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記録ID: 220726
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

雨の中の笠が岳(西穂〜奥穂縦走をあきらめ代わりに登る)

1988年09月24日(土) ~ 1988年09月26日(月)
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GPS
42:30
距離
23.5km
登り
2,143m
下り
2,159m

コースタイム

9/25 6:30西穂山荘−7:30-8:30西穂高ロープウエー西穂高駅−9:00新穂高温泉−10:10 笠が岳登山口−14:10杓子平入口−15:20稜線−16:10笠が岳山荘(泊)
9/26 6:00笠が岳山荘発−9:50笠が岳登山口−10:40新穂高温泉着
天候 9/24 曇り
9/25 終日 雨
9/26 終日 雨
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
[行き] 新居浜ー(夜行フェリー)−大阪ー(JR)ー高山ー(バス)新穂高ー(ロープウエー)−西穂高口
[帰り] 新穂高温泉−(バス)−高山−(JR)−名古屋−(JR)−新居浜
コース状況/
危険箇所等
雨の中の登山だったが、道は良好で迷うようなことはなかった。

感想

【山行No 120】

※ この山行では連日の雨のため、写真は残っていません。あしからず。。。

※ 秋分の日の3連休。当初の予定としては、以前から気になっていた、
  西穂〜奥穂への縦走を2泊3日で行うことにして出発した。

9月24日(金)
 ・前夜、四国(新居浜)を夜行フェリーに乗って出発。
  翌朝大阪に着き、JRを乗り継いで高山へ、さらにバスで新穂高に向かう。
  曇り空だが、バスの車窓からは穂高連峰の山なみが望めた。
 ・新穂高温泉口よりロープウエーで山上に上がる。

14:30 ロープウエー西穂高口
 
15:30 西穂高山荘(※ 1990年の火事で焼ける前の小屋)
 ・連休なので宿泊客は結構多い。部屋も満員状態。
  夕食後、談話室でTVの天気予報を見ると、秋雨前線が太平洋側に横たわっており、
  明日は雨の予報になっている。
  自分としては難度の高い西穂〜奥穂の岩稜を、雨の中、強行するべきか? 悩みながら眠りについた。

9月25日(土)
 ・早くも夜中から聞こえてきていた雨の音は、朝になっても止まず、
  今回は縁がなかったものとして、西穂〜奥穂の縦走はきっぱりとあきらめる。
  しかし、高い交通費を払ってここまで来ているので、そのまま帰るのもばからしく、
  急きょ、隣の山稜にあたる、笠が岳への登山を決定。早速下山にかかることにする。
6:30 西穂高山荘発
 
7:30-8:30 ロープウエー西穂高口
 ・せっかく早く着いたのに、ロープウエーの始発は8:30とのことで、無駄に時間が過ぎてゆく。
9:00-10 新穂高温泉口
 ・笠が岳への往復は長い道のりとなりそうなので、不要不急の荷物をコインロッカーに預け、出発する。

10:10-20 笠新道入口
 ・さっそく急登にかかる。ここからは雨の中、黙々と登りに登るだけ。
12:40-50 標高=1950m付近
 ・雨は相変わらず降っているが、この付近、雲の層の間になっており、少し展望有り。
  天気が良ければさぞかし良い展望だろうな、と思いながら少し休憩。
14:10 杓子平入口
 ・すこし傾斜が緩くなってきて、杓子平に到着。
  高山植物の多そうな草原地帯だが、すでに季節は秋、花も何もない。
 ・ここから先、草原帯となり、風も出てきて、また雨も本降りとなり、厳しい登高が続く。
  いよいよ悲壮な感じになってきた。道も雨水が流れて川のようになってきた。
  こんな天気なので、登り下りする人影もなく、雨の中の孤独な登りが続く。
15:20稜線
 ・ようやく5時間かかって稜線に到着し、少しほっとする。
 ・稜線を笠が岳へと向かう。稜線は予想したほど風は強くなく、アップダウンも少なくて歩きやすかった。

16:10 笠が岳山荘着
 ・ほんとうに長い一日だった。ようやく小屋にたどり着けてホッとした。
  小屋は最近改築されたようで、結構大きく、感じの良い小屋だ。
 ・さっそく中に入ってストーブに当たり暖を取ると、ようやく落ち着いた。
  今日はこんな天気なので、宿泊客も10名程度と少なく、ゆったりして静かだ。
 ・夕食も割と美味しく、夕食後は同宿の人たちと山のよもやま話をして、結構いい感じの夜を過ごせた。
  同宿のおじさんたちの一人は、この笠が岳が、百名山のうち、99座目とのこと。
  結構年配の人だったが、自分もその年まで現役で山に登れたらいいな、と思った。 
 ・なお、笠が岳山頂は小屋で一息入れた跡、空身で往復。
  雨と霧の中、展望もなにもなく、感動のない百名山だった。

9月25日(日)
 ・朝起きると、淡い期待もあえなく潰え、無情の雨が今朝も降り続いていた。
6:00 笠が岳山荘 発
 ・雨でも下るしかないので、ゴアの雨合羽を着て出発。
  雨の降り方も昨日とあまり変化はなく、風も結構ある。
6:50 稜線分岐
 ・下ってゆくと、杓子平のあたりから雲の下に出て、視界は出てきた。
  しかし雨と風は相変わらず。雨が正面から吹きつけてくるので苦しいところ。
7:20 杓子平入り口部分
 ・その後も休むような場所もないので、ラジオをわずかな楽しみにして淡々と下る。
9:50 笠新道入口(林道出合)

10:40-12:00 新穂高温泉
 ・雨の中で面白みはなかったが、とりあえず百名山の一つに登ったことは登ったな、という程度の感想。
 ・時間があるのでバスターミナル前にある無料の公衆温泉に入り、冷えた体を温める。

 ・帰りは、バスで高山に出て、そこからJRで名古屋経由、新居浜まで帰る。

※ 当初計画の、西穂〜奥穂稜線踏破もできず、雨の中の笠が岳登山だけに終わり、
  ちょっと残念な山行ではあった。 

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