苦土川水系 井戸沢〜峠沢
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 737m
- 下り
- 745m
コースタイム
東神奈川20:00=首都高・東北自動車道=西那須野IC=
23:20道の駅「湯の香しおばら」(車中泊)
10月8日(日)
6:15起床7:30発=深山ダム北側・湯川と大沢分岐下流200m地点の二差路で
現在位置確認(一旦違うのではないかと思い移動)=鬼ケ面橋−鬼ケ面沢を
堰堤上まで偵察(ようやく間違いに気づき戻る)=大沢林道橋ゲート
(エアリアに記載されているゲート。ここに駐車し井戸沢へ偵察)−
(45分)−三斗小屋跡−井戸沢出合(水量等確認後往路を戻る)−
大沢林道ゲート=板室温泉グリーングリーン(入浴)=戸田交差点のスーパーで
買い出し=大沢林道ゲート(幕営)
10月9日
<井戸沢>
5:30起床(7:00芝崎PT車と合流)7:10発=(車)=7:40三斗小屋宿跡8:00−
入渓点8:10−15m滝8:40〜9:00−3m・2m・2m滝通過後(休憩)9:10〜9:30
10m滝9:45−15m階段状滝10:00−二俣(休憩)10:15〜10:40−稜線11:25−
流石山(休憩)11:40〜12:10−大峠12:35〜12:50−峠沢入渓点13:05
<峠沢(下降)>
入渓点13:05−二俣13:30−中ノ沢合流点13:55−井戸沢合流点15:10−
三斗小屋宿跡15:15
16:20発=(車)=茶臼岳ロープウェイ山麓近く大丸温泉(入浴)19:00=
(食事)=那須IC=帰路
天候 | 10/8(日)曇り時々小雨(9日未明まで猛烈な強風) 10/9(月)朝曇りのち晴れ(朝は低温であったが遡行時は快調) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■井戸沢 遡行グレード2級(体感グレード。滝が多い理由で2級を付けてもよいが 内容的には1級上) 前半の15m滝が核心。流芯右側のカンテを登る(上部がやや被っている)か 更に手前の左岸ブッシュ帯から高巻くこともできた。 その後二俣までは3〜10m滝が連続するが、どれもロープなしで登れる。 二俣から右俣へ行くと、10mトイ状滝を越し、ツメは比較的登りやすい ガレ場と最後は笹の中の踏み跡を拾えば、流石山西側の稜線コル1780mに 藪漕ぎなしで出る。 ■峠沢(下降に使用) 中ノ沢合流点までは滝もほとんどなく容易に下降可能。 合流点から水量も増えるので、所々小滝下りや小さな巻き、笹を掴んでヘツリ等 出てくるが、ロープを出す必要はない。 途中開放的な幅広のナメが美しい。 ■温泉 10/8−−板室温泉グリーングリーン 500円。〜18:30営業。3連休のお陰で混雑し洗い場(6基)順番待ちのほか 洗い場からのお湯は冷たかったり熱くなったり・・・。 駐車場は数十台。 10/9−−大丸温泉ホテルニューオオタカ? 茶臼岳ロープウェイ山麓駅の脇。大丸旅館の日帰りは15時までだが 手前のニューオオタカ?は20時まで。700円タオル付き。 小振りだが眼前に茶臼岳が眺められ熱めの風呂はなかなかグッド。 駐車場20台くらい。PH6.5。ドライヤーなし。 ■アプローチ 深山ダムから先は未舗装林道になる。二差路は右へ。 エアリアに記載されている橋のゲートは今年からどうやら開くことができる。 このゲート手前に7−8台駐車可。ここから三斗小屋跡までは徒歩45分。 ゲートチェーンを開け車で三斗小屋跡まで行く場合、途中小沢を渡ったり 段差や岩がゴロゴロしているので、車高の4駆クラスでないと厳しい。 KAMOGワゴン車は2駆ながら何とか行けた。 三斗小屋跡は6−7台駐車できる。トイレなし。 ★携帯電話調査 ドコモSO506i(mova) ・深山ダムサイト 0〜2本 通話OK ・三斗小屋跡 圏外 通話不可 ・井戸沢全般 圏外 通話不可 ・流石山山頂 圏外〜1本 通話不可 |
ファイル |
非公開
2215.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
写真
感想
以前から気になっていた沢の一つであった。
当初の予定では奥只見/中ノ岐川水系灰ノ又沢であったが
台風並に発達した低気圧による大雨と強風予想から
比較的影響を受けない那須方面に代替案を入れていたので転身。
一日遅れで別PTも追ってくるようだ。
8日は一日猛烈な強風が吹き荒れていた。
深山ダムの湖水は荒海のようにうねり、時折数十mも水しぶきを上げる。
上空の雲は凄いスピードで北から南へ流れる。
稜線もそんな雲の中だから代替計画していた朝日岳への登山も完全に戦意喪失。
井戸沢の水量等だけでも確認しておこうということになる。
いまいち大沢林道や現在位置が特定できず
一度は間違って鬼ケ面沢横の林道を歩いたりもしたが
大沢林道のエアリアにも記載されているゲートに着き
ここから徒歩で林道を三斗小屋宿(跡地)へ向かい歩く。
手前の林道もそうであったが、この強風で倒木があったり岩が転がっていたり
煤払いしながら行く。
40分強で三斗小屋跡地に着くが4WD車は数台ここまで上がってきていた。
三斗小屋温泉へ登る橋を渡らず20m先の井戸沢出合着。
本来涸れているという出合は滔々と水流あり。
その日は一旦板室温泉へ入浴し再び大沢林道ゲートまで戻ってテント泊。
潰されはしなかったが、テントは突風に一晩中揉まれた。
9日。7時頃準備をしていると早くもsyosiPT車が林道を上がってきた。
4WDなら頑張れば三斗小屋跡まで車で行けると告げ
2台でかなりダートな道(途中渡渉があったり、段差にスタックしたり)を
何とか登り切る。
(以上、KAMOG記)
(KAMOGさんに続きましてskyouです。)
前日より更に荒れた道を2台の車でやっと登って来た。
三斗小屋宿跡にて入渓準備開始。あれ?さっきまであったデジカメが見つからない。
幕営地に置いて来てしまったらしい。(最近沢に行くのにいつもデジカメに逃げられる。
トホホ。)8時過ぎに入渓。前日までの信じられない風もいつしか止み、太陽がのぞいてき
た!ありがたい。沢の水はまだまだ多くて、冷たかったけど天気はバッチリ!
2m滝を越えてすぐに核心の15m滝。右側を高巻く。上の方は結構な斜面で、笹に助けられ
た。あんなに細いのにしっかりと地に根を張っている。束ね掴みながら這い上がって行
く。掌がすぐに擦り傷だらけになってしまったが、グローブ着けて滝を登るのは嫌なので
我慢我慢…。
その後は3〜5mの滝が続く。少しぬめるが、素直な階段状の層が多く、登り易い。脆い所
もほとんど無かった。下流のゴーロ帯は不安定な岩が多いのが気になった。(普段伏流だ
から?)ロープは一度も出さなかった。
15m階段状の滝は左側が丁度いい間隔で階段状になっていた。シャワークライミングで(冷
たいけれど)とっても楽しかった。その後は二俣まで小滝の連続だが、途中から沢が明る
く開けて稜線まではっきり見えた。右手に笹原の緑。その上に白くて細い樺の木が林を
作って、とてもとても綺麗。(この開けた感じがミニ米子沢と言われた所以?)
ツメの前にはトイ状の滝。ここは登るのがとても面白かった。
ツメは急登のガレだが、足場はしっかりしており、登山道の様だった。ヤブ漕ぎは無く腰
下程度の笹の踏み跡を数m歩いてすぐに稜線へ。山々が見渡せ、赤く紅葉しており綺麗だ
った。一般登山客もちらほらといて、我々の格好に物珍しそうだった。
syosiPTと再度合流しようかと、流石山で休憩。寒さに耐えられず大峠まで移動。下山を
どうするか相談の結果、syosiPTとは違う峠沢を下降することに決定。
峠沢はあまり大きくない。増水していたが巻き道もしっかりしておりスムーズに下降出来
た。途中、暗い左岸をずーっとへつって行く所がありとても面白かった。何度か渡渉した
が、水深は浅く、水流も弱く、以前行った久渡沢の渡渉より楽だった。
三斗小屋宿跡で再度芝PTと合流。三斗小屋宿跡は日が当たると鳥のさえずる温かい場所
だが、日が陰ってくるととても寂しい所。皆、速やかに装備を外し移動。
大渋滞を抜け、ボルケーノハイウェイを通り那須ロープウェイ山麓駅傍で入浴。その後、
那須町で夕食をとり、帰路へ。3日間涼しい(?寒い)所に居た為、家の中が暑いのに驚い
た。
やっぱり沢は楽しかった。とてもいい沢だった。早く沢で泊まってみたいな。
最後に、いろいろお世話になったKAMOGさん、本当に感謝感謝です!
ありがとうございます。早く自立できるように頑張りまっす!!
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