瞭な踏み跡が確認できなかった時点、さらに言えば巡視路が最短で下界に向かうルートを通らないと分かった時点で、引き返すのがよりベターであった。そもそも、昼から歩き始めておいて不確定要素の大きいルートに踏み込んじゃいけんのだ。

 以上自戒を込めて書き殴る。

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