横沼テント泊

- GPS
- 24:39
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 906m
- 下り
- 906m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 5:55
- 山行
- 2:44
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:05
8日 07:00横沼周遊07:20−07:40逆川岳(ザックデポ)−08:40横岳09:00−09:20逆川岳09:30−10:20城ケ倉大橋
| 天候 | 晴れ〜 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
| 個人装備 |
スノーシュー
スキー
|
|---|
感想
最高の天気に恵まれ、楽しいテント泊でした。
先週赤沼に続き、横沼も歩いてしまいました。
土曜日は気温が低く、霧氷が午後まで残り、日差しもあるので、雪面キラキラ✴キラキラ。ガチャポチスノーハイクから横沼ほとりのテント場に戻ると夕方のはじまり、このまま外に座って日暮れを見ていたいと強く思いました。
日曜日、横岳がほんのりピンク、これがモルゲンロートなのね。そして、横沼の散歩。マイナス10度のキリっとした空気の中、湧き水が丸い模様で凍りついている様はステキでした。
やはり、登山の中で雪山テント泊が一番好きと再確認しました。
冬期間、毎週のように仙人岱避難小屋に登っていたころ、昼食は袋ラーメンに魚肉ソーセージを入れて食べていた。とある先輩に、山でラーメンを食べる際には、汁が余ったからと言って捨てる場所もないので、茹でる際の水も必要最低限とし、必然的に味が濃くならないよう粉末スープも7割〜8割の投入とすると習い、なるほどと実践していた次第。
今回のテント泊では、山では久しぶりの袋ラーメンでの夕食とし、食べ慣れたチャルメラを買いに行くと、なんと袋のデザインがギラギラしたものに変わっており、探すのに苦労しました。チャルメラは、屋台を引いてチャルメラを吹くおじさん絵柄が定番だったのに、とても残念です。これも時代の流れなのでしょう。
さて、天気予報は両日とも穏やかな予想、特に日曜日は県内全域で晴れ。今冬、これまで月に1回のテント泊を企画してきたが、濡れ雪、厳寒、大雪と天気に恵まれず、悪戦苦闘。今回は穏やかなテント泊となるかどうか。あまり晴れると、泊りの荷を背負っての山行は暑くてバテルので、ほどほどで願いたいところ。
城ケ倉大橋の駐車場に着くと、なんと駐車場は工事の資材置き場となっており、やっとのことで2台の駐車場所を確保すると、工事関係者いわく、泊りであればここに止めろ、と工事車両を移動させて駐車スペースを確保してくれる。感謝。駐車場南端の雪の壁を崩して、キックステップで雪上に上がり、逆川岳を目指す。大澤と小山内はスノーシュ、古川はスキーである。
3月上旬の南八甲田はいつも凍った雪面に悩まされるので、スノーシュを選択したが、数日前から降った雪が10〜20僂曚廟僂發辰討り、スキーでもなんら問題なく、急斜面を登ることができる。ブナの枝が雪をまとっており、山一面、白い花が咲いたようにきれいだ。天気予報では、土曜日は曇りであるが、午前中から青空が顔を出している。
天気が良く見晴らしも利くので、山頂を真っすぐ目指さず、渓谷寄りに歩いて酸ヶ湯展望所に寄ることにし、時々小休憩を入れてゆっくり登る。こんなに天気が良いのに、誰も登ってこず、山は貸し切り状態である。まあ、世間は、土曜日もたくさんの方が仕事をしているわけであって、常に週休二日の人は少ないのかもしれない。
酸ヶ湯展望所で北八甲田を眺め、ブナ林からトドマツ地帯に入ると、いつもの大きくうねって直進するのが困難な山頂付近は真っ平である。進路取りに苦労することもなく、逆川岳に到着。逆川岳から南側には西風により大きな雪庇が付いているので、いつものように、山頂の北側から横沼に下降する尾根に取付こうとすると、今年は、山頂から北側に雪庇があり、南側には雪庇がない。一旦、山頂から南側の稜線に出て、横沼に続く尾根にトラバースした後、尾根を下降して横沼に降りた。
テント場を定め、腰を下ろして昼食後、整地してテントを設営。大澤と小山内は2人用テント、古川はマイテントである。サブザックを背負って予定どおりガチャボッチを目指す。見晴らしが利くので、今回は横沼から姉沼、南の湿地を経由して、横岳沢に降りないよう、横岳の裾を巻いてガチャボッチを目指すことにする。
横岳から櫛ケ峯に続く郡界尾根は、いつもは馬の背のようになだらかであるが、今回はあちこち凹凸があり、これが郡界尾根?と見間違うほどであった。このコース、結論から言えば、上り下りは少ないものの、距離が長く、あまりお勧めではない。
ガチャボッチの山頂に登ると、空には少し雲があるものの、360°見晴らしが利く。雲の流れにより、櫛ケ峯は白く輝いているものの、下岳は影となっており、この陰影が時々刻々と変化していくのが面白い。山頂からテント場が見えるよと声をかけると、ほんとに?との声が返る。テント場からガチャボッチが見えるのであるから、ここからテント場が見えるのは当然。よって、帰路はテント場目指して、直進することにする。
標高1200mの大きな湿原まではテント場が視認できたが、ここから下はトドマツ林で見えないので、遠くに見える田茂萢岳山頂を目印に歩く。その後、横岳沢に入って高度計で高度を確認しながら、南の湿地目指して丘を越えると、往路に通った南の湿地にでた。なるほど。この帰路が横沼からガチャボッチを目指す最適ルートであろう。
予定どおり16時前にテント場に帰ると、日差しでテント内はポカポカ。疲れた体を休めた後、雪を融かして4Lの水を作り、袋ラーメンに刻んだキャベツとソーセージを入れて夕食とし、久しぶりに馴染んだ味を堪能して大満足。古川から白和えの差し入れ有。人参が安くなるこの時期に毎年自分で料理するとのことで、年に1回のため、調味料の塩梅が難しかったとのこと。美味しくいただきました。
日が暮れて外に出ると、西の空に宵の明星が明々と輝いていた。東の空には月が光り、ガチャボッチの上にはオリオン座。好天に感謝、感謝。宵の明星は横岳の上に街路灯でもあるのかと思うほど明るく輝いており、星がこんなに大きく輝いているのを初めて見た。
19時には就寝とし、ガスストーブを消火し、歯磨きをして、好天につられて外で長居をしていると、急に体が震えだし、急いでテント内に戻り、再度点火してガスストーブで温まる。風雪はないものの、外は相当冷えているのであろう。しかし、二人用のテントで、各々シュラフに包まると、寒さを感じずに朝を迎えることができた。
5時過ぎに起床して、テント内を整理し、朝食を食べる。今日も晴天である。6時前から日が昇るにつれて、空や横岳の色が変化していくのがきれいだ。7時出発として、撤収作業を始め、7時前に撤収を終えた。朝の散歩として、逆川岳に登り返す前に、横沼を一周することにし、反時計周りに回ると、横沼の西端に畳4枚ほどの水面が露出していた。近づくと、湧き水が湧き出しているらしく、同心円状に凍った跡が数カ所確認できた。見たところ、窪地周辺の横沼の上には1m以上の積雪があるので、湧き水は結構温かいのであろう。
テント場に帰り、逆川岳に登り返す。いつもは難儀する登り返しであるが、往路をそのまま辿ると、20分ほどで登り返し、難なく逆川岳山頂着。あまりの好天に、本日日帰りで駒ケ峯を目指す山崎さんに大澤から南北八甲田全快である旨電話報告。小休憩後、ザックをデポして、サブザックを背負い、横岳を目指す。昨日は一切なかった横岳東斜面にスキーで滑降した跡がある。明らかに今日滑り下りたものらしい。8時前である。
逆川岳から横岳に続く稜線には雪庇がほとんどないので、昨日のトレースを確認しようと、稜線上を横岳目指す。いつもは大きくうねっているトドマツの間も、ほとんどうねり無し。気楽なスノーハイクとなる。あまりの好天で、帽子と上着を脱ぎ、フリース1枚で登る。昨日のガチャボッチに続く往路帰路のトレースが良く見える。
山頂に近づくと、沖上平方面から登ったと思われる5人パーティが横岳に続く稜線上を歩いている。姿はよく見えないが、こちらに手を振るので、姿格好から福士さんグループかなと思うも、この時間に、ここにいるのは解せない。山頂に登りきると、やはり福士さんであった。なんでも青森から黒石まで高速を飛ばし、黒石側のゲート手前を6時半に出発したとのこと。同行している男性曰く、先行者がいたらしい。この先行者がスキーの滑走跡なのであろう。福士さんグループは櫛ケ峯目指して横岳の南尾根を下りて行った。
横岳山頂までフリース1枚で登ったのは初めてであろう。さすがに山頂に長居するには風もあるので上着を羽織ったが、横岳からは周囲の山がすべて見え、陸奥湾の奥には、遠く下北の山々も見える。大岳や櫛ケ峯、岩木山に登るのもいいが、そこに登っては、この景色は堪能できない。竹内さんが写真撮影のため、横岳にテント泊をする気持ちがよく分かる。
山頂からの帰路は往路を辿り、逆川岳目指して下山。古川はシールを外して滑走した。逆川岳で腰を下ろして行動食をとり休憩。デポしたザックを回収して下山となる。古川は泊りの重い荷を背負いながらスキーで滑走していった。
帰路は酸ヶ湯展望所に寄らずに直線的なコース取りで下山していると、昨日の我々のトレースを辿る男性が一人登ってきた。その後、若い女性組3人、二人はスノーシュであるが、残りの一人はスキーを履いて、スキーを背負っている。んっ??? その後も、単独の男性が2人、男女の3人組など続々登ってくる。昨日に比べると、今日の逆川岳は大賑わい。駐車場に降りると、カメラマンらしい男性が、車を駐車するスペースがないらしく、右往左往していた。今日明日の予定で横岳に泊まるとのこと。早速当方の車を出して空きスペースを提供した。
なにもこんなに好天でなくてもいいのに、というほどの好天に恵まれた2日間。今冬のテント泊は天気に恵まれず、予定したコースを歩くことができなかったが、月に1回のテント泊を計画すれば、こういう日に当たることもある。久しぶりに予定どおり歩き、汗だくだくで、顔が日焼けしたテント泊であった。
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久しぶりに皆さまにお会いできて嬉しかったです。
素晴らしく良いお天気で、ステキな週末でしたね!
こちらも櫛からの眺め良かったです!
✨星空のお話聞いて、テント泊かぁ〜、いいな〜、と(^^)
私もおしゃべり出来てとっても楽しかった。
次はどこで一緒になるかな、楽しみです。
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