富士急行富士山駅のターミナルからミニバスに乗って1時間。山中湖の東岸、平野に到着。本当に久しぶりに酔ってしまった。気持ち悪い…。
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富士急行富士山駅のターミナルからミニバスに乗って1時間。山中湖の東岸、平野に到着。本当に久しぶりに酔ってしまった。気持ち悪い…。
とにかくこのミニバス、ショックアブソーバーがポンコツで、少しの段差でものすごく揺れる。それに加えてホテルだの病院だのショッピングモールだのの玄関前ターミナルに一々入って誰もいないバス亭の前をぐるーんと回る。大した距離でもないのに1時間もかかるのはそれが原因だ。たまらずにサコッシュに常備しているトラベルミンを飲んでしまった。
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とにかくこのミニバス、ショックアブソーバーがポンコツで、少しの段差でものすごく揺れる。それに加えてホテルだの病院だのショッピングモールだのの玄関前ターミナルに一々入って誰もいないバス亭の前をぐるーんと回る。大した距離でもないのに1時間もかかるのはそれが原因だ。たまらずにサコッシュに常備しているトラベルミンを飲んでしまった。
平野バス亭前には観光案内所がある。ベンチあり、隣にはコンビニもあって文句無しだ。この辺りはダイヤモンド富士の有名なスポットでもあるらしい。
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平野バス亭前には観光案内所がある。ベンチあり、隣にはコンビニもあって文句無しだ。この辺りはダイヤモンド富士の有名なスポットでもあるらしい。
そろそろ酔いも治まったな…。いきなりの大休憩からスタート。まずは車道を石割登山口まで歩く。いい天気だ。
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そろそろ酔いも治まったな…。いきなりの大休憩からスタート。まずは車道を石割登山口まで歩く。いい天気だ。
このお社を左折した道が石割神社の参道のようだ。
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このお社を左折した道が石割神社の参道のようだ。
前日の「てんきとくらす」では、この辺りの標高は-3〜-2℃といった予想だったが、6℃と結構暖かい。今のところ風もなく、日なたぼっこをしていられるくらい快適だ。
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前日の「てんきとくらす」では、この辺りの標高は-3〜-2℃といった予想だったが、6℃と結構暖かい。今のところ風もなく、日なたぼっこをしていられるくらい快適だ。
あれに見えるが石割山だろう。平野からの標高差は500mほどだ。
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あれに見えるが石割山だろう。平野からの標高差は500mほどだ。
ここが登山口。向かいには駐車場とトイレがある。体が温まったので中綿ジャケットは脱いでソフトシェルでいいだろう。
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ここが登山口。向かいには駐車場とトイレがある。体が温まったので中綿ジャケットは脱いでソフトシェルでいいだろう。
今回の期待の新星、ハクバのカメラホルスター。
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今回の期待の新星、ハクバのカメラホルスター。
ここ石割神社は、その名の通り割れた巨石を御神体とする神社だ。巨石は神話の天岩戸とも見立てられ、御祭神は天手力男となっている。
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ここ石割神社は、その名の通り割れた巨石を御神体とする神社だ。巨石は神話の天岩戸とも見立てられ、御祭神は天手力男となっている。
まずは先が見えない地獄の階段から。終わりか、とぬか喜びさせておいて、曲ってからさらに続く小技も効いている(怒)
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まずは先が見えない地獄の階段から。終わりか、とぬか喜びさせておいて、曲ってからさらに続く小技も効いている(怒)
登り続けて15分。なんと403段もあったそうだ。ふう〜。
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登り続けて15分。なんと403段もあったそうだ。ふう〜。
ここからはなだらかな道が続く。体調は良いらしく、階段の疲労はもう残っていない。
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ここからはなだらかな道が続く。体調は良いらしく、階段の疲労はもう残っていない。
八合目に立つ石割神社。右手にあるのが件の御神体さまだ。きれいな岩だね。冷えて来たのですぐに中綿ジャケットを羽織る。
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八合目に立つ石割神社。右手にあるのが件の御神体さまだ。きれいな岩だね。冷えて来たのですぐに中綿ジャケットを羽織る。
左手にある割れ目から巨石の中を三回通り抜けると幸運が訪れるという言い伝えがあるという。御神体の胎内巡りというところか。
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左手にある割れ目から巨石の中を三回通り抜けると幸運が訪れるという言い伝えがあるという。御神体の胎内巡りというところか。
うおっ、結構ギリギリだな…。ん?手が冷たいぞ…なにか触った。
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うおっ、結構ギリギリだな…。ん?手が冷たいぞ…なにか触った。
巨石から滴る清水は病に効く霊水として珍重されているという。これがそうか。触っても手が濡れない。粘度が非常に高いのか?どんな成分の水なんだ?さすが霊水だ!と思ったら凍っているだけだった。アホだ…。
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巨石から滴る清水は病に効く霊水として珍重されているという。これがそうか。触っても手が濡れない。粘度が非常に高いのか?どんな成分の水なんだ?さすが霊水だ!と思ったら凍っているだけだった。アホだ…。
なるほどね。この巨石は水の凍結膨張で割れたに違いない。そんなことは昔の人は知らないので、この石に何か霊妙なチカラが働いて割れたという現象だけを見る。それを説明するために神様という概念が用いられた。これはこれで合理的だ。
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なるほどね。この巨石は水の凍結膨張で割れたに違いない。そんなことは昔の人は知らないので、この石に何か霊妙なチカラが働いて割れたという現象だけを見る。それを説明するために神様という概念が用いられた。これはこれで合理的だ。
昔の人は科学の知識がないので何でも神仏や妖怪で片付けた…というような乱暴な話でもない。日本語の「かみ」というのは人格神のことだけではなく、人知を超えた自然の作用のことも指している。その意味でここは確かに神威の現れた霊地と言えるだろう。で、これは鉄下駄?手力男は足腰も強いらしい。
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昔の人は科学の知識がないので何でも神仏や妖怪で片付けた…というような乱暴な話でもない。日本語の「かみ」というのは人格神のことだけではなく、人知を超えた自然の作用のことも指している。その意味でここは確かに神威の現れた霊地と言えるだろう。で、これは鉄下駄?手力男は足腰も強いらしい。
神社からいきなり険しくなった道を30分。石割山(1412m)到着。評判通りの素晴らしい展望。手前に見えるのはこれから向かう平尾山までの稜線だろう。少し標高は下がるが、あちらの方がさらに見通しは良さそうだ。
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神社からいきなり険しくなった道を30分。石割山(1412m)到着。評判通りの素晴らしい展望。手前に見えるのはこれから向かう平尾山までの稜線だろう。少し標高は下がるが、あちらの方がさらに見通しは良さそうだ。
山頂は6〜7cmはあろうかという霜柱が荒れ狂っており、全面田んぼのようにぬかるんでいる。雪はない。傾斜している上にベンチの類もなく、休憩や富士山撮影などの長時間滞在には適さない。
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山頂は6〜7cmはあろうかという霜柱が荒れ狂っており、全面田んぼのようにぬかるんでいる。雪はない。傾斜している上にベンチの類もなく、休憩や富士山撮影などの長時間滞在には適さない。
いつものように標識の上でお祀りをしようとしたが、かなりの強風で神具が飛んでしまいそうだ。落ちればもれなく泥塗れ。恐れ多い…。お湯を飲みながら少し待ってみたが、治まる気配はなく断念。
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いつものように標識の上でお祀りをしようとしたが、かなりの強風で神具が飛んでしまいそうだ。落ちればもれなく泥塗れ。恐れ多い…。お湯を飲みながら少し待ってみたが、治まる気配はなく断念。
ゴーゴー唸る冷風が吹きつける山頂は体感氷点下なのは間違いない。中綿ジャケットの上にソフトシェルを羽織って風を防ぐ。ダウンも着たい所だが、それよりも出発してしまおう。おー寒い。
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ゴーゴー唸る冷風が吹きつける山頂は体感氷点下なのは間違いない。中綿ジャケットの上にソフトシェルを羽織って風を防ぐ。ダウンも着たい所だが、それよりも出発してしまおう。おー寒い。
平尾山までの稜線は結構荒れている。霜柱はあるが雪は全くない。
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平尾山までの稜線は結構荒れている。霜柱はあるが雪は全くない。
踏み荒らされた深いぬかるみがそのまま凍っている。凸凹で歩き難い。
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踏み荒らされた深いぬかるみがそのまま凍っている。凸凹で歩き難い。
普段は山に入ってしばらくすると登山モードに切り替わるのだが、今日は散漫な感じで集中できない。ペースも全然上がらずに、気付くとボーッと歩いている。何かがおかしい…。そうか。バスで飲んだトラベルミンが効いていて眠いんだ!
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普段は山に入ってしばらくすると登山モードに切り替わるのだが、今日は散漫な感じで集中できない。ペースも全然上がらずに、気付くとボーッと歩いている。何かがおかしい…。そうか。バスで飲んだトラベルミンが効いていて眠いんだ!
頭を振り振りどうにか平尾山に到着。山頂はやや広めでベンチもある。やはり展望はこちらの方が良いようだ。
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頭を振り振りどうにか平尾山に到着。山頂はやや広めでベンチもある。やはり展望はこちらの方が良いようだ。
相変わらずの強風の合間を縫ってお祀り。何とか二枚だけは撮れた。
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相変わらずの強風の合間を縫ってお祀り。何とか二枚だけは撮れた。
古より不変の日本の原風景といった見事な景色。最近は低山に飽き気味でトレーニングという意識で登っているが、こんな風景が味わえるならモチベーションも上がる。
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古より不変の日本の原風景といった見事な景色。最近は低山に飽き気味でトレーニングという意識で登っているが、こんな風景が味わえるならモチベーションも上がる。
またうんざりするような長い階段を下った大窪山の辺りは開けており、富士山に向かっての抜群の稜線歩きを楽しめる。
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またうんざりするような長い階段を下った大窪山の辺りは開けており、富士山に向かっての抜群の稜線歩きを楽しめる。
前方だけでなく南側は全て開けている。これは気持ちが良い。
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前方だけでなく南側は全て開けている。これは気持ちが良い。
大平山までの登り返しも階段。山ではよく見る光景だが、補強の木材と木材の間が深く抉れており、階段というよりもハードル状態だ。体調が良いのでさほど辛くはないが、とにかく眠いので転ばないように気をつけた。
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大平山までの登り返しも階段。山ではよく見る光景だが、補強の木材と木材の間が深く抉れており、階段というよりもハードル状態だ。体調が良いのでさほど辛くはないが、とにかく眠いので転ばないように気をつけた。
大平山(1295m)到着。広い山頂にはベンチや東屋があり、長時間の滞在にも適している。今回の三座の中では一番富士山に近く、それだけに大きく見える(写真の撮り方はまた別)。展望はここが一番いいのでは。
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大平山(1295m)到着。広い山頂にはベンチや東屋があり、長時間の滞在にも適している。今回の三座の中では一番富士山に近く、それだけに大きく見える(写真の撮り方はまた別)。展望はここが一番いいのでは。
多少風も弱まってきたのでゆっくりと休憩。まだ眠気は取れない。あーあ、折角来たのに今日はなんだか楽しめないな…。
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多少風も弱まってきたのでゆっくりと休憩。まだ眠気は取れない。あーあ、折角来たのに今日はなんだか楽しめないな…。
湖畔のキャンプ場に宿泊し、ここで夕焼けや夜景を眺められたら最高だろうな。昼近くになると大抵雲を被る富士山だが、今日はずっと御尊顔を仰がせてくれている。
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湖畔のキャンプ場に宿泊し、ここで夕焼けや夜景を眺められたら最高だろうな。昼近くになると大抵雲を被る富士山だが、今日はずっと御尊顔を仰がせてくれている。
大平山の周囲には登山道と並行して作業道が伸びている。これを巻き道として使えそうだ。
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大平山の周囲には登山道と並行して作業道が伸びている。これを巻き道として使えそうだ。
飯盛山。どこにでもあるような小ピークも、ここでは贅沢な眺め。
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飯盛山。どこにでもあるような小ピークも、ここでは贅沢な眺め。
30分前までいた大平山があんなに遠い。
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30分前までいた大平山があんなに遠い。
大平山入り口に到着。これにて登山道は終了。おつかれさまでした。体調自体は良い上になんだかんだで結構休憩もしたので疲労感は全然ない。
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大平山入り口に到着。これにて登山道は終了。おつかれさまでした。体調自体は良い上になんだかんだで結構休憩もしたので疲労感は全然ない。
バブルっぽい別荘地の中を30分下ると山中湖。ここまで来てやっと眠気が取れた。
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バブルっぽい別荘地の中を30分下ると山中湖。ここまで来てやっと眠気が取れた。
湖畔では日光浴をする白鳥が出迎えてくれた。
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湖畔では日光浴をする白鳥が出迎えてくれた。
大きいな〜。それにあまり人間を怖がらないぞ。1.5mくらいまで近づくと流石に首を上げてこちらを見るので、それが警戒ラインと了解。横目でこちらを伺いながらのっしのっしと大儀そうに歩く。
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大きいな〜。それにあまり人間を怖がらないぞ。1.5mくらいまで近づくと流石に首を上げてこちらを見るので、それが警戒ラインと了解。横目でこちらを伺いながらのっしのっしと大儀そうに歩く。
湖沿いを東に15分ほど、長池親水公園へ。ここは富士山撮影の名所で、夕焼け目当ての観光客が三々五々集ってくる。2月上旬はダイヤモンド富士も見られたそうだ。
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湖沿いを東に15分ほど、長池親水公園へ。ここは富士山撮影の名所で、夕焼け目当ての観光客が三々五々集ってくる。2月上旬はダイヤモンド富士も見られたそうだ。
ここでしばらく夕焼け待機をしていたが、残念ながらこの日は焼けず。富士の上に輝く宵の明星を仰いで帰路に着く。
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ここでしばらく夕焼け待機をしていたが、残念ながらこの日は焼けず。富士の上に輝く宵の明星を仰いで帰路に着く。
日没後、闇の中を西岸のホテルマウント富士バス亭まで歩く。やけに暗いと思ったら、この辺りには街灯というものが全くないんだ。しばらくバス亭を探してしまった。さらにバスが8分ほど遅れており、ダイヤを勘違いしたかと焦る(神経質な都会人)。最後はちょっとハラハラした。
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日没後、闇の中を西岸のホテルマウント富士バス亭まで歩く。やけに暗いと思ったら、この辺りには街灯というものが全くないんだ。しばらくバス亭を探してしまった。さらにバスが8分ほど遅れており、ダイヤを勘違いしたかと焦る(神経質な都会人)。最後はちょっとハラハラした。
山中湖観光と合わせて楽しめる石割山縦走でした。また来るなら湖畔キャンプしたいですね。
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山中湖観光と合わせて楽しめる石割山縦走でした。また来るなら湖畔キャンプしたいですね。