迷走ラッセル 札幌岳

2020年01月26日(日) [日帰り]

• GPS: 07:19
• 距離: 11.8km
• 登り: 865m
• 下り: 861m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:58
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:11

距離 11.8km 登り 865m 下り 861m

6:17 札幌岳登山口
7:46 7:50 冷水小屋
10:19 11:16 札幌岳
12:20 12:32 冷水小屋
13:25 札幌岳登山口
13:28 ゴール地点

天候

曇りのち晴れ　微風　-12℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

札幌岳冷水登山口の駐車広場は積雪のため入れず、路肩に寄せて路上駐車しました。
この先は豊平峡ダムに向かう道ですが、100ⅿほど先にはゲートがあり通行止めになっています。

コース状況／危険箇所等

◉登山口〜冷水小屋　昨日以前のトレースあり。

◉冷水小屋〜冷水沢　トレースの主は冷水小屋の奥から夏道方向へ向かった様子。以降トレースがなくなり、膝下ラッセル。沢地形を進むが、藪に行く手を阻まれ、途中から右岸斜面に取り付きトラバース。ルート取りが正しかったのかは微妙。

◉山頂付近　山頂手前の西斜面はハイマツが隠れきっておらず、踏み抜く箇所多数。もう少し夏道寄りの樹林帯の中を歩いた方が踏み抜きは少ないです。

写真

1/26 6:13

登山口の小屋で記帳。
先行者はいないようです。

1/26 6:25

昨日以前のくっきりトレースのおかげで楽々。
つぼ足でも歩けそう。

1/26 6:46

冬に来たのは初めてですが、やっぱりこの辺も雪は少ないのかな。

1/26 7:17

歩き始めて1時間ほどで、急斜面のトラバースあり。
足を滑らせないよう慎重に。

1/26 7:20

トラバース斜面を振り返る。
足を踏み外すと沢の底まで滑落しそう。

1/26 7:44

冷水小屋に到着、ここまで1時間半。
この先は沢沿いを行く冬道。初ルートです。

1/26 7:46

トレースがあるので安心。
…と思っていたら、トレースの主はすぐ先の分岐から夏道方向の斜面に取り付いたようです。

1/26 8:01

ということで、冬道コースはこの先トレースなし。藪を回避しながら進みます。

1/26 8:22

間もなく、藪と崖斜面に行く手を阻まれました。
どっちに向かうべきか迷った結果、右岸の急斜面に取り付きました。

1/26 8:22

藪のまばらな斜面をしばらくトラバース。

1/26 9:10

ようやく沢地形を抜けたようです。
ダケカンバとエゾマツが共存しています。

1/26 9:26

進行方向を確認せずに歩いていたら、夏道と思われるピンクテープの付いた木が出てきました。
いつの間にか参考ルートを大きく左に外れてしまったようです。
軌道修正したら今度は右に行き過ぎ開けた斜面へ。
だいぶ遠回りしてしまいました。

1/26 9:49

斜面が緩やかになってきました。
樹間から羊蹄山の端正な姿が見えています。

1/26 9:52

ダケカンバ林を越えて、山頂直下のハイマツ斜面へ。

1/26 10:05

斜面の奥に、恵庭岳が見えてきました。
手前は狭薄山かな。

1/26 10:05

山頂の北西側はカリカリにクラストした斜面。
ラッセルせずに済みますが、時々踏み抜きます。

1/26 10:05

何度も振り返っては、尻別岳と羊蹄山に元気をもらいます。

1/26 10:17

間もなく山頂へ。

1/26 10:19

冬の札幌岳、初登頂です。

1/26 10:20

正面には狭薄山が鎮座。

1/26 10:30

山頂の岩陰を利用して、天気の回復を待ちます。
もう青空が広がり始めてもいい頃のはず。

1/26 10:35

風が避けられるだけでずいぶん温かく感じます。
ツェルトのおかげでゆっくり過ごすことができました。

1/26 10:57

陽射しが感じられるようになり外へ。
狭薄山、今年は行ってみたいです。

1/26 11:07

どんどん青空が勢力を拡大中。

1/26 11:16

誰もいない山頂、満喫しました。
これにて下山。

1/26 11:25

帰りは、ハイマツ帯の踏み抜きを回避して、少し夏道寄りの樹林帯の中を歩きました。

1/26 11:26

すっかりいい天気になりました。
ちょっと歩いては振り返ることの繰り返し。

1/26 11:26

なかなか先に進めず。

1/26 11:34

見上げる樹氷も美しい。

1/26 11:42

往路に合流。
後続の方は僕の迷走ルートを辿られたようです。
変なルートで申し訳ない。

1/26 11:44

新雪モフモフ斜面の下りは楽しい。
わっせわっせと斜面を一直線。

1/26 11:48

迷走ルート上で外国人のスキー5人パーティともすれ違いました。
トレースのお礼を言ってもらえてうれしいけど、ちょっと複雑な気分。

1/26 12:02

急斜面のトラバース箇所も、すっかり盤石なルートになっていました。

1/26 12:07

冷水沢に入っていくあたりで、定山渓天狗岳を見納めます。

1/26 12:20

ようやく小屋が見えてきました。
ここまで来れば一安心。

1/26 12:29

守り神さんありがとう。

1/26 12:50

小屋から登山口までが地味に遠い。
歩き疲れて道草です。
目と口を付けたらかわいいモンスターになりました。

1/26 13:25

無事帰ってきました。
ラッセルはきつかったけど、達成感のある山行でした。

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

装備

個人装備

スノーシュー ツェルト 使い捨てカイロ ダウンジャケット

感想

awa3956

冬の札幌岳に初チャレンジ。
冷水小屋の先でトレースがなくなり、そこからは場当たり的にルートを開拓して歩きました。

帰路、後続の方々が、右へ左へと迷走する僕のいい加減なトレースを辿って歩いておられました。
遠回りしているだけならまだしも、危険なルート取りをしていたら、と思うと責任を感じてしまいます。
自分だけではなく、後続の方が利用するかもしれないことを考えて、安全なルートを見つけて歩かなければならないなと感じました。

札幌岳は標高1200ⅿ超えの山だけあって、一面の雪原とスノーモンスターが広がる別世界。
久しぶりに青空と眺望に恵まれました。

コメント

konakiusagi

こんにちは
awa3956さん
行ってますね^_^
お使いの📷私も使っています。

札幌岳、冬も行けるのですね、
皆さん凄い！

awa3956

Re: こんにちは
同じカメラをお持ちでしたか。
耐寒・耐衝撃をウリにするアウトドア向けではないですが、水平器やバリアングル液晶が付いてて便利なので使い続けてます。寒いとレンズバリアが開かなくなったりしますけどね。

札幌岳は疲れたけど楽しかったです。
やっぱり雪山は天気のいい日に限りますね(^^)