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Yamareco

記録ID: 2247640
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

立岩(ぐんま百名山)

2020年03月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:54
距離
4.7km
登り
611m
下り
598m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:40
休憩
0:12
合計
2:52
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【往路】
車:高崎⇒国道18号⇒県道10号⇒国道254号⇒下仁田
  下仁田⇒県道45号⇒県道93号⇒県道201号⇒線ヶ滝登山口

下仁田からの県道区間は、片側1車線の広々とした区間もあれば、中央線のない対面通行区間もあります。また、南牧中学校を過ぎた辺りからは、道幅が車1台分となる区間もありますので、スピードの出しすぎには注意しましょう。
途中、台風被害と思われる陥没箇所もありましたが、全体としては登山口まで舗装された道路ですので普通車でも問題ありません。

登山口の駐車場は行儀良く停めれば10台程度は停められそうです。
県道の行き止まりが駐車場となっているので、混雑時は路駐しても大丈夫そうな印象です。

【復路】
往路をそっくり逆に辿って帰りました。
コース状況/
危険箇所等
【登山口〜山頂】
登山口から200mほどで直登コースの分岐です。直登コースは中級者向けとの表示がありました。周回してみての感想ですが、威怒牟畿不動を経由して立岩に向かうコースも、決して初心者向けではありません。どちらから行っても立岩に登るのは鎖場を通過します。
立岩の直下までは勾配も緩やかで安心・安全なコースです。
1つ目のベンチを過ぎた辺りから、そそり立つ岩に向かっての登りとなり、ここから先が要注意区間です。
ロープが張られた直登区間は足元が滑りやすいです。ここを過ぎると右側の岩に沿って少し歩いたあと、浮石の多いガレ場。距離は短いですが気を使う区間でした。
この区間が終わると、道がない!?見回してみるとへんてこな方向に案内表示がある!
鎖の付いた細い岩棚を登る区間の登場です。幅は50cmくらいあるのでしょうか?登り進行に対して右側は崖。途中で木が張り出していたり、斜めに傾いていたりするのでビビリな私には怖い場所でした。
ここから先は常に左右どちらかが切れているような場所が多くなりますので慎重に歩いてください。

【山頂〜威怒牟畿不動分岐】
山頂から急降下します。鎖やロープはしっかり整備されています。この区間は北側斜面だからでしょうが雪が残っていて慎重に歩きました。
標高にして100〜150mほど下降すると、水平歩行となりますが、威怒牟畿不動分岐までの間に大小3つほどの岩峰が出現します。
1つ目は巻き道があり労せず通過。2つ目は巻き道はなく岩峰に登って超えなければなりません。見た目は垂直に近い5mほど。鎖がかけられていますしホールドもしっかりしているので怖がらなければ大丈夫。3つ目は小ぶりの岩でせいぜい1mくらいです。
3つをクリアすると威怒牟畿不動の分岐は間もなくです。

【分岐〜威怒牟畿不動】
進行方向に対して左側は崖。足を滑らせでもしたら、随分下まで転げるでしょう。登山道はしっかりしていますが、落ち葉で覆われているので慎重に歩きましょう。
威怒牟畿不動は祠などは崩壊寸前ですが、上から滴る滝(水滴?)を裏から見ることができますので立ち寄ってみると面白いと思います。

【威怒牟畿不動〜登山口】
全体的に勾配はとても緩やかですが、昨年の台風の影響で、登山道が削り取られた箇所がいくつかあります。
幅2〜5m、高さ2mほどの崩落なので、飛び越すこともできません。

その他周辺情報 【温泉・入浴】
星尾温泉 木の葉石の湯(\800)
線ヶ滝登山口から県道93号に降る途中にあります。

【コンビニ等】
下仁田駅付近にあるコンビニが最後です。買い物はここまでに済ませることが無難。
県道区間に「道の駅なんもく」があり、軽食・飲料は販売してました。

【登山届】
「道の駅なんもく」に登山届け提出用のポストがありました。
線ヶ滝登山口にポストはなく、ネットでの提出を推奨している看板がありました。

【バッジ】
なし
登山口
行儀良く停めれば10台くらいは停められそうです
2020年03月07日 10:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 10:41
登山口
行儀良く停めれば10台くらいは停められそうです
登山口からしばらく川沿いを歩きます
2020年03月07日 10:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 10:41
登山口からしばらく川沿いを歩きます
200mほど歩くと分岐。
迷わず直登コースを選択
2020年03月07日 10:46撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 10:46
200mほど歩くと分岐。
迷わず直登コースを選択
最初のうちは緩やかな登山道
足元も優しいし登山道も明瞭です
2020年03月07日 10:49撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 10:49
最初のうちは緩やかな登山道
足元も優しいし登山道も明瞭です
第1崩壊地。鎖が渡されてました。
この先のベンチから本格的な立岩登山となります
2020年03月07日 11:20撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:20
第1崩壊地。鎖が渡されてました。
この先のベンチから本格的な立岩登山となります
木々の向こうに見える岩塊に登るんですね。
圧迫感すごいです
2020年03月07日 11:22撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:22
木々の向こうに見える岩塊に登るんですね。
圧迫感すごいです
ここも台風で流されたのでしょうか?
足元が滑りやすく、力を込めねばなりませんでした
2020年03月07日 11:23撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:23
ここも台風で流されたのでしょうか?
足元が滑りやすく、力を込めねばなりませんでした
ここのガレは浮石だらけ。
勾配がきついので自分が歩くのも大変ですが、後ろに人がいたら石を落とさないように細心の注意が必要です
2020年03月07日 11:29撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:29
ここのガレは浮石だらけ。
勾配がきついので自分が歩くのも大変ですが、後ろに人がいたら石を落とさないように細心の注意が必要です
また、右側の岩に沿って登っていくと、突如登山道を見失います
2020年03月07日 11:32撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:32
また、右側の岩に沿って登っていくと、突如登山道を見失います
良く見ると右斜め後ろに登るルートがありました
2020年03月07日 11:35撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:35
良く見ると右斜め後ろに登るルートがありました
崖地をトラバースして立岩のコルに到着
ルートを振り返って撮影してます
2020年03月07日 11:38撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:38
崖地をトラバースして立岩のコルに到着
ルートを振り返って撮影してます
短いですが蟻の門渡りみたいなところもあります
2020年03月07日 11:43撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:43
短いですが蟻の門渡りみたいなところもあります
ここを登れば山頂かと思いきや
2020年03月07日 11:56撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:56
ここを登れば山頂かと思いきや
期待は外れ細尾根歩き
この細尾根の途中にベンチがあるんです
2020年03月07日 11:57撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:57
期待は外れ細尾根歩き
この細尾根の途中にベンチがあるんです
景色は一気に開けました
2020年03月07日 11:57撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:57
景色は一気に開けました
ようやく山頂に到着
標識が倒れていたので・・・
2020年03月07日 11:59撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:59
ようやく山頂に到着
標識が倒れていたので・・・
実際はこんな風景になっていました
2020年03月07日 11:59撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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3/7 11:59
実際はこんな風景になっていました
経塚山とローソク岩
その向こうに浅間山が見えていました
2020年03月07日 11:59撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 11:59
経塚山とローソク岩
その向こうに浅間山が見えていました
山頂からの降り区間は雪が残っていました
2020年03月07日 12:11撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:11
山頂からの降り区間は雪が残っていました
1つ目の岩峰
これは左から巻いていきます
2020年03月07日 12:14撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:14
1つ目の岩峰
これは左から巻いていきます
2つ目
巻き道はなく登り必須
2020年03月07日 12:20撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:20
2つ目
巻き道はなく登り必須
3つ目
特に問題はない
2020年03月07日 12:25撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:25
3つ目
特に問題はない
その後も細尾根歩きは続きます
2020年03月07日 12:26撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:26
その後も細尾根歩きは続きます
威怒牟畿不動分岐から下降を開始しました。
登山道左側は常に急峻な斜面です
2020年03月07日 12:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:37
威怒牟畿不動分岐から下降を開始しました。
登山道左側は常に急峻な斜面です
落ち葉に覆われているので滑らないように注意
2020年03月07日 12:41撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:41
落ち葉に覆われているので滑らないように注意
程なくして威怒牟畿不動に到着
祠はぼろぼろですが、オーバーハングしている岩の迫力はすごい
2020年03月07日 12:46撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
3/7 12:46
程なくして威怒牟畿不動に到着
祠はぼろぼろですが、オーバーハングしている岩の迫力はすごい
岩の上部から水が降っている
白いところが滝つぼに当たる場所で、雪ではなく氷のようです
2020年03月07日 12:56撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:56
岩の上部から水が降っている
白いところが滝つぼに当たる場所で、雪ではなく氷のようです
威怒牟畿不動の案内
2020年03月07日 12:58撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 12:58
威怒牟畿不動の案内
登山道崩壊地
向かいのピンクテープには登れず、写真右側に迂回して登山道に復帰
2020年03月07日 13:07撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 13:07
登山道崩壊地
向かいのピンクテープには登れず、写真右側に迂回して登山道に復帰
登山道崩壊地
3mくらいあったと思います。ロープを伝って降りました
腕力必要ですよ
2020年03月07日 13:18撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 13:18
登山道崩壊地
3mくらいあったと思います。ロープを伝って降りました
腕力必要ですよ
何もなければこんな緩やかな道です
2020年03月07日 13:26撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3/7 13:26
何もなければこんな緩やかな道です
帰りに線ヶ滝によってみました
螺旋階段を下りると滝つぼまでいけるようです
ちなみに、高所恐怖症の方は無理だと思います
2020年03月07日 13:45撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
3/7 13:45
帰りに線ヶ滝によってみました
螺旋階段を下りると滝つぼまでいけるようです
ちなみに、高所恐怖症の方は無理だと思います
帰りがけに車を停めて撮影しました
もっとアップにすればドロミテっぽいのかな?
2020年03月07日 13:53撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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3/7 13:53
帰りがけに車を停めて撮影しました
もっとアップにすればドロミテっぽいのかな?
登山届けは「道の駅なんもく」にポストがありました。
登山口にポストは無く、ネットでの提出を案内してました
2020年03月07日 14:13撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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3/7 14:13
登山届けは「道の駅なんもく」にポストがありました。
登山口にポストは無く、ネットでの提出を案内してました
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 予備靴ひも ザック アイゼン チェーンスパイク 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 携帯 時計 サングラス ナイフ カメラ

感想

遠くにいけないときは群馬百名山めぐり。
今日は1日車を使っていても大丈夫そうなので、長野県境となる立岩を目指してみました。
群馬は岩が生えているような山が多いし、特にこの山域は岩山だらけですね。
下仁田までは、もう慣れた道。ここから南牧に向かう道を走るのは初めてでした。すごく山奥だと聞いていたので、民家もほとんど無いのかと思っていましたが、意外に住民は多いようです。道路は時折中央線が無くなりますが、概ねは片側1車線の道路で何の問題もなく走行できます。
南牧の街を過ぎてからは急に道幅が狭くなり、車1台が通れるだけの道幅となる所もありますので走行には中止してください。
登山口からしばらくは緩やかな登山道でしたが、岩峰が間近になってくると勾配がきつくなり、いよいよ危険ゾーンに入っていきます。
下から見ても見上げるような岩峰なので山頂付近は必ず片側が切れ落ちているような稜線歩きになって行きます。それでも山頂までは比較的穏やかですが、山頂から先は降りも急だし、ちょっとした岩場も出てきますので慎重に歩いたほうが良さそうです。
下山道は、昨年の台風の影響で登山道がいたるところで崩壊しており、通行に難儀する場所もありました。

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