猪名川不動尊〜高岳

2012年09月05日(水) [日帰り]

• GPS: 03:17
• 距離: 8.0km
• 登り: 484m
• 下り: 489m

コースタイム

11:46 駐車地点　→12:08 猪名川不動尊〜5分程散策　→13:06 高岳山頂　〜近くの丹後幹線��108鉄塔付近にてランチ休息〜13:30 発　→13:40 植林地帯、谷ルートへの分岐　→13:54 林道合流　→14:20 府道602号合流　→15:03 駐車地点

天候

はれ／くもり　
最寄のアメダス観測点『能勢』の最高気温31．8℃(13:47)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

猪名川変電所脇の道路が広がった地点に駐車、5〜6台は駐車可能か？
猪名川不動尊手前まで車で進入可能、数台の路肩駐車スペース有。

コース状況／危険箇所等

今回歩いた高岳への登山ルート、下山ルート共に明瞭な踏み分け道、あるいは鉄塔巡視路として整備されており全般的に歩きやすいルートです。帰路の府道602合流以降のルートは南の堂床山方面への偵察を兼ね、地形図の道路を歩いたつもりですが一部分断していました。

■駐車地点〜猪名川不動尊
駐車地点付近の変電所周りは砂利道ですが、山中に入ると概ねコンクリート舗装されており、普通車でも通行可能です。途中の滝ノ下キャンプ場に水道・トイレ等の施設はありますが現状未整備に付き使用不可。猪名川不動尊には数等の建物がありますが、一般に公開されているトイレや水道はないようです。

■猪名川不動尊〜高岳山頂
整備された道標はなく、登山口を示す私製の看板がある程度。山道に見られるテープの類もほとんどありませんが、2系統の高圧送電線の鉄塔がコースに点在し、その巡視路の案内が道標代わりになっています。
地形図上に破線道すら記載されていませんが、実線道並の良好なルートが続きます。山頂に近付くにつれ勾配は強まりますが、九十九折れのルートが整備されており苦にせず歩けるレベル、階段区間がほとんどないのも好感が持てる歩きやすいルートです。

■高岳山頂〜府道602号合流
山頂付近より丹波線��89鉄塔を経て植林地帯の分岐へのルートは急勾配、且つ雨による侵食が目立ち整備された階段も荒廃気味の滑り易いルートで注意が必要ですす。谷への分岐〜林道合流地点まで、特に道標や目印もありませんが踏み分け跡は比較的明瞭、路面状態も特に悪くはありません。
林道区間は大半がコンクリート舗装されていますが、川沿いの木陰が続く暑い時期なら快適に感じるルートが続きます。

■府道602号〜駐車地点
そのまま府道を歩けば20分も掛からないはずですが、車の交通量が結構多く、歩道未整備の区間に付き注意が必要です。
今回は、堂床山へのルート確認も踏まえ地形図では繋がっている南寄りの迂回路を選択しましたが、途中で分断されており獣道程度の踏み分けと藪を切り抜ける嵌めに。。舗装区間も私道のようで、歩く際は自己責任の範疇にて^^;

写真

9/5 11:46

駐車地点の変電所脇の広場。変電所職員の駐車場は別の場所に有。奥は堂床山。

9/5 11:49

変電所沿いに砂利道が続きます。

9/5 11:57

山中は概ねコンクリート舗装。劣化箇所も目立ちますが普通車でも通行可能。

9/5 12:00

台場クヌギ？

9/5 12:00

滝の下キャンプ場…現状は『跡地』のようです。

9/5 12:05

目的は不明ですが人の営み跡がある伐採地。

9/5 12:08

猪名川不動尊手前の橋。正面の階段でも不動尊へ通じますが、登山道は右側の車道沿いにあります。

9/5 12:08

登山道入口を示す看板。路肩が広がっており駐車車両があると見落とす可能性有？

9/5 12:09

説明板。鎌倉時代に遡る歴史云々…看板も設置後40年以上経過の年代物。

9/5 12:10

簡素且つ小さな祠等々、こじんまりとした佇まい。

9/5 12:11

滝行も行われる滝、落差5〜6m程度でしょうか？

9/5 12:15

登山道入口よりしばらくは不明瞭。滝の上、川沿いを進みます。

9/5 12:15

程なく鉄塔巡視路である事を示す道標。

9/5 12:19

何度が滝の上流にあたる清流を渡りつつ…

9/5 12:21

倒壊し放置された小屋。目的不明。。

9/5 12:26

沢が途切れ山中へ。巡視路の標識に"高岳"を示す落書きも散見されます。

9/5 12:29

九十九折れに整備された巡視路…ハイキング道といえる程良好な整備状態。

9/5 12:33

丹後幹線��110鉄塔より南を望む。最も奥が六甲の山並。

9/5 12:39

登山道らしい区間も道幅は十分。

9/5 12:41

分岐には概ね巡視路の標識有、そして高岳山頂を示す落書きが。。

9/5 12:43

コースを少し外れた丹後幹線��109鉄塔より南西方面。正面は大船山。

9/5 12:45

少々砂利っぽく滑り易い区間有。

9/5 12:49

丹波線��88鉄塔より南西側。

9/5 12:50

画面右が登ってきたルート、手前が進行方向、左への分岐にテープ多数…詳細不明。

9/5 12:55

尾根に近い山腹を進む、ルート幅若干減少も明瞭であることに変わりなし。

9/5 13:00

頂上手前の急登…手を使う程ではありません。

9/5 13:02

岩場より南側、正面奥に微かに大阪市内。本日一番の遠望スポット♪

9/5 13:06

山頂と三角点。山頂は狭い広場程度、眺望はなし。兵庫・大阪県境です。

9/5 13:07

山頂を数十m程度北へ、紅白の目立つ鉄塔は丹後幹線��108。北へ伸びるルートは近い将来の楽しみとして^^;

9/5 13:34

山頂を東へ、丹波線��87鉄塔。

9/5 13:35

堂鉄塔より深山を望む。ちなみに丹波線は深山の北、ささやまの森公園でも見掛ける送電線です。

9/5 13:37

整備された階段が流された急斜面。滑り易いので要注意！

9/5 13:40

南側は植林帯、北斜面は苗木保護の樹脂製ケースが異様な雰囲気。

9/5 13:52

植林帯〜雑木林を下る。

9/5 13:54

林道へ合流。このエリアは山深いものの林道が発達している様子。

9/5 14:03

車の通行できる良路と思いきや…侵食の激しい区間もあり、通行は車高の高い車に限られるかと。。

9/5 14:09

劣化は激しいものの舗装路、ですが小川(山田川)沿いの歩き心地の良いルート。

9/5 14:17

人里へ…といっても資材置き場や廃屋程度ですが。

9/5 14:20

府道602号峠部へ合流。この峠が大阪・兵庫県境。

9/5 14:20

兵庫県側、工場の敷地を南へ。

9/5 14:27

私道のようですが路面状態のいい舗装路が続きます。車通りは皆無。

9/5 14:31

作業場？手前に目指す林道？

9/5 14:32

少々荒れ気味の林道、小川を橋で渡りを進むと…

9/5 14:34

見事な台場クヌギの森。但し、堂床山方面へ登るルートのようで、引返す。

9/5 14:40

小川を西へ下るルートを探すも見つからず。仕方なくこのような草を分け入り…

9/5 14:40

獣道程度の踏み分けを見付け。。

9/5 14:41

進むと次第に明瞭に…しかし直ぐに藪。

9/5 14:44

強引に川を渡り、対岸に獣道。。

9/5 14:47

ようやく明瞭なルート？を示す鉄橋！

9/5 14:47

こちらも鉄道巡視路のようです。

9/5 14:49

小屋、納戸？

9/5 14:52

謎の植物？　トウモロコシ？？

9/5 14:55

ようやく変電所近くに戻る。

9/5 14:55

川辺に鹿の群れ、5〜6頭？　鹿は度々見掛けるものの、山行時に私のカメラに納まった初めての鹿…この1枚の後、直ぐに逃げましたw

9/5 14:58

602号線への合流部。

9/5 15:00

変電所・猪名川不動尊との分岐。

9/5 15:01

駐車地点近く。電磁波が渦巻いてそうですが？

撮影機器：

EXILIM Hi-ZOOM EX-H20G カシオ

感想

inakabus

大阪・兵庫・京都の府県境界が交わる能勢・猪名川エリアには700m越の山が連なりますが、唯一山頂に立っていない高岳に登りました。
猪名川不動尊よりの登山ルートがポピュラーなようですが、地形図には破線道すら描かれていない事もあり難路を覚悟していたものの、鉄塔巡視路として整備されたと思われる明瞭なルートが続き、山頂まで難なく到着。

帰りに利用した山頂より東へ伸びる地形図上の破線道は植林事業に利用されているようですが、侵食も激しく滑りやすく歩き難い区間も有。
また、下山時に結構車通りのある府道602号沿いを嫌い迂回した地形図上には細い2重線の道に至っては途中で分断、微かに獣道が見受けられる程度…地形図(といってもネットよりコピーですが…)に悩まされた山行となりました。

少し暑さは和らいだようですが、まだまだ残暑厳しい季節。
距離もそれほどなく谷筋メイン＆700mクラスの山、山頂西には『関西軽井沢GC』が広がり、避暑地？を期待したものの、風もなく暑い山頂でした^^:
今回訪れた主な目的はルート確認、山頂より北へ伸びるルート等々、状態の良い鉄塔巡視路が続いているのは確認できました。ヤマレコでもレコは数例程度とあまり歩かれる山ではないようですが、思いの他歩きやすくこれから涼しくなる季節が楽しみです☆
鉄塔毎に休憩スポット、その多くが眺望も楽しめるのも魅力ですが、高圧線下を歩くのは好き嫌いも分かれるところでしょうか？　…もっとも、原発が今の状態である限り、送電量そのものは以前に比べて激減している筈ですが^^;

コメント

sekitori

我が心の山
こんばんは。雷鳥平ラストナイトで電池が無いため、詳しくは読めませんが堂床山の直近に20年住んでいましたので、100
回は登りました。展望はありませんが、鉾先鋭く良い山です。

猪名川のマッターホルンと密かに呼んでいました。

norisuke

こんばんは
「またマイナーなルートですね」とコメントしようとしたらsekitoriさんが１００回も登ってらっしゃる！
私からすると滝好きよりもマニアックに思えます

inakabus

堂床山
sekitoriさんこんばんは。厳しい？環境よりのコメントありがとうございます

以前、sekitoriさんの大野山の日記にて今回登った『高岳』が話題に上っておりましたが堂床山付近にお住まいでしたか〜
猪名川三山（三草山、竜王山、堂床山）などと呼ばれているようですが、今の所三草山以外に登っておりません。今回の"下調べ"も含めルート調査を進めておりますので、今シーズンには登る予定です☆

『猪名川のマッターホルン』…
西隣の愛宕山のフタコブラクダ？のような山頂付近も結構険しかった記憶がありますが、登り難そうな山ですね〜慎重に登ります☆
対照的に今回登った高岳は穏やかな山でした。こちらは機会があれば北への縦走を試みる予定です

inakabus

近所の裏山トークです凸
norisukeさんコメントありがとうございます。

山と高原地図にルートは明記(登りは破線)されていますが、近所の裏山(≒里山)レベル。ご指摘の通りマイナールートです。
sekitoriさん曰くの１００回は堂床山を指すようですが、高岳よりマニアックなルート、『迷』マーク付いてますね
…近所の方でも度々登っている方は稀だと思われます？

いずれもヤマレコには情報の少ないルートに付き、今後何度か記録を残す予定です