大日岳(劔岳大展望とパウダー)
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- GPS
- 12:32
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,133m
- 下り
- 2,124m
コースタイム
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 12:32
天候 | 曇のち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*藤橋ゲートから人津谷出合まで降雪直後以外は雪はない *人津谷は雪は少なく沢の渡渉が5箇所ほど藪も少々 *文登研前進基地の積雪2m50cm *前進基地から上部は藪も少なくなり快適な稜線歩き、ポコはすべて右から巻ける *2200mから上部の斜面は氷化していてクトー必要 *大日山頂周辺の雪庇は例年より小さい |
写真
感想
今日は水曜友の会のメンバー(YSHR コーエー 兄ちゃん 大魔人)の4人で激ラッセル目当ての大日岳を目指した。兄ちゃん仕事が長引くということで深夜2時立山ゲート発としていた。しかし直前になって兄ちゃんドタキャンとなった。かみさんの声は天の声と言うウチの家訓を忠実に守って子守に専念するようだ。自分の分のラッセルは兄ちゃんに担ってもらおうという甘い考えは見事に砕け散ってしまった。なら老体にムチを打って自分もラッセルするしかない。
3時間仮眠して22時に起床していざ立山町へ、1時過ぎにはゲート前到着、念の為チャリも持ってきたがゲートから除雪はなかった。準備をしているとコーエー 大魔人も到着したので先にスタートしてラッセル開始、帰りに除雪されたら悲しいので敢えて道路の端っこの雪のもっこりした場所をラッセルして行く。コーエーはなぜ端っこにトレースがあるか理解できないと言っていた。うーん甘い。
いきなりの2.5kmのラッセルに汗を流して人津谷出合へ、ここで後続の二人と合流した。ここで先頭を交代して林道をガンガンラッセルする。降雪直後で雪は多いが根雪はないので気をつけないとガリっとくる。人津谷へ入ると雪不足で至るところで沢が出ており渡渉に難儀した。藪もそこそこあるので思うようにルートがとれない上に雪は更に深くなり膝ラッセルとなる。
今日は時間は掛かりそうだが無制限一本勝負だから大丈夫だ。1300m文登研前進基地までたっぷり4時間半、辛かった。積雪は2m50cm、例年の半分くらいだった。ここから上部は流石に藪は少なくなりサクサク歩けるようになったが169cmポンでもラッセルは依然膝下であった。三人で交代でラッセルを回していく。雪見平に出ると空はどんよりしていた。
ここから前大日までポコを避けるためトラバースの連続となる。ここで頑張れば帰りは楽だ。前大日手前で朝日も上がりガスも晴れてきた。目指す大日岳がパーッと眼前に広がりモチが沸騰した。前大日から鞍部まで下り早乙女の上りとなる。通常カチカチでクトーが必要な場所だが降雪直後なのでラッセルはあるが歩きやすくなっていた。
焼岳の雪崩の反省で今日はヒトココを持っている。大魔人と最大700m離れていても探知可能であった。ビーコンはせいぜい40mだからとてもヒトココがあればダブルで救助態勢が整う。ぜひ皆さんも
早乙女の稜線は細いが雪庇はなかった。今日は大日山頂からルンゼには入らずパウダー尾根をピストンの予定。早乙女を過ぎるといよいよ劔岳がお出ましである。ヤッター白い劔岳を拝めた。素晴らしいマンダムな光景であった。左に劔岳、前に大日岳、右に鍬崎山、後ろに毛勝三山、何という贅沢なコースだろうか、たくさんの剱岳の写真を取りながら大日岳へ、斜面が氷化してきたのでクトーを付けた。
大日岳ロックオン、大魔人を先頭にゴール。風もなく穏やかな登山日和だが山頂の雪庇には気をつけよう、立山、剱岳の展望を楽しんだらいざ滑降へ。降雪直後でもあり安全第一で尾根経由で帰る。雪は最高だった。粉を巻き上げながら落ちていく。前大日手前の鞍部まであっという間、ココで登り返して前大日で大休止、振り返ればシュプールが、さらば大日岳、今日は最高だったよ
前大日からは休まずぶっ飛ばす、文登研前進基地への北斜面も最高、登りで苦労した人津谷も快適に落ちていく。コーエーは藪で手こずっていたがもう雪崩れそうな場所はない、ガンガン飛ばしてあっという間に出合から道路へ、やはり除雪が終了しており道路は乾いている。しかし行きに付けた端っこトレースは生きていた。ここを利用してゲートまでスキーで手漕ぎした。大魔人には先に帰ってもらい片付をしながらコーエーを待った。
大魔人到着から30分後コーエーも下山、今日も完全燃焼、何が素晴らしかったって剱岳が最高に素晴らしかった。また来年も来るよ!
コメント
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こんにちは。間違えていたらほんとうに失礼で申し訳ありません。
毎週山スキーで、毎週メンバーの誰かしらが載ってますよね(去年も)。凄いなぁ…と思いながら楽しく毎週読んでます!
これからもケガなく雪山を楽しんでください。見るのを楽しみにしています。密かなファンより。
ありがとうございます。
安全に気を使いながら、怪我なく雪山シーズンを過ごせるようにしたいと思います。
はじめまして。
ヒトココのことが記事になっていたのでちょっとお聞きします。
私も山仲間で親機1台と子機2台を使っています。
親機は専ら自宅に置いております。
ビーコンに似た使い方ということは、全員が親機を携帯しておられるのですか?
それとも親機は一台だけでしょうか?
全員が親機も持つようにしています。ビーコンは数十m、ヒトココは数百メートル捜索可能です。双方使えば捜索はさらに早まります。
ビーコンとヒトココ両方を持てば安心かと思います。
早速のお返事ありがとうございました。
全員が親機を持っておられるのですね。
納得しました。
同時に、素晴らしい山仲間に恵まれて山を楽しんでおられる様子、うらやましいです。
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