鯨山:三陸の海と遠くの雪山を眺めながらの陽だまりハイク
- GPS
- 03:18
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 566m
- 下り
- 580m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山道のコースは良く整備されており、道標も完備。危険箇所は全くない。ただし、下山路に通る伐採地は雨水流や沢の崩壊で荒れている。 |
写真
感想
連休最終日は天気図では最も良い天候のようだ。風が強いくらいだろうから雪山も良いのだが、12月に三陸の霞露ヶ岳に行って、気になっていた鯨山に行ってみることにした。三陸海岸なら天候は間違いなく晴れるだろう。
早朝、道路は湿っているようだが、天気はどうだろうか。霞露ヶ岳に行った時に道は分かったので、効率的に行ける。北上江釣子ICから国道107号線に入ると道路もごく薄い積雪で、釜石道に入っても遠野あたりも薄い積雪がある。やはり昨晩は山から雪が降ったと見える。しかし、釜石に近づくと空も快晴、周辺の山も雪が無い。鯨山の登山口である陸中海岸青少年の家で、入って左に登山届のノートがあるので記入。8:20でも開いていた。
青少年の家から上方へ向かい、第2営火場を横切ると登山口がある。営火場ってキャンプファイアーをやるのかね。葉の落ちた明るい広葉樹林の緩い登りから始まる。この辺りの道は枯れた落葉の絨毯の上を歩く。徐々に急になり、周りはアカマツの木が増えてくる。30分程で、露岩地帯となる。さらに緩く登って尾根にたどり着き、ここがリアスの丘である。稜線上を緩く上下し、390mピークへ。稜線上は樹林帯であるが、冬枯れで樹木の葉がないので、所々で海が眺められる。小ピークから鞍部の十文字分岐までは急な下りとなるが、距離は短い。
分岐からしばらくは、樹間から海も眺められる緩い登りである。樹間からは鯨山山頂も見える。分岐から山頂までの距離の半分まで行ってからロープ場が現れ、急登となる。ロープが設置されているのは4か所?程だったか。でも左程急ではない。ストックを使って上り下りできる程度である。それが終わると岩場の鎖場が何箇所かある。最初の岩場は左から巻く。短い岩場を登り、これが山頂かと思うとまだ、先があった。最後の鎖場を登り切ると山頂の鯨山神社の裏側に出た。社殿の正面に出て参拝し、鳥居の傍で休憩する。
山頂は木が多いが、歩き回ると、合間からほぼ北から東方向に南までの海の眺望が得られる。十二神山やトドヶ崎のある重茂半島、山田湾、霞露ヶ岳のある船越半島、船越湾、大槌湾となる。山では、北西方向に雪を戴く早池峰山と薬師岳がきれいに見えた。西方向のきれいな雪山は片羽山かな。五葉山はその近くのはずなのだが、分からなかった。十分に景色を楽しんでから下る。分岐までの下りも割と楽である。分岐からの大沢川コースは廃林道という感じの道である。途中道標に従って、青少年の家方向へ向かう。伐採地に出ると海が見える所もあるが、周辺は沢の崩壊や雨水流の洗掘で荒れた状態になっている。やはり木々の有難味が解る。青少年の家に戻ってノートに下山時刻を記入して終了。
三陸の低山はやはり冬枯れの時期が最適だった。もしも雪氷があったらとアイゼンも持参したが、天気は快晴で陽も当たって暖かく、風も左程ではない。良い天候の陽だまりハイクだった。
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