甲駿県境赤線繋ぎ（天子ヶ岳〜白水山〜白鳥山）

2020年02月08日(土) [日帰り]

• GPS: 10:00
• 距離: 29.2km
• 登り: 2,213m
• 下り: 2,651m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:20
• 休憩: 0:31
• 合計: 9:51

距離 29.2km 登り 2,218m 下り 2,652m

5:47 天子ヶ岳登山口１
6:06 天子ヶ岳登山口２
6:43 林道終点
7:20 7:32 富士見台
7:34 7:35 天子ヶ岳
8:47 三角点（897ｍ）
9:13 西沢峠
9:39 9:40 林道終点
9:49 9:50 飛行機山
10:31 石神峠
11:11 11:18 白水山
12:45 12:48 十島駅
13:36 13:37 白鳥山北側尾根取り付き点
14:32 14:37 白鳥山
14:54 白鳥山七面宮跡
15:38 芝川駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

行き：河口湖IC〜天子ヶ岳登山口に駐車
帰り：芝川駅〜西富士宮駅（210円）、宝町仲屋〜立岩（バス）

コース状況／危険箇所等

・天子ヶ岳〜十島駅までほとんどがバリエーションルート。
　（石神峠〜白水山〜下山路分岐は実線）
・天子ヶ岳直下の下りは踏み跡皆無、ザレ場の急坂と最大の難所。
　下りの場合、方向感もわかりにくいので要注意。
　その後、897三角点までは防火帯の気持ちよい稜線が続きます。
・西沢峠〜飛行機山はスズタケの藪で難所と聞いていましたが、
　人一人分の隙間があり、かつ真冬のせいかスズタケも頑強ではなかったです。
・白水山下山路分岐〜十島駅も踏み跡ほぼなく、
　尾根沿いにGPSで現在地を確認しながら歩きました。

写真

2/8 6:13

歩き始めて30分すると、樹間から富士山が見えるように

2/8 7:01

富士裾野から太陽が昇ります

2/8 7:01

雲の隙間からご来光

2/8 7:04

登山道に日が射します

2/8 7:08

裾野をまとう朝霧、きっと朝霧高原の名前の由来なんでしょう

2/8 7:24

富士見平で早めの昼食、バリルートに備えます

2/8 7:35

天子ヶ岳最高地点と思われるところに「天使」違いの山頂サイン

2/8 7:38

少しだけ長者ヶ岳方面に移動

2/8 7:45

山頂付近からいきなりの急坂、奥に見えている稜線めがけて一気に下りますが、ザレ場で要注意

2/8 7:54

急坂終えると、一転して穏やかな防火帯

2/8 8:04

振り返ると台形状の天子ヶ岳

2/8 8:06

倒木上の苔が美しい

2/8 8:07

樹種が多くて楽しめます

2/8 8:09

伊豆でよく見るヒメシャラかな

2/8 8:14

樹間から塩見岳

2/8 8:15

悪沢岳を含む荒川三山

2/8 8:16

笊ヶ岳（右）と布引山（左）

2/8 8:27

素晴らしい防火帯が続きます

2/8 8:40

ナナイタガレが目立つ七面山

2/8 8:47

897三角点からスギが目立ってきます

2/8 9:24

西沢峠からのスズタケの藪地帯、一人分の隙間があります

2/8 9:50

飛行機山、名前が期待感ある割に山頂は展望絶無で超地味

2/8 9:56

少し進むと富士山ポイント

2/8 10:06

ちらっと天子湖、きれいな色をしてますね

2/8 10:16

ミツマタは今にも咲き出しそう

2/8 10:31

石碑がたくさんあった石神峠、この先一気に歩きやすくなります

2/8 10:38

白水山途中にある第一富士山展望台

2/8 11:15

白水山到着、山頂前後でこの日唯一の登山者2組に会いました

2/8 11:13

富士山方面が切り開かれたようです

2/8 11:13

大沢崩れの彫が深い

2/8 12:25

鉄塔ポイントで展望開けます、正面は篠井山

2/8 12:23

最後に登る白鳥山

2/8 12:35

バリルートはこの石碑で終了、このまま林道に行きそうになりましたが、yama-ariさんのレコを見ていたので踏み止まりました

2/8 12:47

身延線の十島駅に下山、右奥がこれから登る白鳥山

2/8 12:54

富士川を渡ります

2/8 13:23

いったん静岡県へ

2/8 13:37

赤線を山頂で繋ぐべく、ここから白鳥山へ登り返します

2/8 14:21

山頂が見えてきました

2/8 14:30

3度目となる白鳥山

2/8 14:31

3度目で初めて富士山見えず

2/8 14:31

でも白峰三山はばっちり

2/8 14:34

右奥の毛無山の手前に天子ヶ岳が重なってます、ずいぶん遠くから来たものです、左手前が白水山

2/8 14:36

焼きそばが待っている富士宮市

2/8 14:59

白鳥山からの長い階段

2/8 15:04

登山口近くになると竹林

2/8 15:11

登山口付近にロウバイ

2/8 15:12

白梅もきれいに咲いてます

2/8 15:18

白鳥山を振り返ります

2/8 15:22

地層が面白い釜口峡

2/8 15:47

次が1時間半後だったので予定の電車に間に合ってよかった

2/8 16:09

西富士宮駅で下車、即「富士宮やきそば学会」へ

2/8 16:11

もちもちして美味しい

2/8 16:20

ついでに浅間神社へ、富士宮は初めて

2/8 16:21

梅が咲き誇ってました

2/8 16:23

中国人が少ないせいか空いていました

2/8 16:26

富士山の湧き水という湧玉池

2/8 16:28

河津桜でしょうか、咲き始めてます

2/8 17:23

バスを降りて車の回収に戻ります、富士山頂近くに満月

2/8 17:29

車回収、こんな時間に4台も

2/8 18:33

河口湖で吉田うどんも堪能＠玉喜亭

撮影機器：

NIKON 1 J1 NIKON CORPORATION

感想

hirok

今回は山梨県境を繋いだ赤線のうち、県境から離れている2か所のうち、
盲腸のように飛び出した南部町の県境を歩く山行です。
計画は3年前に立てたものの、あまりの地味さに歩く気が起きなかったのですが、
ゴールの富士宮焼きそばをモチベーションとして、意を決します。
天子ヶ岳から白水山までは忠実に県境を歩き、その先は十島駅に下山、
再び県境の山である白鳥山に登り返す計画です。

身延線の本数が少ないため、15時台の電車に乗るべくヘッデンでスタート。
天子ヶ岳へのルートはUTMFのルートになったせいか、
以前よりも歩きやすくなったように感じました。
天子ヶ岳手前の富士見台で昼食後、いきなりバリルートに突入。
踏み跡一切なし、足元が崩れやすいザレ場の急坂と、
この日最大の難所から県境歩きが始まりました。
しかし急坂が落ち着くと美しい防火帯の稜線歩きが続き、
樹間から南アも望めて、一転してこの日のハイライトへと急変です。

西沢峠から飛行機山の間が事前情報では藪漕ぎの難所とのことでしたが、
冬のせいかスズタケも弱々しく、拍子抜けするほど呆気なく通過。
石神峠からは実線路となって、一気に歩きやすくなり白水山へ到着。
白水山は富士山方面のみ切り開かれた山頂で、奈良倉山や鶴寝山など、
山梨県にありがちな山頂です。
白水山からの下りも油断ならないバリルートでしたが、
予定通りの時間に十島駅に到着。

このまま白鳥山登山口である本成寺までロードでも赤線は繋がりますが、
やはり山頂での赤線繋ぎにこだわりたく、北側から登山開始。
3回目となる白鳥山で最も歩きやすい登山道でした。
東京都民で3回も白鳥山に登る人いるかなあ、と苦笑いですが、
これで南部町の赤線も概ね県境となり完成です。
最後は15分程の余裕で身延線に乗り込み、お目当ての富士宮焼きそばを堪能。
富士宮浅間神社も見学して、充実の一日となりました。

予想通り大きく展望が開けるポイントは少ないルートでしたが、
この時期ならではの樹間からの南アや安部奥の山も見られ、
また本格的な長いバリルートも堪能できました。
残る県境から離れている稜線は山伏〜布引山のみとなりましたが、
この間にある難所の青薙崩れは崩壊が進み、昨年のヤマレコでの通過者ゼロ。
いつか行ける日は来るのでしょうか。

コメント

satfour

バリのロング
hirokさんこんばんは。

全く展望がなさそうなルートですが、
予想外に南アルプスや富士山が見えるのですね。
ロングでバリなのに、15分前に電車に間に合わせるとか、
さすがです。スズカケの所が通れたのが大きかったでしょうか。

富士宮焼きそば、吉田うどんと
麺類のリレーも見事です。
前回も玉喜亭？

hirok

モチベーション
satfourさん、おはようございます

前半は自然林主体なので、樹間から白く輝く南アがチラチラと見えました。
悪沢岳が印象的です。

バリは時間が読みにくいですが、電車1本逃すと焼きそばが食べられなくなるので必死でした。
白鳥山まで計画に対してやや遅れあるいはオンタイムだったので、
最後までスリルを味わえました。

この時間だと玉喜亭ぐらいしか営業している店を知らないので、
最近玉喜亭が多いです。

ヤマアリ

白水山
hirokさん。お疲れ様です。
ついに白水山やりましたね。富士山が綺麗で羨ましい！
最後に白鳥山を県境から絡めるところに、
県境ハンターとしての心意気を感じます！

hirok

ようやく
yama ariさん、おはようございます

なかなか決心のつかなかった今回のルートですが、
2020年のタイムリミットに間に合わせることができて良かったです。
地味ながらルーファイが楽しめるルートですね。

まさかの白鳥山3回目の登頂となりました。笑
南部町の盲腸的な赤線を表現できて満足です。

石碑のレコありがとうございました。
あそこはyama ariさんのレコがなければ、
確実に林道方面に直進していました。

youtaro

思いっきり手薄なエリア
hirokさん、こんにちは。

この日は8時半頃に御殿場側からの富士山を
眺めながら運転していました
私はこちら側は思いっきり手薄です。とりあえず
長者ヶ岳・天子ヶ岳まで線を伸ばそうと
計画したのは10年前。。昨年、富士宮の浅間神社へ
寄ったときに、少し気になったのですが。。
富士宮焼きそば美味しいですよね、しかし
これをモチベーションにしての山行は自分には
無理なようです

hirok

西側からの富士山
youtaroさん、おはようございます

富士山を西側から見る機会はそうないですよね。
大沢崩れを見るとたまには西から見る富士山もいいものだなあと思います。
天子が岳の南はかなりマイナーですが、
長者ヶ岳は富士山や南アも見れていい山だと思います。

車で行っても富士宮焼きそばは食べられますが、
山から下りた後の焼きそばは格別ですよ😀
近くで静岡おでんも売っていたので食べたかったですが、
バスの時間が迫っていたので、泣く泣く諦めました😰